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_お酒の後には__🍸🫧
来たことの無いダレイの部屋をじっくり見渡すものも居れば弄りまくる者も目に止まった
来る途中に買ってきたであろうスーパーの袋を持ちながらノアは台所を探す
「んじゃ適当につまみでも作る!キッチン貸してくれダレイ」
「僕も手伝います」
ノアのあとを追いかけるように、レオンと二人はキッチンへと向かっていく
後を追いかけようとしたが、リビングで課長が1人になってしまうと思いダレイはその場から離れなかった
「お前が無事退院してくれて良かった」
「色々身勝手にすみませんでした」
「いや、後押ししたのは私だ」
レオンがグラスとワインを持ってくる
課長との会話を邪魔せず,話も盗み聞く様子も無くキッチンへとノアの手伝いをしに行った
「課長,飲みますか?」
「2人が揃ってからでいい…折角用意してくれてるのだから気長に待つとしましょう」
その数分後、ノア達がお皿に料理を乗せて戻って来た
「あれ?先飲んでくれててもいいのに」
「4人いるのだから、レオンの気遣いは受け取るわ、ありがとう」
「いえ…」
照れ混じりに、レオン共にノアと2人は席に着く
「そんじゃ!ダレイの退院を祝って…!乾杯!!」
4人の持つグラスがノアの掛け声と共にキーン…とふちが重なる
ノアとレオンの作った料理を食べながら、4人は楽しいひと時を一夜にして過ごす
____数時間後
「だからさ〜…刑事の仕事って意外と楽しいなぁ〜って思ったのよ」
机に顔を付けて酔いつぶれるノア
その横でノアの様子を見ながらお酒を混み続けるダレイとレオン
食事もそろそろ終盤の頃になった
「ノア飲み過ぎだぞ」
ダレイが注意するもノアはうろうろの目でグラスを見る
「……ン…皆が飲んでくれるから〜俺も飲める〜」
「レオン、お前も何か言ってやってくれ…」
レオンがお酒を飲む手を止める
「いえ、今日くらいは許してあげてください、ノア先輩はずっと僕らと飲むのを待っててくれたのですから」
「さっすが!!レオンちゃん!たまには柔らかくならないとね〜」
そう言いながらレオンの頭を乱雑に撫でまくる
嫌そうな顔を見せるがそれでも何を言わずに料理を口に運ぶ
「酔っぱらいの相手も大変だな…」
ダレイが笑いながらそう言い横を見ると、既にお腹いっぱいになった課長はソファで眠ってしまっていた
課長のそういう所は、昔から思うが子供らしい
ダレイもワインを飲むが…なかなか減りが遅い
(…美味くないな…)
お酒なんて全部同じだと思っていたが
あのBARのカクテルがいちばん美味い
(入れ方が美味いのか…流石だな)
「ダレイ先輩、少々お手を借りてもいいですか?」
レオンに呼ばれ、視線をあげるとレオンの肩に、もたれ掛かるように寝てしまったノアの姿があった
「あ、あぁ…枕と布団持ってくる」
「…よし、こんなものだろう」
「助かりましたダレイ先輩」
持ってきた布団をそのままかけノアを寝かせながらレオンと話す
「色々読めない奴だが、ノアは良い奴なんだ」
「分かってます」
「ほう?」
「僕、ノア先輩に驚かされてばかりです」
その場で立ち上がり廊下の方へと進む
「ダレイ先輩、御手洗借ります」
「あぁ…そこを左だ」
レオンが席を外す
その間机を掃除しようとダレイが食器を片付け始めた時、インターホンが鳴った
(誰か呼んだのか…?)
片付けてる途中だったが腕を止めて玄関の方へと歩き出す
しかし扉を開けても誰もおらず、1枚の手紙だけが玄関の前に置かれていた
それを取り、内容を読む