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彼女の腕をグイッと引き寄せ二人で真新しいベッドにドサっと寝転んだ。 まだ何にも染まっていない新しい布団の匂いがする。この匂いが段々俺と美桜の匂いになっていくのかと思うとちょっとゾクゾクした。
「あ、新しいお布団だから……よ、汚さないようにしないとね……」
恥ずかしそうに布団の心配をする彼女にはまだそんな事を考える余裕があるのか、とちょっと意地悪したくなった。
「なに? 美桜はそんなに布団汚すほど濡れちゃうんだ」
「なっ!!! ち、違うし!!! その、初めてだから血が出ちゃうのかな……って、てかこの歳で初めてとか引くよね! その、漫画ではしょっちゅう見てるんだけど、リアルは初めてなので宜しくお願いします!」
次から次へと出てくる美桜の言葉に彼女は不安を抱いているように感じた。もう一度彼女を引き寄せ抱きしめると少しだけ肩が震えている。大丈夫だ、という気持ちを込めて彼女の頭を撫でた。けれど俺にとってこんなにも嬉しい展開はない。だって美桜の最初で最後の男になれるのだから。不安をなるべく取り除き、史上最高に蕩けるような初めてのセックスにしてあげたい。
俺の腕の中でオロオロしている美桜。子供を宥めるかのように背中もさすった。
「美桜。俺さ、最高に嬉しいと思っちゃったよ。俺が美桜の最初で最後の男になれるなんてこんな嬉しい事ないよ。俺に全てを委ねて大丈夫だから、なるべく痛くないように沢山時間をかけて美桜を気持ち良くするからな」
下から俺を見上げる美桜の目にはまた涙が溜まる。それを指で掬い上げペロリと舐めるとまるで美桜からの媚薬のように俺の身体の中を熱く燃えるように溶け込んでいく。
「美桜、好きだよ」
彼女の柔らかい唇に吸い付き舌を入れると、一生懸命に俺の舌に応えようと動かしている美桜が可愛くて、彼女の舌を捕まえては吸い上げ、口蓋を優しく舐め上げると彼女の口の隙間から甘い声が漏れる。ショートパンツを履いていたので素肌が露わな彼女の脚に自身の脚を絡める。
真昼間の新しい寝室に二人の熱い吐息とクチュクチュといやらしい水音が響き渡る。
「んんっ……んぅ……」
彼女の身体の力が少し抜けたところで一つずつブラウスのボタンを外すと陶器のようにきめ細かく綺麗な肌が露わになった。
小柄で華奢なのに二つの膨らみは大きく、下着から零れ落ちそうなほど。美桜は意外と着痩せする方だったみたいだ。
「は、恥ずかしいからあんまり見ないでっ」
隠そうと両手で胸を覆う美桜の手を退け、胸にキスを何度も落とした。
「こんなに綺麗なんだから隠しちゃダメ。俺だけが見れる夫の特権なんだから」
ブラジャーのホックを外しブラウスと一緒に脱がせる。窮屈そうにしまわれていた胸が解放され、さらに柔らかさが増す。優しく揉みしだくと、俺の手によって形を変え、プクリと胸の先端が可愛く突起した。
それを優しく舐め上げると、ビクンッと大きく反応する美桜が可愛くて片方の乳首は舌で舐め上げもう片方の乳首は指で優しく撫で回す。
「んあぁっ、隆ちゃんッ……はっ……んんっ」
そのまま唇を下に下に這わせ、両手で胸を揉みながら彼女のくびれに、臍にキスをした。
感じてくれているのかモジモジと膝を擦り合わせる美桜の脚からスルリとショートパンツと一緒にショーツも脱がせようとすると美桜の手によって邪魔をされた。
「やっ、ちょ、ちょっと待って……やっぱり恥ずかしいよ……」
「俺は美桜の隅々まで全部見たいよ、綺麗だから」
「じゃあ、せめて暗くしてっ! 明るすぎるよ〜」
まぁ確かに真昼間だから部屋はもちろん明るい。
でも俺はそれはそれで明るくて最高だな、とか思っていたけれど美桜がお願い、と泣きそうな顔で懇願してくるので遮光カーテンを閉め、部屋を薄暗くした。