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#冴潔
『…すご』
「えへー!そうでしょお!」
シャルルを近くの広場に連れていくと、サッカーボールを足で自由に操っていた
「みてー!タップリフト♪ 」
『…なにその変な動き』
「変じゃないし!立派なサッカーの技だよー?知らないのぉ〜?」
ウザぁ…
でも、本当に凄いなぁ、シャルルは…
あんな動き、常人には出来ないよ…
「…オネーサン?」
『…考え事してただけだから』
シャルルはもうサッカーに飽きたようで、私の隣に座った
「オネーサン!俺、このホームステイ生活が終わったら”ブルーロック”っていう企画に参加すんだ!」
『ブルーロック…?』
あぁ、今話題のか
「なんかそれが放送?するらしいから、オネーサンも見てよ!」
『気が向いたらね〜…』
「えぇ?!オネーサンの薄情者!」
シャルルはそう言いながらほっぺを少し膨らませた
『…そういえばシャルル、前から言ってるロキって人は誰?』
「えー?ロキは俺のチームメイト!!」
『へぇ…仲良いの?』
「うん!」
…なら良かった
「んへー…味薄い〜!」
『仕方ないでしょ!ここは日本!』
「え〜?でも味薄いよぉ〜!」
シャルルは口をとんがらせながらご飯を頬張った
…今度から味濃くしてみよっかな
って私なんでシャルルに流されてんの!
大体!私は被害者側だしっ
『明日は朝からバイトあるから、冷蔵庫に入ってる朝ごはん食べて』
「え〜?朝からぁ?俺と遊んでよ〜!」
『無理!断固拒否!』
「ひっどーい!」
シャルルはそう言いながら泣く真似をした
『シャルル、お風呂湧いたけど…入る?』
「入るー!」
『はぁ…』
これから、どうしよう…
このまま夏休み終わるまでずっとこんな生活なのかな…?
…シャルルには罪ないんだし…こう考えても無駄か…
「オネーサン?」
『うわぁっ?!…なんだシャルルか』
てかお風呂上がるの早いな…外人はそういうもの…?
「ねね!オネーサンずっと考えてたんだけどさ〜」
『…何?』
「オネーサン、一人暮らし寂しくないの? 」
『…別に、逆に…気が楽だよ』
「んえ?なんで?」
…私自分語りあんまりやりたくないけど…
でも…
『私、お母さんと大喧嘩して一人暮らしになったんだ』
「えーママと?おもしろ〜!」
『ちょっと今真剣な話中だから!』
「ごめんって〜!それで、なんで喧嘩したの?」
『…進路のことで』
「え、進路?」
『うん、お母さんには医者になりなさいって言われて…でも私の学力じゃ無理だから… 』
…ま、こういうのは漫画とかでよくある話だよね
「え〜?そんなの従わなければいいじゃん! 」
『そんなの自分で分かってるよ…!でも』
「でも?」
『…もう、私のことを気にかけてくれる人は、お母さんしかいないの』
「え〜?そうかな?」
…結構本心言ったつもりなのにあっさり返された…
『…ま、シャルルが言った通りかもね』
「そーだよ!天邪鬼に行っちゃお😈」
『…ははっ、なにそれ』