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湊さん、第20話読み終えたわ!ナオヤがセイトからの連絡なくて不安になって、学校でも塞ぎ込んでしまうとことか、すごく切なかった…。リュウキとハヤトの優しさに救われたシーンはじんときたな。最後に「セイちゃんのとこ行ってくる」って決意したのが良かった!2人の関係がどうなるか気になるわ🔥
ーーーナオヤside
″ピピッ、ピピッ ″
ナオヤ「…ん」
もう朝か。
エイキとの電話を終えたあと
何も考えたくなくて
そのままゆっくりと目を閉じた
気づけば眠ってしまっていたみたいで
目を覚ますと窓の外から光が差していた
ナオヤ「…」
無言で枕元のスマホを開くけど
セイちゃんからの連絡はあらへん。
…ほんま、何考えてるんよ..。
重たい体をフラフラと起こし
リビングへと降りた
ーーー
身支度が終わり、ふと携帯を見ると
時刻は7時30分を指している
..セイちゃん。お迎え来てくれへんのかな。
そう不安が募る
8時になってもインターホンは
しーんと静まり返っていた
ナオヤ「…行こ。」
セイちゃんが
迎えに来ないことを悟って
気だるげに鞄を持って家を出た
ゆっくりと学校への道のりを歩く
駅に着いた時点で8時20分、
ナオヤ「..遅刻じゃん。 」
そう呟いて駅のホームへと入った
📞…
ポケットのスマホが振動する
画面には″エイキ″の文字
…
ナオヤ「もしもし」
エイキ「あっ、ナオちゃん?今日学校こないの?セイトも来てないみたいだけど、」
電話に出ると、焦っているような
声色でそう聞いてくる
セイちゃん..行ってへんねや。
ホッとしたような、心配なような
そんな複雑気持ちになった。
ナオヤ「…今、行ってんでっ!ナオ、ちょっと寝坊してもうてんー笑」
気まずさを 紛らわせるように
明るく振る舞う
エイキ「..そっか。先生には上手く言っとくから、気をつけてきなよ」
そう言ってエイキは電話を切った。
…はぁ。行きたくない。
心の中でそう呟きながら
電車へと乗り込んだ。
ーーー学校
学校に着いた頃にはすでに
ホームルームが終わっていて
廊下ですれ違った川縁先生から
″お腹、大丈夫か?″そう声を掛けられた
エイキ…お腹痛いって誤魔化してくれててんや。
ナオヤ「あっ..大丈夫です。」
小さく返すナオに、″お大事になー″
そう言って職員室へと戻っていく先生
″ガラガラ″
教室のドアを開けると、窓際の席は
2つ空席になっていて、セイちゃんが
来ていないことを自覚する
…セイちゃん、来てへんのやったら
おもしろくないなぁ..
そう呟き
ガヤガヤと騒がしい教室を
後にして、屋上へと向かった。
ーーー屋上
屋上で1人、ベンチに寝そべっていた。
雲ひとつない綺麗な空を見上げ
セイトとの出来事を無意識に思い出す。
ナオヤ「…っ。」
ツーッと涙が頬を伝い
とめどなく溢れてきた
ナオはただ、、。
セイちゃんと一緒にいたかっただけやねん..。
考えれば考えるほど、涙が止まらない
″ガチャっ″
ふと屋上のドアが開いた
リュウキ「…あれっ?ナオくん?」
そう言いながら入ってきたのはリュウキだった
ナオヤ「…っ。」
咄嗟に顔を手で覆い、泣いていることを
悟られないようにする
リュウキ「え..ナオくん泣いとるん!?」
大きな声でそう叫ぶリュウキ
ハヤト 「ねえ、リュウキ。そっとしといて上げなよ。」
そう言いながら、リュウキの後ろに
気まずそうに立っていた男の子が
こちらを見つめる。
ハヤト「僕、ハヤトって言います。リュウキと同じクラスの…」
ハヤト..この間ファミレスにいた子かな..
ナオヤ「あっ..うん。よろしくね、。」
リュウキ「ねえ、トムでもさっ!?ナオくん泣いとるんよ!?」
リュウキが大声怒ったように
ハヤトへ声をかける
ハヤト「..わかってるけど。ナオヤくんにも事情があるんでしょ。」
そう言われ、シュンっと犬のように
小さくなるリュウキ
ナオヤ「…ふふっ。笑」
まるでお母さんと子供のような2人のやりとりに
思わず笑いが零れる。
リュウキ「あーっ!笑なおくん笑った!笑」
嬉しそうにピッカピカの笑顔で
笑うリュウキについ、つられて笑ってしまう
ナオヤ「ははっ笑トムくん..って呼ばれてるんやねっ?大変やね、赤ちゃんのお世話してるみたいっ笑」
ハヤト「ほんとにそうっ!笑大変なのっ!」
人懐っこい笑顔でそう話すハヤト
″ナオもトムって呼ぶなー?笑″
そう言うと、″ハヤトもナオちゃんって
呼ばせてもらうねっ″そう嬉しそうに頷いた
リュウキ「..ねえナオくん。なんで泣いてたん?」
性懲りもなく聞いてくるリュウキに
不思議と悪い気がしなかったナオは
セイちゃんとの出来事を素直に話す。
リュウキ「…セイちゃん、苦しいやろな 」
そう、心配そうな顔で俯く。
ハヤト「…2人の関係が今までどんな物だったのか、ハヤトはわかんないけど…」
″セイトくんも悩んでると思うよ″
そう優しく話すトム
…セイちゃん。ナオの事で苦しんでんのかな..。
ナオ、セイちゃんの笑ってる顔が
大好きやねん。
ナオヤ「あー…セイちゃん会いたいな..」
ボソッと独り言を呟いてしまう
リュウキ「…セイちゃん、ナオくんの事待っとうと思うよ。 」
顔をあげると真剣な顔で
リュウキがこちらを見つめている
ナオヤ「..もし、セイちゃんに拒絶されたら っ?会いたくないって言われたら..?」
不安な気持ちが募りまた目頭が熱くなる
ハヤト「ナオちゃん、泣かないで。きっと大丈夫だと思うよ」
優しい表情のトムと心配そうにリュウキが
見つめている
ナオヤ「…ナオ、セイちゃんのとこ行ってくる。」
″ありがとう″そう言い残し
ナオは急いで屋上を後にした。
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