テラーノベル
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書くの忘れてた💦
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俺は、人の視線が怖かった。
集まると、必ず誰かが決める。
——悪いのは、こいつだ。
【先生】
「転校生がくるぞ〜」
「みんな仲良くしてやれよー」
【転校生】
「○○県○○中から来ました♡」
「神田 瑠々《かんだ るる》です!」
学校の廊下は、いつもざわついている。
【先生】「席は、七宮と、黒沢の隣だ」
【七宮瑠斗】「((ボソッ…俺の隣かよ」
笑い声の中に、俺の名前が混じると、胸が冷えた。
【神田瑠々】「よろしくねぇ♡」
【神田瑠々】「黒沢さんもよろしく♡」
【神田瑠々】「瑠々まだ教室とかわかんないから七宮くん教えてくれない?♡」
【七宮瑠斗】「え、らむと行けよ」
【黒沢らむ】「は?なんで俺になるん?」
【黒沢らむ】「いってあげなよ!」
【黒沢らむ】「めんどいし」
【七宮瑠斗】「アイスとプリン奢る」
【黒沢らむ】「、のった絶対奢れよ?」
【七宮瑠斗】「はいはいw」
【神田瑠々】「なんでこいつが七宮くんと仲良いんだよ」
数週間後
【神田瑠々】「黒沢さんまた一緒にいたんだって?」
【神田瑠々】「幼なじみでしょ?あのイケメンの」
ぶりっ子みたいな声で、転校生が言う。
周りは笑う。
否定する理由なんて、誰も探さない。
「、、、違います」
そう言おうとして、言葉が喉で止まる。
一度、変な噂が立った。
それだけで、信用は落ちた。
説明しようとしても、「言い訳」に変わるだけだった。
教室の後ろで、俺は静かに席に座る。
ノートを取っているふりをしながら、視界が滲む。
先生は、気づいているはずだった。
でも、何も言わない。
「みんな、仲良くしなさい」
その一言で、全部が終わる。
守られないことだけが、はっきりした。
放課後、下駄箱を開けると、空っぽだった。
靴は後で見つかった。
笑い声が、遠くで弾んでいた。
——家に帰れば、もっと静かだ。
玄関の空気は重い。
足音が近づくだけで、背中が強張る。
「まだ帰ってきてなかったのか」
低い声。
理由を言う前に、空気が荒れる。
【黒沢らむ】「……すみません」
否定されないために、先に謝る。
それでも、怒りは止まらない。
物が倒れる音。
壁が鳴る。
俺は、声を出さないように息を殺す。
終わったあと、部屋に戻る。
鏡を見る勇気はなかった。
——明日も、同じ。
学校でも、家でも、
「間違っている」のは、俺らしい。
その日、俺は決めていた。
ここから、消えることを。
夜道は静かだった。
街灯の下で、黒猫が座っている。
金色の目が、俺を見る。
責めない。笑わない。
「…慰めてくれてるのか?フフッ」( ๑´•ω•)۶”
猫が動いた拍子に、何かが地面に落ちた。
小さな指輪。
「……あ、落としましたよ」
「って、通じるわけ、」
返事はない。
なぜか、その指輪を拾って、指に通していた。
次の瞬間、世界が歪む。
——
目を開けると、赤い絨毯の上に立っていた。
静かすぎる空間。
「ようこそ」
背後から声がして、体が固まる。
執事だった。
【???】「突然で申し訳ありません」
反射的に敬語が出る。
【黒沢らむ│主様】「俺……っ」
言いかけて、止める。
「おr……じゃなくて……」
小さく、言い直す。
「えっと、……私は、迷い込んでしまって……」
「…ご、ごめん、 なさい」
否定されると思って、身構える。
「ご安心ください」
執事は距離を保ったまま、頭を下げた。
「私はベリアン。
ここでは、誰もあなたを責めません」
信じられない。
それでも、怖さの種類が違った。
——ここから、少しずつ、変わっていく。
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