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※グロ要素はないけど苦手な方はご注意ください
どうしよう、、
人を、、
人を殺したんだ、、
頭は真っ白
床と手を染める紅が私の頭をもっと混乱させる
花菜が言った
「ねぇ、私ね、今日色んなことを知ったんだ」
「、、、?」
「私、みゆちゃんに感謝してる。」
「お父さんが死んでも悲しくないよ。むしろ嬉しいんだ」
何を言っているんだろう
自分の父親が死んで嬉しいはずがない、、いや、花菜のお父さんは花菜にそう思わせるほどのことをしていたのだろうか
「みゆちゃん、一緒に死体も隠そう、一緒に罪を隠そう、ね?」
「ダメです、、私は、私は人を殺したんですよ?」
花菜は3秒ほど黙っている。
「大丈夫だよ、1人くらい。バラバラにすればバレないよ。バラバラにして埋めよう?」
「私は、!私は人を殺したんです!!責任を持たないと、!それにバラバラにしたら貴方も捕まるんですよ!?」
おっとりとした目が少し驚いた目でこちらを見つめる
「大丈夫。私、みゆちゃんのためならなんでも出来るから。」
そんなはずない、私はそう言って裏切る場面を何度も見てきた。
花菜の目を見ると、今までの裏切り者とは違う、覚悟の決まった顔だった。
私は希望を持てた気がした。