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⚠︎曲パロ注意
(今作はwacciさんの
別の人の彼女になったよの曲パロです。)
ゆ。です🌞
またまたさのじんですね。
まずはありがとう。
そしてごめんなさい。
もう本編行きましょう!!!
またいらん事ばっか話しちゃうから!!!!
ね??????
他の小説も見てね。
それではどうぞ。
私が電話をしちゃう前に
です👋
仁人side
1
長年付き合っていた勇斗と別れた。
理由はほんとに些細なことで、
少し言い争いがあっただとか
お互い我慢する事が増えただとか。
そんな理由だ。
・・・別に嫌いになったわけでも
好きじゃなくなった訳でもない。
別れを告げられたから、そのまま別れただけ。
ただ、それだけ。
未練が無かったかと言われたら嘘になる。
でも勇斗が決めた事なら、仕方ないんだ。
他に好きな人が出来たとかじゃなくて良かった。
別れを告げられた日のあいつの顔が
今でも忘れられない。
すぐにでも泣いてしまいそうな、
そんな、辛そうな顔をしていた。
受け入れられたのは
そんな顔を見ていたく無かったからかもしれない。
寂しさを埋めるように俺は新しい恋を求めた。
勇斗の代わりを、見つけるために。
何日かは沈んだ気持ちで過ごしていた。
1人で遊びに行くことが増え、
カフェやショッピングモールに行って
無くなった予定を無理やりにでも作り出した。
そうして行きつけのカフェで
コーヒーを飲んでいると、
通りがかった人が転けて
その人が持っていたコーヒが全部俺にかかった。
仁人「あっつ!!!」
ーー「す、すみません!?!?
大丈夫ですか???
大丈夫じゃないですよね!!すみません!!!」
その人の焦り方が尋常じゃなくて、
なんだかその焦りようが面白くて、
一瞬、閉ざされた心に光を
宿してくれた気がした。
その後、服と飲み物を弁償してくれると言うので
服屋さんに行ったり
コーヒーショップに行ったりした。
その間だけは本当に今までの事を忘れられて
幸せな気持ちでいっぱいだった。
そこからは不思議な縁で、
またコーヒーショップに2人で行ったり
遊びに行ったりとしているうちに
ぽっかりと空いてしまった穴を埋めてくれた。
ちょっとずつ、ちょっとずつ好きになっていった。
告白するに至った経緯は、
少し思い出しがたいものだったが。
・・・あの時と、同じ感覚になったから。
勇斗を、好きになった時と同じ感覚だったから。
本当に忘れたいのなら、
こうするべきではなかった。
本当は心のどこかで勇斗に会いたいと
思っていたのかもしれない。
馬鹿だな。俺は本当に…
もう考えるのは辞めよう。
そうして寂しさを埋めるため、
ーーさんを、
俺は利用した。
付き合い始めた頃は、
たくさんの所に遊びに行った。
俺は音楽が好きだったからフェスにも行ったし
映画鑑賞も好きだから映画にも行った。
どれもこれも俺が行きたいといえば付き合ってくれて
ほら、やっぱり優しい。この人はいい人なんだ。
と、誰に向けてか分からない納得をしていた。
でも、フェスに行ってもスマホで仕事していたり
知らない曲だからと楽しくなさそうな顔をして
一日中過ごしていた。
映画が終わっても、
実際あんなことならないよねとか、
あれが好きなの?とかを
楽しんでる俺に向かってずっと言ってきた。
勇斗なら、知らない曲でも
勝手にオリジナルのノリ方したり
映画でも俺より泣いたり楽しそうにしていた。
勇斗なら…
最近は勇斗とーーさんを比べてしまう。
もう関係は終わっているのに馬鹿みたいだ。
俺だけが、あの時のまま取り残されている。
忘れよう。もう忘れよう。
勇斗はいつも言葉がなくて、
俺が好きなのはもう分かるだろ?
というスタンスなのが腹立たしい。
だから喧嘩も言い合いも多かった。
ーーさんはちゃんと愛を伝えてくれて
俺が不安にならないようにしてくれる。
でも、完璧だから、完璧だからこそ
些細な喧嘩などがなくて
本気で俺の事を考えてくれているのかな。
と思ってしまうことがある。
本気でぶつかってきてくれて
真剣に俺と自分のこととして考えてくれる
勇斗が、俺は好きだった。
・・・でももう俺は別の人と幸せになった。
だからもう勇斗とは会えない。
だから早く、早く別の人の彼氏になって、勇斗。
お願い。
2
勇斗といるときはいつも素で居れたと思う。
仕事の愚痴とか夢や希望を話しても
笑って寄り添ってくれたし、
なにも気取らなくても一緒に居たいと思えた。
今はお洒落して、嫌われないように、
ーーさんが嫌がることをしないように
いつもいつも気を使って会っている。
最初は、優しくて頼りになる人だと思ってたけど
どんどんどんどん一緒に居て楽しいと
思えなくなっていった。
素をさらけ出せないのは、
こんなにも辛いのかと初めて知った。
素を出せることは当たり前じゃないのだと、
勇斗は優しかったんだと、初めてわかった。
・・・今になって会いたい。
振ったのは自分じゃないとしても、
気持ちに区切りをつけたのに、
また、声が聞きたくなっている。
会いたい。
会って、また一緒に遊びたい。
笑い合いたい。
ずるいなぁ、俺は。
分かってる。
分かってるけど、
でもそばにいて欲しい。
早くなってよ、別の人の彼氏に。
大切な人に。
俺が、電話しちゃう前に。
少し沈んだ気持ちでいると
スマホがなった。
ーーさんだと思って、
「もしもし?どうしたのーーさん」
と話しかけると
それはーーさんではなかった。
「仁人…?久しぶり」
懐かしい声。
俺が今1番求めていた声だった。
「は、勇斗…」
「ごめん今大丈夫?ちょっと話さない?」
「うん、いいよ」
長らく話していた。
時間も忘れてしまうほど。
あまりにも声が優しくて、暖かかったから
電話の途中に泣いてしまった。
「え!?ど、どうした仁人?なんかあったか?」
「勇斗、会いたいよ…
なんで別れるなんて言ったの…」
「ちょ、仁人?」
「勇斗俺の事嫌いになっちゃったの?」
ぽつりぽつりと出てきた言葉は
未練がましいものばかりだった。
「俺は、今でも好きだよ。
だけどさ喧嘩とかして、
仁人の悲しい顔見たくねぇよ。
俺のせいで傷ついて欲しくねぇんだよ」
「だったら!!だったら、勇斗が慰めてよ…
もうこれ以上、寂しくさせないでよ…」
「仁人…」
「会いたいよ…」
「・・・明日、公園で会える?
いつも行ってたところ。」
「!
うん…」
通話が切れた。
有意義な時間だったと思う。
「でも、ーーさんにはちゃんと言わなきゃな。
俺の、ホントの気持ち。」
そう決心していると、今度はーーさんから
メールが来た。
なんだろうと思いメールを見ると、そこには
「好きな子が他に出来た。
やっぱり俺は女が好き。
お前とは合ってなかったと思う。じゃあな」
と書かれていた。
ああ、やっぱりそうか。
そんな感情しか浮かばなかった。
多分浮気していたのだろう。
俺は明日に向けて、スマホを裏向け
すぐに眠りについた。
3
翌日公園に行くと勇斗が待っていた。
久しぶりに会って気まずい空気も少しはあったが
もう好きだということはバレているから
別にいい。
「仁人さ、彼氏居たんだな…」
「彼氏?ああ、ーーさんね」
「あれ、違うの?」
「なんか女の子の方が良いって
浮気されてたっぽいわ笑
信じられないよな。あっちから告ってき」
「はぁ!?それは無いわ。
うちのこんなに可愛い可愛い
仁人を弄ぶなんてよぉ!!」
勇斗は元気を出させるためにふざけながら
話したんだろうけど、
今の俺にはだいぶ効いてしまったようで、
また泣いてしまった。
「おうぇ!?ど、どうした!?
ごめんやっぱりキモかった!?
うちのとか可愛いとか言ってごめんって!!」
「そこじゃないよ笑
馬鹿だなぁ勇斗は笑」
「えぇ…?」
やっぱり楽しい。
話していて元気をもらえる。
そのまま何時間か話していた。
帰り際に、急にハグをされた。
「え!?ちょ、勇斗!」
「ごめんな。俺のせいで」
「別に勇斗のせいじゃ…」
「これからは毎日遊ぼ!!」
「ま、毎日?」
「うん!!毎日!!」
「いいよ笑じゃあ明日の遊ぶところも決めなきゃね」
「あ、それは俺に決めさせて?」
「あ?なんでよ笑」
「だって明日告白するし」
「え」
「覚悟しとけよ仁人。
もう喧嘩しても離してやんねぇから笑」
「・・・え?
・・・はぁぁぁぁぁ!?
ちょ、聞いてないんですが!?」
「だって言ってねぇもーん」
「おい!待てぇ!!!」
足早に帰ろうとする勇斗を、
俺はどこまでも追い続けた。
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
#さのじん
コメント
5件
やっばい こーゆー系のお話がちまじで大好きすぎて心臓何個あっても足りん😇😇😇 最高すぎる 書いてくれてありがとう😭ありがとう世界🌍😭