クズ×クズ
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「あ〜、やばい。《 早く会いたい 》だって!可愛すぎんだろ、」
後、5分程で会えるのに相手の事ばっか考えてしまう。
夜にこんなにパワーが出るのは久しぶりだ。何、やってくれるかなぁ♡
「はぁ、遅っせぇな。」
集合時間はとっくに過ぎている。
ドタキャンか、? いや…まさか、ね笑
金に目が眩む人は最後まで追い求めるはず…。
しかも…だって、だってだって!!
《 早く 会いたい 》って言ってくれたもん…
不安が押し寄せる。
いつもの女ならこんなにならないのに。
「あ、え、? 最悪…」
こんな日に限って刃物を忘れた。
薬まで忘れてる…。本当に不運だな。
「はぁっ、はぁっ”…か、買わないと、」
もう慣れているはずの自傷行為。
いつもと少し違う物を買っただけ。ただそれだけなのに。クラクラする。
「来る…来ない…来る…来ない…来……」
リスカもまるでおまじない。
「あぁ、やばい。何で隠そう、」
「はひゅッ、バレたら嫌われるかな、泣」
「隠さなきゃ、でもどうやって…泣」
薬のせいで正気じゃない。完全パニック状態、もうどうしようもない。どうせ彼奴も来ない。今出来る事といえば泣く事くらいだと思う。
「俺はマジで何してんだ…泣」
今日はここまで。また明日ね。