これはある三人がユニバースターへ迷い込む所から始まる。
忍「おかしいな…任務の場所はここで合ってたのか?」
霊「ふむ…しかしやたらと眩しき街だな。」
玄「どーなってんだこれ…」
その三人こそ、偶然にも出会ってしまった者達である。
人外狩りの忍、旅する鬼の元陰陽師・霊巌、記憶喪失のミュータント、玄爾。
この三人は突如として紅く染まった空を元に戻すべく、そして、二人の吸血鬼の陰謀とその眷属の討伐をしていた。なんと彼らは異星に迷い込んでしまうと言うアクシデントが起きてしまったのだ。
忍「とにかく、まずはここがどういう場所なのかを確かめるか。」
「お前ら二人ともはぐれんなよ!?」
霊&玄「分かった…」
はぐれかねない二人を連れ、忍は街の中を歩く。
忍「結構でっけぇな、ここ…」
霊「今まで見てきた物よりも大きいと見た…驚きだな。」
すると、どこからか悲鳴が聞こえてくる。
玄「まさか…ここまであのガキの(シリウス)眷属来てねぇよな!?」
忍「そんな訳あるk…いや、可能性高くないか?」
霊「仕方ない、何があったのか征くぞ。」
三人は悲鳴のした方向へと分かれて進んでいく。
同時に三人が悲鳴の元に辿り着くと…そこに居たのは四人の少女達がいるではないか。
忍「まさか先を越されたか?」
霊「いいや、様子を見るしかあるまいよ。」
玄「分かったよ…とりあえず、構えとこうぜ。」
三人は陰に隠れ、攻撃のタイミングを伺う。しかし…少女達に任せたほうが良いかと思い始めた。
すると、少女達の元気な声が同時に響き渡る。
「「「「降り注げ、コスモのチカラ!」」」」
「「「「コスモレインボーシャワー!」」」」
忍&霊&玄「「「うっそだろおい!?」」」
思わず物陰に隠れていた三人は驚いてしまい、まるでデッサンのモデルが如く、フリーズした。
だがしかし…
?「これで悪いバグウイルスは倒したな!」
元気に満ちたピンク髪の少女が呟く刹那の瞬間。
眷属「ぅ…が…」
バグウイルス「バグ…ゥ…」
ドッカーーン!!
?「こ、今度は何!?」
耳と尻尾の生えた黄色い狐の少女の視線の先。
偶然にも迷い込んでしまった眷属とギリギリで生き残ったバグウイルスが合体してしまい、更に強化されてしまった。
バグ眷属「グリアアァァァァァァ!!!」
忍「眷属!?嘘だろおい…!」
?「な、なんでこんな事に〜!?」
?「いや、倒すしかないぞ!」
驚いて身動き出来ない青髪の少女に、黒髪の狐に似た少女が寄り添っている。
霊「忍殿、玄爾…どうする?」
玄「嬢ちゃん達が危ねぇよな!?」
忍「…分かった、一発決めてくる。」
忍は急いで銃に弾を込め、お得意のアクロバティックな動きで少女達の死角を通り過ぎてその行く。まま襲いかかろうとしたバグ眷属の眉間めがけて銃口を向け…
忍「そこの嬢ちゃん達、危ねぇからしゃがんでな!」
一発引き金を引けば、弾丸は確実に眷属の眉間を貫いた。そのまま仕留めてやろうと蹴りを一発。
?「おじさん…とても強くないか!?」
ピンク髪の少女の言うとおり、その強さに少女は四人共驚いているではないか。
忍「え、あ…おう!?」
眷属は眉間を貫かれた為か、ピクリとも動かなかった。
しかし、三人はこれがユニバースターで有名なあの子達とは知らなかったのだった…
─プロローグの巻・終─
─次回・おじさん達は誰なんだ!?の巻─
コメント
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