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「　冷たいまま　」

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「　冷たいまま　」

第1話 - #　1

429

2024年02月01日

#創作

#stxxx

#nmmn

#紫

#^ ^

こんぷれ．‪↬ᙅ⩬⛓

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429

こんぷれ．‪↬ᙅ⩬⛓

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なんか　唐突の　ノベル　。

紫　… N

橙　… J

桃　… S

後輩　… K

コーチ　… C

全員　… Z

モブ　… M

※ 年は　皆　17 歳

バスケ部所属

なんでも　許せる人　向け　。

部活帰り

S なーくんって　まじ　泣かんよな

N え　。

J あ、　分かるわ　それ、

S 体育祭とか　〜　なんか　大会　とか　?

泣いてるとこ　俺　見た事ねぇ

J いつもクール　よな、

N そう、　かな

S おん　。

あ、　悪い意味じゃ　無いよ　??

J 反対に　さとちゃんは結構　泣くよな　笑

ほら　この前　の　大会とか　、

S はぁ　? おめーも　泣いてただろ　!!

それに、　俺のは　漢泣きだし　。

J あれは　俺も泣いたけど、

さとちゃんは　レベチ　やったやんか〜　w

S 変わんねぇだろ　、　ｯ

J 〜〜　!!

N …

「クール」

俺が　よく周りから言われてきた　言葉　。

この前の大会　… か　、

確かに　さとみくん　号泣　だったな

ジェルくんも　泣いてたんだっけ　、　?

最終クォーターで　ライバル校に　48 ｰ 50 の接戦　。

さとみくんの　スリーが　外れて　終わった

あの　スリーが　入っていたなら　。

もうちょっと　走れていたなら　。

勝てていたのかもしれない、　って　泣いてた

泣くほどの事なのかな　、

最後のスリーは　シュートフォームで、

あぁ　外れるって　分かってた　。

もう時間も無いし　、　逆転は無理だって　分かってた　。

… そんなこと

口が裂けても　キャプテンの俺は　言っちゃいけないけどね　、

N はいはい　2人とも　そこまで〜、　笑

S だって　なーくん　ジェルが　!!

J ごめんて　、w

N ほらもう　陽沈んできたし、　早く　帰ろ　?

S … ジェル　許さんからな　、

J じゃあ　また明日な〜　笑

N ばいばーい　、

N 集合　〜　、　気をつけ　礼　ｯ

よろしくお願いします

C よし

今日は　スリーポイントの練習するぞ　、

S げｯ

C お? さとみ　〜

この前の試合で　外したから　トラウマなったか　?笑

S それ言わないで下さい　!!

K w

C まぁ　とにかく　。

勝つためには　スリーの　シュート率を　上げる事が必要だ　!!

さとみみたいに　外したくなかったら　、

皆んな　練習　しろ〜　!

S 俺みたいにって　なんですか　!!

K ww

J さとちゃんも　なーくんみたいに確率が　上がればな　〜　w

N え　… 俺　?

C そうだ　、

皆んな　ななもりのシュートを　手本にしろ　〜

K はい　!

S なんで俺ばっか　言われんだよ　… !

N さとみくんは

シュートフォーム　綺麗だから　大丈夫だって　、　笑

J なーくんに　言われても、　なぁ　?

S ちくしょう　…

なーくん　シュート　教えてくれ　!!

N え? 良いけど　珍しいね

J 相当　応えたんやな　w

K 先輩　! 俺たちにも　教えて下さい　!!

J あ　、　ええで〜　?

K 出来れば　ななもり先輩に　…

J 何でやねん　ｯ !!

K ww

N いいよ〜　、笑

まず姿勢はね　… 腰低く　ーーー

S 流石キャプテ〜ン

いつも、　いつも　。

後輩にも他人にも偽りの笑顔を演じて　。

部活は　ただ言われた事をやってたら

なんかコーチに好かれたけど　、

勝敗とか試合とかどうでも良くて　。

あれ　、　俺ってなんで生きてる　… ?

もう全部　どうでも良いや　、

C 今日は3年の引退試合だ　!!

狙うは勿論優勝だからな　。　キャプテンを中心に　やり切る事　!!

Z はいｯ !!

それから、　俺たちは順調に勝ち上がって行った　。

そしてついに決勝戦　、これで勝てば　勿論優勝

コーチの言っていた　‘ やり切る ’ ということ　。

S 次勝てば優勝かぁ　… っ　!!

J 俺たち、　結構すごかったんやなぁ　w

K 皆で円陣組みましょうよ　!

N あ　… 、　うん　良いね　!

みんな　集まって〜　!!

S じゃあ最後の決勝　っ

J キャプテンじゃ無いんかい　。

S 俺がやりたいんだよ　ｯ

なーくん　、　良い　??

N うん、　良いよ　?笑

誰でも良いでしょ　。　別に

S では改めて　っ　、

泣いても笑っても最後の最後　!!

気合い入れてくぞぉぉッ　!!!

Z おう　っ　!!

そう言ったは良いものの　。

1クォーター　2クォーターは緊張からか　上手く噛み合わず、

10点差で　後半戦が　始まった　。

C 取り敢えず落ち着け　、

上手くいかなくて　焦るのはわかる　。

10点差なんて　すぐ埋まるぞ　!! 頑張れ　!!!

Z はいっ　!!

J なーくん　! パスパス　ｯ、

N はい　っ

そんな中　事件は起こった　。

N 4番オッケー　! ディフェンスファイト　!

S 痛　… ッ　!!

J さとちゃん　!?

C っタイムで　!!

さとみくんが右足を捻挫　。

試合に出続けるのは難しそうだった　、

N 休んだ方がいいよ　。

S … っ　でも　!!

C さとみ　。

俺も　今は休んだ方が良いと思う　、

J 休んでる間にぱぱ〜っと　勝っとくから、

表彰式まで　休んどきや　!!

S ふは、笑

… おう　。　コートで待っとくからな　!

N 皆　、　行くよ　!

Z はい　ｯ !!

N ジェルくん　っ

J 任せとき　ｯ

それからも　俺たちに流れが来ることはなく、

最終的に　30点差で負けた　。

S なんで　… ッ泣

俺が怪我をしなければ　、っ

J さとちゃんのせいじゃあらへんよ　… 泣

K そうです　… ｯ

S いつもの調子だったら絶対勝てただろ　… っ

なんでこういう時だけ　なんだよ　ッ泣

うわ、　こういう雰囲気苦手だ　。

N しょうがない、　って　、

皆　頑張ってたし　…

S しょうがない　… ?

っ　なーくんは悔しくないのかよ　ッ　?! 　( 首元掴

N ｯえ　、　っ

J ちょ、　さとちゃ　… !

S こんな時も泣かねぇのか、　キャプテン　!!

今までの思い出は　何でもなかったのかよっ　!!?

J さとちゃん　!!!

N … そうだけど　。

S は　?

N なんも思わないよ　?

ずっとずっと　ず　〜　っと　!!

J なーくん　、　?

N 勝ち負けとかどうでも良いし　。

思い出　? どうでもいい

S なーくん　… ッ

お前　そんな奴だったのかよ　!!!

N ほんとのこと言ったらほら　、これだ　。

だから　我慢してたのに　… 周りに合わせてさ　、

S ッ　… ほんと、　なのか　?

N わざとしてるわけ無いでしょ

俺だって　…　俺だって普通に　したいよ　… !!

泣いたり　、　笑ったり　、　っ

さとみくん達のことは　嫌いじゃないと思ってたから　…

SJ …

N ごめんね　。

こんな俺　、　嫌いだもんね　。　ばいばい

それが　、　高校最後の試合だった　。

俺はバスケをやめて　A大学へと進んだ　。

そして　さとみくんと　ジェルくんも　同じくA大に進んだ　。

が、　もう2人と関わることは無かった　。

M ななもり〜　レポート書き終わった〜　?

N まぁ　ぼちぼちかな　… 。

M 俺は全然なんだよ　、　やばいな　…

そんなある日　。

M おはよ　!

N おはよう　…、　なんだか　今日は　随分騒がしくない　?

M あぁ　… なんか　同級生のさとみ　? さんが　亡くなったらしいよ　、

交通事故だとか　… 気の毒だよな

N さ、　とみ　… ?

いや、　まさか　そんな　。

「　さとみ　」　なんてありふれた名前　、　幾らでもいるだろう　。

M … ?? ななもり、　? どした　?

N っいや　、　何でもない　よ　。

そうだ　、

ただの偶然　。　たまたま同じ名前だっただけ　。

ただの　、　ぐうぜん　。

M じゃ、　また明日〜　!

N またね　。

今日の授業は全く身に入らなかった　。

もう今日は、　早く帰って寝よう　。

? なーくん　。

N え　、　?

なーくん　。

あの2人にしか　されてなかった呼び方　。

N ジェル　… くん　?

J うん　、　久しぶり　… やな　。

聞いたやろ　? さとちゃんの事　… 、

N さとみくんのこと　?

わざと　知らないふりをした　。

信じたくない　。　信じない　。

あの噂の「　さとみ　」は　俺の知らない他人だ　。　知らない　。

J 聞いてないんか　… 。

さとちゃんは　、

嫌だ　。　聞きたくない　、

J っさとちゃんは　…

嫌だ

J 亡くなったんよ　。

信じないから　。

N … そっか　。

J 葬式、　来てくれへん　、　?

N そうしき　…

J 今月末にあるから　。

来てくれると　さとちゃんも喜ぶと思うで

N うん　… 予定が合ったら　、　行くね

J うん　。

予定が合ったら　、　ね

予定は　何も入っていなかった　。

もう暫くは　腕を通さないと思っていた　喪服を着て出かけた　。

J なーくん　… 来てくれたんやね　。

N 予定　、　空いてたからね　。

ジェルくんは　真新しい喪服を着て　、

少しやつれた頬で　微笑んだ　。

そして、　葬儀が始まった　。

「　観自在菩薩　行深般若波羅蜜多時　… 」

僧侶の方が　お経を唱えた後　、　焼香の列に並んだ　。

M この度は心からお悔やみ申し上げます　… 。

まだ　若いのに　… ねぇ　… 、

参列者は　涙を流して挨拶をしていた　。

そして　俺の番がきた

さとみくんの顔には　布がかけてあって　、

見ることは出来なかった　。

交通事故で亡くなったため　、　損傷が激しいのだろう　。

でも　、　遺体を前にすると　死を感じるというのは

本当らしい　。

抹香を手に取り　頭に近づける　。

そして　、　手を合わせて　目を閉じる　。

親族も、　参列者も、　皆泣いていた　。

でも　。

N 何で泣けないんだよ　、

やっぱり俺の目頭も心も冷たいままだった　。