第4話 「勇気」
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気づけば時計は12時20分を指していた
もう昼休みになっていた
『寝すぎたぁ、、、』
『先生来るとか言いながら全然起こしてくれなかったわ』
『普通なら1時間で起こされるんだけどな』
とかブツブツ言いながらカーテンを開けた
らだ「お、おはよよく寝れた?」
『え?』
え?なんでらっだぁ先生が?
ご飯食べてるし、かわい
誰もいないと思って独り
言っちゃったよ
はずかしっ///
『な、なんで、らっだぁ先生が?』
らだ「えっとね、今日俺授業午後からだけで、午前暇だからって、保健室にいる生徒見ててって言われてきたんよ」
『そ、そうなんですね、』
らだ「あ、あとこれ一応しにがみくんがお弁当持ってきてくれたよ」
「どこで食べてもいいけど、俺と一緒に食べる?」
『!!食べる!』
らだ「おぉwwめっちゃ元気じゃんwwほらこっちおいで?」
そう手招きされて先生の横に座り
お弁当を広げた
『なんか先生、すごい機嫌いいね』
らだ「そう?」
『なんかいい事あったんですか?』
らだ「ん〜、あえて言うなら好きな人幸せそうな顔見れたことかな?」
ズキズキする
『へ、へぇそうなんですね』
聞かなきゃ良かったな
らだ「しかも、写真も撮れたから嬉しくて顔に出ちゃったのも笑」
『先生の好きな人見てみたい、、、!』
らだ「えーやだよ」
『いじわる!』
すごい悲しくなってきた
俺はその悲しさを消すためにご飯を口に詰めた
らだ「ゆっくり食べろよ」
『いいの!』モグモク
らだ「んふふ、、」
『何笑ってんの?』
らだ「いや、なんでも?」
告白できる気しねぇ
らだ「てか、ぺいんと」
『?』
らだ「昨日の放課後なんで泣いてたの?」
『えっと、、、それは、、、』
らだ「大丈夫、、俺しか聞いてないよ」
1番聞かれなくないんだよっ!
『えっと、、目にゴミが、、』
らだ「嘘つくな、めっちゃ悲しそうな顔してたじゃん、本当は何?」
やっぱり無理かぁ
どうしよめっちゃ怪しまれてる
逆に今がチャンス?
しにがみ、期待にも応えたいっ、、
『っ!先生のことが、、、』
らだ「俺のことが、、?」ピンポンパンポーン
〔らっだぁ先生、らっだぁ先生至急職員室に来てください〕
らだ「あ、俺呼ばれた」
『え、あ、』
らだ「ごめん!ちょっと行ってくるっ」
『あ、はいっ』
バタバタと先生は走っていった
『はぁあああああ、、、、』
『言えると思ったのになぁ』
さっきのに勇気使いすぎてもう出ねぇ
いきなり静かになった保健室で
独りで、ご飯を食べ始めた
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次回 「前日」金曜日更新(多分)
コメント
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続きが気になって英語の授業しか寝れねぇ
続き楽しみ✨ ぺんちゃんもう言っちゃえ!
これ見るたんびに早く金曜日とか土曜日曜になんねぇかなって思ってる(╹◡╹)