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無能の悪夢

無能の悪夢

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一話 無能の経緯

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2021年11月09日

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いつから僕は「無能」と呼ばれるようになったのだろう。


僕の名前は輝(ひかり)。僕は我々国の幹部だ。

いつも皆に「輝は強いな!」「やる事直(す)ぐにやるし有能やん!」と褒められていた。楽しかった。

だけど、そんな時間は長く続かない

ある時、総統のグルッペンが新幹部を連れてきた。そいつが元凶だ。

名前は愛百合(あゆり)。ぶりっ子で愛想振りまく正直言って気持ち悪い。

「初めましてぇ♡愛百合ですぅ♡よろしくねぇ♡」

見た目も最悪。髪型はピンクでツインテ、フリルのこれまたピンクの量産型女子?だ。

最初は皆、こいつとは関わりたくないとかゴミを見る目で見ていたが、今は違う。逆に僕にゴミを見る目で見てくる。

その理由は、僕が虐めたように仕向けられたから。

「輝さん、だっけぇ♡後で来てぇ♡」

「あ、う、うん…」

絶対虐められる。そう確信した。夢小説とかでよく見る光景だ。それでも僕は男。女なんかじゃない。それなのに…


「本当にさ、アンタ愛想振りまいてなんなの?気色悪い」

愛百合の所へ行った途端、そんな事を言われた。愛想振りまいているつもりはないし、愛百合の方が振りまいてるだろって。

「貴女の勘違いじゃない?」

「は?そんなわけないでしょ。」

挨拶の時と性格が大違い。話し方といい、言われている事といい、完全に虐めに向かっている。

「愛されるのは私だけでいいの。」

そう言った愛百合は突然「キャーーーー!!」と大声を出した。恐らく、ここに来る前からペイントで傷を書いたのだろう。性格悪っ←

「な、何や!?」

幹部達は皆こちらへ来た。そりゃそうだ。敷地内で大声出されたんだもの。

「あ、あのねぇ…輝さんにぃ…「キモい」って殴られたのぉ…」

涙を流して訴える。勿論、僕は一切していない。分かりきっていた事なので焦りもせず、ただその光景をじっと見つめた。

「…は?」

この事も分かっていた。僕を裏切る事だって。そこから僕に無能って言う事だって。

「新人虐めて楽しいか?」

書記長のトントンが僕に向けて言った。僕は冷静に

「楽しくないよ?」

そう言う。だってやってないもん。口論が続く。虐め現場でこんな言い合い初めて見るわ()

「ホンマにお前無能やったんやな」

幹部皆が口々にそう言う。そう言われるのも分かってた。


食事はさせて貰えず、特訓も中々させて貰えずの日々。運動も出来ないので何も食べなくても済むが、僕だって人間だ。そろそろお腹が空いてきた。

「あいつ(愛百合)バカなのか…?」

愛百合はきっと僕が女だと思って虐めてきた。バカなのかと思ったがふと鏡を見ると

「髪は長い、服は女の巫女服。…そりゃ見間違えるか。」

髪、服に加えて声だって女みたいに高いんだもの。うん。僕が悪いね☆

それでも愛想は振りまいてない。男同士だし、同性になんて恋してない。同性愛はいいと思うけどね。

「グルッペンは戦争大好きマンだからいつ戦争するか分かんねぇし…どーしよ…」

特訓が出来ない状態なので絶対体は訛(なま)ってる。

皆は僕の事を無能無能言うけど自分では有能だと思ってる。何でかって?だって僕、最強だから☆

僕より強い人、見た事ないよ〜(( (・∀・) ))ヘラヘラ

そうやって戦争が〜と悩んでいる時、僕の所持するインカムからある人の声が聞こえてきた。

《我々国幹部よ、会議室に集まれ。》

同じ事を2回繰り返し、インカムが途切れた。

「ある人」とは総統グルッペンだ。放送ではなく何故インカムで知らせたのか?急ぎか?

僕も行っていいのか分からなかったが僕も幹部は幹部だ。行く事にしよう。


3回ノックし、会議室に入る。中にはグルッペン、トントン、ロボロの3人のみ。

グルッペンを除いて2人は僕を見るなり嫌な顔をした。ロボロは顔を隠してるけど気配で分かった。

早く行っても嫌な顔されるし遅く行ったら「遅いねん」って言われるし、どっちにしろダメじゃん。

「ここに座っておけ」

ドアのすぐ近くにいた為、グルッペンに座るように言われた。

差し出された席はグルッペンの隣。もう反対の、要は僕の目の前の席がトントンだ。

「……。」

自分は何処に座ろうか悩んでいるロボロ。

グルッペンは僕の席の隣に座るように言った。嫌だろうに。

暫(しばら)く待っていると、ゾム、ショッピ、チーノ、コネシマが来た。

「遅いわ!」

そう言うトントンだったが、コネシマにしては今回は早いなと思った。

何時(いつ)もは鬱やシャオロンと遅れてるのに。

兄さんとしんぺい神は仕事で少しだけ遅れるみたい。仕事ならまだしも普通に遅刻する鬱とシャオロンは僕よりも無能だ思う。とても。


時間はかかったものの、全員が集まり話が進む。

「実はな…」

何があったのか?



主です。初めてこんな感じで書くのでこれで書けてんのか分かりません。

ノベル式は前からあるアプリで書いてたので下手ではないはずです。

練習&お試し用の作品なので名前ダサい、内容薄い(いつも)注意です!

多分3話くらいで辞めると思います。完結しません。

グルッペンの言葉とは一体何があったのか?次回もお楽しみに☆

それでは次も皆さんと楽しくお話できることを願ってばいちゃー!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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初コメント失礼します続き楽しみ

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