どうやら、いつまで経っても「好き」の一言が言えないマタロウに、堪忍袋の緒が切れそうな様子。
そして、
マタロウ「や…やっぱり言えないよぉ……///////」
マタロウのその呟きに完全にキレてしまったリュウスケ
リュウスケ「ああ!!もういい!!僕が言う!!」
「「「「「「え!?」」」」」」
他の6人は驚愕してリュウスケを振り返る
リュウスケ「アゲハちゃん!僕は、君の事が好きだっ!!!」
こんな総展開を、誰が予想しただろう?マタロウが告白すると思いきや、
なんとリュウスケがアゲハに告白してしまったのだ
アゲハが赤面し、他の6人がグオオオッと邪悪なオーラを吹き出している(←)のも束の間、
リュウスケの様子が可笑しくなるリュウスケは苦しそうに呻き声を上げたと思うと、
あの時のエマと全く同じ姿、醜い蛇の魔獣に豹変してしまった!!
アゲハ「!!!」
魔獣と化してしまったリュウスケは、いきなりアゲハに襲い掛かる
魔獣の鋭い牙がアゲハに突き刺さる寸前に、メラが素早い身のこなしでアゲハを姫抱きにし、
魔獣の攻撃を見事に避けたメラはアゲハを優しく地面に降ろす
メラ「大丈夫か?」
貴方「あ…はい、大丈夫……」
メラ「にしてもアイツ、急にバケモノになりやがった」
魔獣は、今度はベンチ側にいるジンペイ達に襲い掛かる
「ズッ…シャアアアアア!!」
魔獣はベンチをぶっ壊すと、山田を牙に引っ掛けたまま物凄い勢いで地面を這いずる
ジンペイ「待てぇ!うぉおおおお!!」
ジンペイも負けじと魔獣を追っかけ、大きく跳んで魔獣の頭にしがみついた
ジンペイ「捕まえた!」
魔獣は、邪魔なジンペイを頭をブンブン振って振り落とそうとするが、そんな事では絶対に落ちない
ジンペイ振り切れないことを悟った魔獣は、そのまま大きくジャンプ!
フブキも
「逃がさない!!」
と、ジェットブーツを履き、エンジンをふかして勢いよく大ジャ~ンプ!…かと思いきや、
めっちゃ低空を飛行しながらボボボボボッと進む←
マタロウも思わず
「えー、飛べないの~ッ??」
と突っ込んでしまう魔獣はプールにドボーンッと落ち、そこに丁度フブキが追いつく
魔獣はまたしても跳び、別のプールに跳び移ると、木が生い茂ってる林に突っ込んだその間も、
ジンペイはしつこく食らいつき、魔獣の頭を只管殴る
ジンペイ「クッソー!止ま…」ガンッ!!
ジンペイ「イッテ―!」
その後も、容赦なくジンペイの体に当たりまくる木の枝達。
お陰でジンペイは、ボロボロ。
そのすぐ後ろを、フブキが魔獣の尻尾を掴もうと躍起になるが、本当にあと少し…!
のところで届かず終い魔獣は更にスピードを上げ、林を突き抜けると、
そのまま一直線に学園の校舎に突っ込んでく
ドンドン建物を破壊しながら突っ走る魔獣の頭上では、まだジンペイが粘ってしがみついてる
先程から、この展開のムードを盛り上げる為か、
山田は魔獣の牙に引っ掛かっているのを物ともせず、ヴァイオリンを弾き続けている
フブキは中庭を突っ切って丁度校舎の中にいる魔獣の真横に追いつくすると、
魔獣は速度を上げながら、牙に引っ掛かってる山田を外目掛けて放り投げた!
山田は無表情のままヴァイオリンを弾き、フブキ目掛けて飛んでくるフブキは咄嗟に山田をキャッチし、
フリスビーをするかのような身のこなしでクルクルと回って勢いを付け、魔獣に向かって投げ返す
魔獣も、持ち前の反射神経で山田をカプッとキャッチ!
山田はまたしても牙に引っ掛かり、先程と全く同じようにヴァイオリンを弾き続ける
魔獣は廊下の1番端まで来、そのままドカーンッ!と勢いよく壁をぶち壊して、
大空を舞って(?)グラウンドに聳え立ってる照明塔にぶつかったり、
ズリズリと地面に落っこっていったジンペイも、魔獣が照明塔にぶつかった衝撃で振り落とされ
、照明塔の壁を上から下にかけてすごい勢いで走る!
……いや、走る、というよりかは、重力に従って落ちているだけだが。
ジンペイと山田が地面に激突しそうになった寸前で、
アゲハがやって来て素早く掌に力を籠め、衝撃波を作って2人が落ちると推測した場所に突いた
アゲハ「はあああッ!!」
アゲハが突いたそのエネルギーは、落ちてきた2人を包み込むようにして受け止め、
2人はばいーんッと跳ねた
どうやらアゲハが作ったのは、柔らかな布のような妖気だった様子。
アゲハ「ジンペイ、大丈夫?」
ジンペイ「あ、ああ;ありがとな、アゲハ!助かった」
そこに、丁度他の4人が此方に駆け付けるフブキは悔しそうに、魔獣が這いずり去った方角を見やった
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