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wki視点
初めて自炊というものをやってみた。
引っ越して数日経ち、ようやく家の周りも詮索し把握でき、近くにあったスーパーで材料を買った。様々な工程を経て完成したのはかぼちゃの煮物。
母親に作り方を教えてもらっていたのでなんとかおいしく作ることができた。が、
大きいサイズのかぼちゃを買ってしまったからか随分量が多くなってしまった、、
ピンポーン
「はい。あ、若井くん」
「大森さんこんばんは!あの、夜ご飯、ちょっと作りすぎちゃって、一緒に食べませんか?」
「え、いいの?僕ちょうどお腹空いてたんだよね」
いい匂い、と言いながら煮物が入った鍋を興味深そうに見つめる大森さん。
「はい!」と鍋を前に差し出すと、きょとんとした顔で俺に目線を移した。
「え?若井くんも一緒に食べないの?」
「、、っえ!?あ、確かに、でもどこで食べよ、」
「、、どうぞ、僕のとこでよければ」
「いいんですか!?」
「ぜーんぜん。ただの男の一人暮らしなもんで申し訳ないけど」
そんな、申し訳ないとかじゃなくて会って数日の野郎に快くおすそ分けも一緒に食べることも許してくれるって、、優しすぎやしないか。
家の構造は同じだけど、どうも自分の家と雰囲気が違いすぎてドキドキする。そもそも人のお家とか久しぶりすぎるし、、
玄関から廊下を歩いて、リビングへの扉を開ける大森さん。開かれたリビングの端に置かれていたエレキとアコギが一目に飛び込んできた。
「好きなとこ座っといて、若井くんお茶でいいかな?」
「あっ!はい、お茶で大丈夫です!」
3人は座れそうな広さのソファーに腰を沈めながら周りを見渡した。
ギター弾かれる方なのかな、なんだかすごく親近感が沸く。
机にパソコンやヘッドホン、傍にレコーディング用マイクも置かれている。
「ごちゃごちゃしててごめんね」
そう言いながらお茶が入ったコップを俺に渡し、大森さんは向かいのラグの上に腰を下ろした。
「っあの!ギター弾かれる方、なんですね!」
勢い余り大声を出してしまった。変なところで区切っちゃったし、、
黒縁をまとった綺麗で大きな目を丸くさせながらこちらを見ている、恥ずかしい、
引かれちゃったらどうしよう
「ふははっ、どうしたのそんな力んで」
あ、笑ってくれた、
「昔から音楽作るのが好きで、今も続けてるんだよね。夢があって。」
「俺もギターやってて、ギタリストになりたくて、上京してきたんです」
「若井くんもやってるの?偶然だ」
傍に置いてあったアコギを手に取り、手慣らしをすると、聴き覚えのあるメロディーが鳴らされた。
このメロディー、これって、
「motoki、」
釘付けになっていたその手が止まり、手元から頭を上げると、大森さんはまたもや目を丸くさせていた。
「俺のこと、知ってくれてるの?」
未熟な文章に関わらず♡、フォローありがとうございます😭コメントもぜひぜひ、、🫶