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いつもの暗い夜
1人で黒い液晶画面を見つめる
でも、続かなく画面を真っ黒にする
これを何回も繰り返し貴方(あの人)
を待ち続けている。
━━━ピンポーン
耳がキィっと鳴り響く音。耳が気持ち悪くなる音だが、今はどうだっていい。
『いらっしゃい…』
ぎこちない彼の微笑み。
これで何度目だろうか…?
『寒かったよね。とりあえず中にはいって?』
彼は黒い靴を脱ぎ、家にあがる。
『そうだ。ガトーショコラを作ったの。
一緒に食べな…い?』
彼は私の体をギュッと強く握りしめていた。
『もー待てないの…?
お利口さんに出来ないの?』
彼はとまる。
でも首をふる。
『…分かった。まず、
シャワー浴びてこよっか。』
タオルを準備する。
彼はどうもせっかちな所がある。
その可愛いところも彼のいい所だ。
彼と出会ったのは2ヶ月程前の秋。
大学生の私はバイト帰りだった━━。
『あの…どうされましたか?』
バイトでしょうもないミスをしてしまい、
落ち込んでいた。
そんな時には決まって公園でお酒を飲む。
少し肌寒い時のお酒は格別だった。
また飲んで明日も頑張ろう。
そう思おうとした。
だが、私の特等席がとられていた。
誰かが寝ていた。
喋りかけるも、起きなかった。
顔を近づけてみる。
━━━━すると
『え…!』
彼の顔が近くにあった。
私は何がおきたか分からず、手を振り払う。
『あの…なんですか?』
彼の手は冷たかった。
私でもわかった。
彼が危機にさらされていると。
彼を放っておけず、
家に連れて帰ってしまった。
私の悪い癖だ。
これで前にも大学の先輩を連れて帰ってしまったというのに…
『お風呂が沸いたからはいってきて』
年下だろうか。
綺麗な顔立ちをしている。
高校生にも見えるし、年上にも見えてしまう。
風呂から出た彼は色っぽく見えた。
『髪を乾かしてあげるから…おいで』
彼は躊躇いもなくこちらへ来る。
ドライヤーがあつかったのかあたまをブンブン振り回している。
艶のある髪は鮮やかで。
首を指で触るとビクッとふるえた。
『ごめん…!びっくりした?』
彼はまた首をふる。
『なら良かった。
というか、君はなんなの…?』
名前も歳も何も知らない男が
家にあがっている。
普通に考えるとおかしい状況だ。
彼はこっちを向いた…
ガサッ
バタッ
『えっ…!?』
彼が私の上に被さっている。
…なるほど。彼も男か。
『ねえ…?
おりてくれない?』
彼は顔を近づける。
「━━━━━━━━━━━━━━━」
『・・・いい名前だね。』
彼は素直におりた。
綺麗で癖のない声をしていた。
なぜ、公園で寝ていたのかは知らない。
でも、彼の1つ1つの仕草で危険な状態だということは分かった。
だけど私は専門家でもなにもないし、
彼を警察に連れていこうとすると
泣きそうな顔をする。
何もできないけど。
どうしても彼を救いたかった。
彼の体を触る。
ほどよい筋肉がついていてバランスがいい。
抱きしめる。
『ベッドにいく・・・?』
この時の行動が正しかったのかは、
分からない。
でも、間違ってはいないと思う。
彼と口付けを交わす
『//…好きだね..それ』
何回もしてきたこの行為。
事情も分からないけど、私は彼の心を癒す為に毎晩同じことを繰り返す。
私は世話好きなのだろか…?
彼にはこんなこと。普通の人はしないといわれてしまう。
甘い彼のアジ…。
もっと感じていたい。
逢えなかった時間を紛らわしたい。
彼の形をずっと覚えていたい。
私は彼とイクたんびに彼のものに…
好きになっていってしまう。
これから抜け出していくためには
どうすればいいのだろうか…?
それとももう抜け出せない…
甘い…けどほろ苦い。
彼に私は依存してしまっているのかもしれない
𓂃𓈒♡Merci d’avoir regardé𓂃𓈒♡
初投稿作品です!
今回はいらいす様の「chocolate」の
曲パロを致しました!
自分は見てのわかる通り
バリバリの初兎くん推しです!w
まず言いたいことは…
「chocolate」を聞きましょう!
【オリジナル曲】chocolate/いれいす【歌い手グループ】
https://youtu.be/e_vipJKh2Bk
いれいす 【公式】 様
https://youtube.com/c/ireisu
いれいすとは!
https://ireisu.com/about/