テラーノベル
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〇〇「じゃあ、アラスターも・・・?」
アラスター「はい?」
ほんの少し芽生えた悪戯心で、隣に立つ彼を見上げる。
〇〇「アラスターも・・・そう、思ってくれてる?」
アラスター「―――私の話を聞いていなかったのですか?それとも貴女には理解ができませんでしたか」
アラスター「その小さな頭でもう一度、よくよく考えると良いですよ」
アラスター「そしてお好きなように解釈すれば良い――」
〇〇「えと、えとごめん!!ごめんなさい!!」
私の言葉に半ば被せるように、早口で矢継ぎ早にまくし立てられ圧倒される。
頭の角が少し肥大化しかけた彼に慌てて謝罪を繰り返すと、
なんとか怒りは収まったらしく、普段のアラスターの姿に戻ってくれた。
・・・藪をつついて蛇を出す、とはよく言ったものだ。
出来心で余計なことをいうものじゃなかった。本当に。
〇〇「えへへ、ごめん・・・ちょっと聞いてみただけ!」
アラスター「ハァ・・・まったく。先程までのしおらしさはどこへ行ったんですかねぇ」
〇〇「アラスターが言ってくれたんだよ?“笑ってる方が似合う”って!」
普段の私たちらしいやりとりに、嬉しさとちょっぴりの気恥ずかしさが入り交じる。
小さく笑いかけた私は、幾分か軽くなった足取りでみんなの方へ駆け出した。
アラスター「―――なら、・・・――――ね」
走り出した私の背中から微かに、アラスターの声が聞こえたような気がした。
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