テラーノベル
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「あれが本当なら俺はどうやってベッドに戻ったんだ?」
「水を飲むまでは本当で、そこから寝ぼけてベッドまで来て怖い夢見たんじゃない?」
「まぁ‥‥多分そうなんかなぁ」
でも後ろから近づいてくるあの感覚が余りにもリアルで、まだ夢じゃないって思うほどだ
だから奏斗さんの話がまだ腑に落ちてない
目の前に出されたコーヒーを飲む
さっきも水を飲んだはずなのに喉が渇いて仕方がない
俺はコーヒーポットに残るコーヒーをカップに注いだ
「お祓いとか行った方が良いのかな?お祓いってどこですんの?神社でいいのかなぁ‥‥一回調べてみようか‥‥‥‥ねぇ、ロウ‥‥‥‥ロウ?」
「‥‥んあ?‥‥‥‥なに?」
「もしかしてまだ眠い?」
「ん、少し‥‥」
「じゃあ朝ごはん食べたらもう一度寝な」
「‥‥ご飯いらないかも」
「起きたら食べな。別にしとくから」
「ありがとう」
なんだか急に眠くなった
俺はソファーに転がると奏斗さんが毛布を持って来てくれた
「ベッドで寝なくていいの?」
「だってあっちは‥‥」
1人になるから
「ロウが良いなら良いよ。ゆっくり寝な」
「ん‥‥‥‥」
どのくらい眠ったのだろう
目が覚めるとまだ昼過ぎ
ソファーから起き上がってぼーっとしていると、リビングの入り口から名前を呼ばれた
「ロウ」
「‥‥奏斗さん?」
奏斗さんはニコニコと笑いながら俺の前まで来る
そして頬を撫でると俺の身体に覆い被さって来た
「ちょっと奏斗さん⁈」
「何?」
「何って‥‥いきなり‥‥」
「だって俺ロウの事好きだから」
「いや、そうじゃなくてっ‥‥待って!」
腕を掴まれソファーへ押さえつけられる
その力は強くて‥‥
いつもの戯れ合いとは違くて俺は少し怖くなった
「奏斗さんっ!本当に嫌だって‥‥」
「ん?」
「やめてっ‥‥ちょっと!」
力は弱まらず、押さえつけられたまま首にキスをされた
そしてそのまま強く吸い上げられる
「痛っ!ヤダっやめろって‥‥っ!」
「え?何、ロウ」
首から口が離されるとお互い目が合う
奏斗さんの顔は最初と同じ
俺を見てニコニコしている
俺、遊ばれてる?
そんな感じじゃない‥‥
「奏斗さん‥‥昨日俺達どこに行ったっけ」
「どうした?」
「俺の質問‥‥聞いてる?」
「え?‥‥何?」
おかしい
やっぱりこれは‥‥
そう思った時奏斗さんの顔が近づいて来た
「嫌っ‥‥やめろって言ってんだろっ!」
「なんで?‥‥ロウが好きなのに」
「お前っ‥‥誰だ!」
蒼月
1,497
「オレ‥‥?カナトダヨ」
奏斗さんの顔で奏斗さんの声
でも違う‥‥
「‥‥めろ‥‥やだっ‥‥離せっっ!」
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コメント
3件
みぅです🤍🥀 第7話読んだよ…。 もう、最初の「夢かな?」ってとこから始まって、じわじわと違和感が積み上がっていく感じがすごく怖かった…。特にソファーで寝て起きた後の奏斗さんの変化、あの「カナトダヨ」の台詞がめっちゃ鳥肌立った…。同じ顔で違う誰かが入ってる感じ、めっちゃゾクゾクする…。ロウくんの「お前っ誰だ!」って叫び、すごく伝わってきた。続き、早く読みたい…!