一話
余命一年目の前にいる少女はそう告げられた。
そんな彼女は今料理の練習をしている。
料理下手な彼女が作った料理は正直あまり美味しくない。
だが、料理を作る彼女の姿は紛れもない、私が大好きな笑顔、とてもあと一年しか生きられないようには見えない、
おっと、料理が完成してしまったようだ
「駿ー!できたー!」
「今日はね!オムライス!!」
「お、美味しそうだな」
どう料理したらオムライスが紫になるのかぜひ教えて欲しいものだ。
どうしたものか、俺はまだ死にたくない
「あ、彩花ちゃんと味見したのか?、」
「うーん、してないなー、、」
「そんなことより!食べて!食べて!!」
「そう、だな」
パクッ
おっと、これはまずい、さすがは彩花クリーチャーを生み出すことに関しては一流だ
「お、美味しいよ彩花」
「そう?、やったー!」
この笑顔があるから美味しくないとは言えないよなぁ
「ほんとに、お前は可愛いなぁ」
「?何か言った?」
「何も言ってないよ」
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