シャワーから出たら、部屋の灯りが薄暗くなっていた。
阿部はお酒を飲んでいる。
深澤にもグラスを渡して酒を注ぐ。
簡単なつまみなら作れるとテーブルにはいくつかの皿があった。
阿部ー酒は強い?
深澤ー人並みだと思う。
阿部ー俺はあんまり強くないんだよね。
深澤ーふ〜ん。
阿部ー俺のこと一つ知っただろう?
深澤ー俺達,何も知らなすぎるな。
阿部ーこんなに長く一緒にいるのにね。
デビューまで長く下積みしてたのに。
ずっと一緒だったのに。
知らないことがあるなんて。
でも、確かに酒は強くない印象がある。
深澤ー彼女がいたことは?
阿部ーさて、どうかな。
深澤ー若い時ならいただろう?
阿部ーふっかと同じと答えとく。
深澤ーちぇっ。
グラスを置いて深澤のグラスもテーブルに置いて、阿部が深澤を抱きしめた。
顎を持たれ酒の味のキスをされた。
阿部の首に両腕を回し応える。
だんだん深くなるキス。
阿部の手が深澤の服の裾から入ってくる。
胸を弄られ深澤から甘い声が聞こえる。
阿部は優しい。
うっとりしていると、胸を齧られた。
痛くないがびっくりした。
身体を捩ると、ソファに両腕を縫い付けたみたいに押し付ける。
深澤ー亮平!
阿部ー嫌い?
深澤ー無茶しないでくれ。
阿部ー辰哉って呼ぶね。
深澤ーもっとキスして。
阿部ーい・や・。
深澤ーして!
阿部ー辰哉は我儘だなぁ。
そう言ってキスをした。
耳を舐め、首筋も舐めまたキスをする。
両腕が使えないからもどかしい。
抱きしめたいのに。
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