⚠️旧国出ます。 ご注意ください。
会社が休みの日、日本はアメリカと電話をしていた。
日本「次の会議っていつですか?」
アメリカ『来週、国連本部で行われるらしい。』
日本「アメリカのニューヨークですね。了解しました。」
アメリカ『時差には気を付けろよ〜。この前寝てたからなw』
日本「言わないで下さいよー!あれ恥ずかしかったんですから!」
アメリカ『悪い悪いw』
ピンポーン
日本「あ、すいません。誰かが家に訪問してきたようです。一旦切りますね。またかけ直します。」
アメリカ『OK。』
プツッ
ガチャ
日本「はーい。」
日本が玄関を開けると、軍服を着ていて、顔の前に黒い紙が貼られている、奇妙な国(?)が居た。
日本「えーと、どちら様で・・・?」
???「日帝って居るか?」
日本「あっ、父なら家に居ますが、その前にお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
ナチス「あっ、名乗り忘れていたな。私の名前は『ナチス』だ。よろしく。」
日本「ナチスさん・・・?あっ、父のご友人ですよね?後、ドイツさんのお父様でもありますよね?」
ナチス「そうだ。・・・そろそろ家に入れてくれないか?」
日本「あっ、すみません。どうぞ、靴を脱いで上がってください。」
ナチス「失礼する。」
フタリは日本家の廊下を歩いていた。
ナチス「内装は昔とあまり変わらないんだな。」
日本「前にもお越しになったんですか?」
ナチス「嗚呼。20年程前だがな。」
日本「割と最近ですね。ここが居間です。」
ナチス「おお、此処か。」
日本「父さん、ナチスさんがいらっしゃったよ。」
陸「『ナチス』?誰だよそいつ。日帝なら今は厠に居るぞ。」
ナチス「えっ、お前は日帝じゃ無いのか?」
ナチスが陸の顔をまじまじと見ながら言った。
陸「そうだが。というか、お前は兄貴・・・日帝と何の関係があるんだ?」
ナチス「日独伊三国同盟って知ってるか?その同盟相手のヒトリだ。」
陸「嗚呼、兄貴が結んだあの同盟の相手国か。」
日本「ナチスさん、父s・・・日帝さんが来ましたよ。」
日帝「呼んだか?」
ナチス「おお、日帝!久しぶりだな!」
日帝「ナチか!久しぶりだな!」
2国が久しぶりの再会で握手を交わす。
日帝「ナチ、ちょっと気になったんだが、その顔の前に貼っている紙は何だ?」
陸、日本「「それ気になってた。」」
ナチス「嗚呼、これか。ドイツに貼れ、と言われたんだ。」
日本「あー、確かドイツってあのマークを出すのが禁止でしたっけ?」
ナチス「それもあるんだろうが、個人的にも見せられるのは不愉快なんだろうな。」
陸「『あのマーク』って何だ?」
日帝「あ、そうか。陸は知らないんだった。『ハーケ⚫︎ク⚫︎イツ』の事だ。」
陸「あー、寺の地図記号に似てる奴か。」
日本「的確な喩えですね。」
ナチス「話を戻すが、最近、いやずっと前から、息子のドイツに避けられている気がするんだ。」
日本「そういえば、ドイツさんが会社で呟いていましたよ。『親父本当に嫌い・・・。』って。」
日帝「ちょ、それって言って良い事なのか?」
日本「さあ?僕には分からないです。」
陸「日本ってたまにストレートに物事を言うよな。」
ナチス「まさか本当に嫌われていたとは・・・。ショックだ・・・。」
日本「まあまあ。あんな事(戦争など)をしてしまったのなら仕方無いですよ。」
ナチス「グサッ」
日帝「辞めてくれ、それは私にも効く。」
陸「言葉が鋭い・・・。」
ナチス「しかし・・・。何としてでも復縁したい・・・。そうだ!会議を行って、皆に聞こう!」
日本、日帝、陸「ゑ」
日本「という事がありまして・・・。」
アメリカ『そうか・・・。面倒くさいことになったな・・・。』
日本「何処に集まれば良いと思います?ちなみに、明後日です。」
アメリカ『うーん、国盟の本部があった、スイスのジュネーブとかどうだ?折角だし国盟も呼んだら良いと思う。』
日本「良いですね!国連さんを通して、国盟さんに行けないか聞いてみます!」
アメリカ『それじゃ、頑張れよー。』
日本「え?貴方もですよ?」
アメリカ『ゑ』
2日後 in国際連盟本部
日本「えーと、皆様、急に召集をかけましたが、集まって頂き、誠にありがとうございます。」
イギリス「それで、私達を集めた理由って何ですか?」
イギリスが首を傾げて訊く。
今、この場には、
アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、日本、日帝、ソ連、国盟、そしてナチスが居る。
日本「貴方達を集めた理由はナチスさんに話して頂きます。ナチスさん、よろしくお願いします。」
ナチス「えー、お前らを集めたのは、他でも無い。ドイツと仲良くする方法を教えて欲しいからだ。」
アメリカ「帰って良い?」
ナチス「ちょ、待て待て。何でだよ。」
アメリカ「意外とくだらない理由だったし、アラスカが飲み会に行くらしいから送るんだよ。」
日本「アメリカさんにしては真っ当な理由ですね・・・。」
アメリカ「おいおい、普段は真っ当な理由を使わないとでも言いたいのか?」
日本「よく分かりましたね、そうですよ。」
アメリカ「いや、直接言うなよ。傷つく。」
ピロン♪
アメリカ「お、アラスカからメールだ。『やっぱり歩いて行くから、兄さんが送らずに済むよ。良かったね。』・・・え?俺、コイツ(ナチス)の話を聞いてやらないといけないの?」
日本「アメリカさんwお疲れ様ですw」
アメリカ「嫌だああああああああ!!」
国盟「五月蝿いな、俺だって国連と会う時間を割いてまで此処に居るんだ。会議を行いたく無いのは皆一緒だから我慢しろ。」
アメリカ「ハイ。」
ナチス「まぁ良いか、始めるぞ。何か意見のある奴は居るか?」
イタ王「はい!」(手を挙げる)
ナチス「居ないなぁ・・・。じゃあ、私かr」
イタ王「ちょ、無視すんな!?」
ナチス「話してる時に口を挟むなよ。後お前に発言権は無い。」
※イタ王を会議に呼んだのはナチスです。
イタ王「一応、お前の師だったんだけど!?もうちょい敬ってよ!」
ナチス「いやお前、裏切っただろ。戦も弱かったし。」
イタ王「ぐっ・・・。(図星)でも良い案なんだよ!!」
ナチス「じゃあ聞いてやる。一度だけな。」
イタ王「何で上から目線なんだよ。まぁ良いや。ナチってさ、ワイマールの姿(ドイツの三色旗)にもなれるよね?」
フランス「そうなの?初耳なんだけど。」
イギリス「私もです。」
ナチス「知らない国って結構居るんだな。なれるぞ。」
日本「ワイマールって誰ですか?」
日帝「ナチの昔の姿だ。」
日本「そうなんですね。じゃあナチスさん、変身してください。」
ナチス「変身て・・・。じゃあ分かった。3、2、1!ピーーーーーー(規制音)」
ソ連「某総統の掛け声を言うんじゃねえ!」
すると、ナチスは先ほどまで着ていた軍服ではなく、茶色のコートを身に纏い、顔の国旗はドイツと同じ三色旗に変化した。
ワイマール「お、成功したな。」
イタリア「ドイツっぽいね。」
ワイマール「国旗は同じだしな。」
イギリス「弱そうですね(笑)」
ワイマール「ぶっ飛ばすぞ?」
イタ王「さっきの続きを話すんだけど、ドイツ君ってナチがワイマールだって事って知らないよね?」
ワイマール「そうだが。」
イタ王「だから、しばらくワイマールの姿で過ごして、ドイツ君が寂しくなってきた頃に正体を現して、色々話せば良いと思う。良い案だと思うんだけど、どう?」
ワイマール「イタ王のくせに名案だな。それでやってみる。」
イタ王「『くせに』はなんかちょっと腹立つけど、採用してくれてありがとう。」
ワイマール「くれぐれもドイツにはこの事を言うなよ。言ったら即収容所行きだからな。」
皆「了解。」
日帝「で、あの後どうなったんだ?」
会議を行ってから1か月。
ナチスは日本家を訪れていた。
ナチス「まぁ、何とかなった。」
日本「具体的には?」
ナチス「あの後、すぐに正体を見破られて、仕方無いから気持ちを伝えてみたんだよ。そしたら、ドイツが、『政治的には嫌いだが、家族としては仲良くしたい。・・・これからもよろしく。』って言ってくれたんだ。」
日本「お、良かったですね!」
ナチス「早速戦車の操作方法を教えようかと思う。」
日本「それはアウトですね。」
コメント
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よがったねぇぇぇ”なぢぐん(泣)