jkside
逃げようとしたジミンを無理やり押し倒し、
仰向けに倒れた彼の手首を掴んで、ベッドにぐっと押し付ける
彼が身動きを取れなくなる程度に体重をかけてのしかかっていたら、
目をぎゅっと瞑って顔を仰け反らせ、じたばたと暴れていた彼は、諦めたように、そのままの体制で静かになった
🐣「ゃ、、ぁ、、、」
かすかに漏れる声が震えていて、言葉も出ないほどに怯えているのが分かった
jmside
もうただひたすら、目を開けてはいけないという本能にすがりつくことしかできなかった
🐰「僕が何だか分かりますか?」
その質問だけで今僕を捕らえて離さない彼が、人間ではないことを確信してしまう
片手首が解放され彼の大きな手が僕の首筋に回り、すーっと撫でられた
🐣「ビクッ」
思わず首に当てられた手を掴むと、指を絡められる
びっくりして目を開いたら、僕のことを何故か愛おしそうに見つめる彼がいて、にこっと嬉しそうに笑った
🐰「僕はあなたの血が欲しい、、」
心底、というようにうっとりした声で僕に囁きかけてくる
🐣「ヴァン、、パイ、、ア、、」
かすれ声で彼の正体を口にすると、その笑って細められた目の中にちらっと赤い月が揺らいだ
🐰「そう!その通りです、ジミンさん、僕はヴァンパイア。
そして、あなたは僕の人生の伴侶。」
🐣「はん、、りょ、?」
恍惚とした声はそのままに、グクが続ける
🐰「ジミンさんには僕の血を入れてあげます。そうしたらあなたは僕にこの血を吸われても生きていられる。僕ももうあなたがいれば血に飢えなくて済む、、」
記憶の片隅にあった、ヴァンパイアの伝説が
さあっと思い浮かぶ
🐣「半、、人、、間、、?」
🐰「知っているんですね、さすがはパートナーだㅎ 大丈夫、僕はあなたを大切にしますからね。」
もうこの場所に連れてこられてしまった時点で、手遅れなのは分かっていた
ただ、目の前の怪物の気が変わることだけを必死に切望する
興奮しているのだろうか、彼の息が荒い
🐣「あっ、、やめっ、、、」
僕の最後の願いは砕け、
首元に顔が埋められ、首筋に熱い息がかかった
🐣「ぁ、ぁぁ、、」
反射でまた顔を仰け反らせてしまい、グクの方に首筋がむき出しになる
そのままの顔の向きで、そっと手で抑えられた
🐰「痛くないから、少し気持ちいいだけです。
動かないで」
🐣「ゃ、、ハァ、、ァッ」
ツプ、、とかすかな音がして、僕の首の皮膚を突き抜けて何かが入ってきたのを感じた
グクが言った通り痛くはなかった
むしろ快感に似たものを感じ、身体中の神経が麻痺する感覚に陥る
体に力を入れる術を失った僕は、目を瞑ることすら出来なくなってぼんやりと靄がかった視界で赤いカーテンを見つめた
🐣「ンッ、、、ハァ、、、、」
全身が宙に浮くような感覚がして、首筋から血が吸い取られていくのをはっきりと感じた
🐰「ンク、、、、ンク、、」
かすかに彼の喉がなる度、
僕の体は冷えてゆき、意図せず呼吸がゆっくり静かになっていく
あぁ、、死んじゃう、、
ぼうっと視界が眩んだ
🐰「プハ、、ハ、、あぶな、い、、〇しちゃうとこだった」
首に埋められていた温もりが離れて、また少し体温が下がった気がする
きっと傷口から血が溢れているのだろう、
とろんとしたものが首を伝った
確かめたかったけれど、身体が弱っているのと、今まで感じたことのない快感に溺れていて動かない
グクが僕の様子を見て少し慌てたような気配がした
🐰「ジミンさん、ちょっとこっち向いて、このままじゃ危ない」
🐣「ン、、、、」
こっち向いてと言いながら、僕の顎をそっと持って目を合わせられた
また赤い光を目に入れられて、身体が硬直する
傷口を抑えるように彼の片手が首筋を覆い、
目を合わせたままグクが話し出した
コメント
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正直読まなきゃ良かったと後悔すんごいんですけど😭 こんなにも素敵な物語があるのに同じ物題材で上げてるのとか辛🥲 元々ない自信がペシャッた、Reo.さん私の方こそ着いてくパターンでお願いします🙇♀️
あ、、交互にアップしてたのに順番間違えました チ───(´-ω-`)───ン 両方あげますわ今日🤣