橙桃です。本人様とは関係ありません。
地雷だよって方、通報される方は見ないようにしてください。
学パロです。
設定は遠井さんシリーズと同じです。
ななもり。くんが出てきています。(この話のなーくんだいぶ頭狂っているので見たくない方は帰りましょう)
NOside
秋は一瞬にして過ぎ去り、待ちゆく人は皆、コートやマフラーをつけ始める季節になった。
今日は放課が早く、生徒が見当たらない苺学園では1つの教室だけが騒がしかった。
黄「あの…………
いい加減帰ってもらえませんか?!?!」
橙「え〜ひどいわるぅと!このジェルくんが折り入ってご相談があると言っているのに…」
黄「内容が内容なんですよ!!僕たち生徒会は忙しいんです!二学期も終わりに近づいている今、まとめる資料とか沢山あるんですよ?!?!分かってます?!?!」
赤「シリョウ…シリョウ…ワンワン」
黄「ほら!莉犬だって犬になってしまったじゃないですか!!」
橙「それ俺のせい?!」
青「バナナ…バナナ…ウッキーーー!!!」
黄「ほら!ころちゃんだって!猿になってしまったじゃないですか!!」
橙「ころんは普通やろ」
黄「そうですね」
青「あれ」
生徒会室では忙しそうにしている(?)3人とそれを横目にダラダラしている1人がコントのようなやり取りを繰り広げていた。
黄「はぁ…大体、ジェルくんの相談なんてろくな事では無いでしょう?」
橙「酷いっっっ!ジェルくんだって悩みぐらいありますー」
黄「相談内容なんでしたっけ?」
橙「さとちゃんとキスしたい!!!」
黄「勝手にしてろや!!!!!!!」
そう、この男ジェルには恋人がいる。
相手は容姿端麗、文武両道まさに高嶺の花であるさとみという男だ。笑い方に癖があるが、校内でファンクラブが出来るほどその人気っぷりは凄まじいものだった。
そしてなんせさとみは究極のツンデレであり、むしろツンデレからデレを取ったような男なのでキスどころか手を繋ぐことさえもままならないのだった。
橙「俺たち両想いなんやで?!手繋ぎたい!キスしたい!あわよくばセ」
黄「二度と喋れなくしてやろうか???」
橙「スミマセンデシタ」
黄「僕たちに関係無いでしょ?!勝手にやってればいいじゃないですか!!」
橙「だってさとちゃんツンデレどころかデレ一切ないもん!ツンツンなんやもん!そんなところも愛おしすぎて抱き締めたくなるんやけど!!!」
黄「知らんがな勝手に抱いとけ!!!」
橙「やーんるぅとさんのえっち///」
黄「・・・」
橙「タンマタンマ俺が悪かったからバット置いて」
殺気が溢れしまったるぅとを静める為に莉犬ところんは全体力を使った。
青「マジでジェルくん許さねーわ…」
赤「それなー」
橙「あぁ…俺の信頼度が削れていく…」
黄「安心してください元々皆無なので」
橙「それは流石に泣く」
黄「まず内容が無いんですよ。そんな薄っぺらい悩みありますか?」
紫「内容がないよって話?」
黄「うわ面倒臭いのが増えた」
もはや一周回って持ちネタと化したその言葉で登場した彼はジェルくん相棒であるななもり。だった。
赤「会長、この資料出来ました」
青「会長、バナナ食べていいっすかー」
橙「るぅちゃんどうしたらええと思うー?」
紫「るぅとくん俺のネタ気に入ったの?」
黄「莉犬ありがとう。ころんお前もう既に食べてるだろ。ジェルくんは知らん。ななもり。お前は喋るな地球の温度が1度上がる」
紫「ひどーいなーくん悲しいなぁ」
赤「なーくん辛ラーメン食べたくない?」
紫「いやそれな」
黄「どうだっていいわ出てくなら出てけ」
紫「じゃあ俺購買で買ってくるわ」
赤「ありがとうマジ神感謝感謝」
青「またいっぱい食べたいな」
黄「まだ食べてないだろ」
紫「いってきまーす」
黄「本当に何しに来たんだあの人」
橙「俺さー、さとちゃんに必要とされてるのか分からないんよな」
黄「急にめっちゃ重い」
赤「とうとう病んだか」
青「マジ病んだー(裏声)」
黄「莉犬、ころんの口にガムテープ」
赤「はっ!!…あ」
黄「どうした」
赤「生憎ガムテープをきらしていまして…テープボール用のテープしか無いんですが…」
黄「もうこの際なんだっていい」
橙「何テープボールって」
黄「テープをクルクルしてボールを作るんです。切ると楽しいやつですよ」
赤「よくASMRで見るやつ」
橙「何でそんなのが生徒会室に…?」
黄「僕が日常で溜まったストレスを…」
橙「oh…てかそんな事よりどうしたらええんやろ」
黄「言えばいいじゃないですか直接。貴方達距離感バグってんだからそれぐらい余裕でしょ?」
橙「そんな…余裕なんて///」
黄「何故照れる」
橙「はぁ…さとちゃん本当に俺のこと好きなんかなー…さとちゃんから好きって言ってくれた事無いし、さとちゃんと帰ってるときも全然そんなムード無いし…あれなんかこれ俺が片想いしてるみたいやん」
黄「もう僕は疲れましたよ」
橙「あぁもうっ!さとちゃんとイチャイチャしたーーーーーーーい!!!!!」
紫「たっだいまー!ポッキーとさとみくん持ってきたよー!!!!!!!!!」
「「「「「「え????」」」」」」
桃「え、あの、えっと…///」
橙「さ、さとちゃん?!?!呼び出しは?!」
桃「とっくに終わってた…、その、じぇると帰りたくて待ってたんだけど、お取り込み中かなって…」
紫「俺が戻ってきた時に扉の前で顔真っ赤にして立ってるんだもんwかわいーよねさとみくん!」
橙「は?さとちゃんは俺のものなんやけど」
黄「誰も狙ってるなんて言ってないでしょう?!」
紫「ふーん、じゃあ狙っちゃおうかな♡」
黄「黙れ」
紫「うそうそw」
赤「ねぇなーくん辛ラーメンどこ」
紫「あーよくよく考えたら購買に売ってないなって」
黄「何故そこでポッキーが出てくるんだ」
紫「んーさっきジェルくんさとみくんとキスしたいって言ってたじゃん?ポッキーゲームとかなら出来るかなって」
橙「マジなーくん天才」
赤「さっきまで殺気丸出しだったくせに」
紫「お!莉犬くんうまいね〜」
赤「黙れ」
紫「もりさん悲しい!!!」
黄「ていうかもうポッキーの日から2週間以上経ってますけど」
紫「細かいことは気にしないの!!!」
橙「…?さとちゃん?どうしたん?」
桃「ポ、ポッキーゲームとか…そんな///」
この時ジェルは脳内が停止した。なぜか?それはあのさとみが照れているからである。
そしてジェルは思った
あれ、さとみってマジ可愛くね?
と。
桃「え、どうしたのジェル。何、なんで無言で手繋ぐの。ねぇってば」
ジェルはさとみの手を引き、ポッキーを持って出ていった。
黄「明日休みで良かったな…」
青(僕、いつになったら解放されるんだろう)
桃「ちょっと!!聞いてんのかジェル!!もう下校時間過ぎてんだよ!!先生に見つかったらどうすんだよ!!!」
現在の状態
空き教室にて机の上にジェルが座り、その膝の上に対面するようにさとみが座っている。
桃「あのさ、何する気?まさかなーくんの言ってたやつやる分けないよな?」
橙「やるって言ったらどうするん?」
桃「逃げる」
橙「…へぇ」
桃「待て待てホールドするな」
もうさとみは身動きをとれないようになってしまった。
桃「…………ッ、1回だけだからな」
橙「ほんまに?!やったぁ!!!!」
桃「犬かよ」
橙「ん♡」
桃「はぁ………、」
ポリ…ポリ…と静かな教室に小さな音が響く
桃(くそ恥ずい…顔がいいのがムカつく)
そしてジェルは思った
ポッキーくっそ邪魔だな
と。
ジェルは動きを止めて口を離し、スッとポッキーを取った。
桃「?!どうしたんだよッ」
チュ
桃「?!?!~/////」
(なにやってんのコイツ!意味わかんねぇんだけど!)
軽めだったキスがどんどん深くなっていく。
桃「んッ…ん///ッ…んぅ///」
少し時間が経ち、ゆっくり離れた唇。
酸素を吸い込み軽く咳き込むさとみを見て、ジェルはふふっと笑ってしまった。
桃「~////お前なぁッ!!!」
橙「今まで我慢してきた分♪」
桃「なんだよそれ………」
橙「さとちゃん好きー!!!」
桃「うるせぇな……俺も好きだよ」
橙「……勃った」
桃「たッッッッ?!え゛?!?!」
紫「全て俺のおかげだね☆めでたしめでたし〜」
黄「もうやだ」
みなっさん!!!!!!!!!!
どうも!てんです!生きてまーすよー!!!
前のお知らせから約2週間…実はテスト期間に直面しておりました〜そしてポッキーの日の小説も思いつかず途方に暮れていたらこんなに時が過ぎていました(絶望)
本当に更新も亀さんどころかナマケモノですよ…動いてるような動いていないような…何言ってるんだろ(
これからどんどん低浮上になると思いますが、たまーーーに更新したときはぜひ読んでくださると嬉しいです〜!!
さとちゃんの可愛くてごめんは反則だと思うんです(唐突)密かに歌ってほしいと思っていましたがまさか叶うとは…超ぶりっこあざとかわいいさとちゃん大好き民なので無事に死亡致しました。
YouTubeのコメ欄で長文で語ってる熊のアイコンの奴は多分うちなので良かったら探してみてください(ゑ)
いじょー!!!
ベリーベリーグッパイ☆
コメント
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桃ちゃんめちゃかわ!てんさんのストーリー神ですね!✨
親にスマホ少しとられて途中までしかよめんくて今読めました(( 待っておりました!!!✨ やっぱ、てんちゃんが書くストーリーはおもしろいです! 流石です(≧∇≦*)(。>ω<。)