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🎤視点
🎤
「うお〜!!すげえ〜!!」
館内に入り早速目の前の壁に映し出されたのは、花が流れる滝。
水流れや花の細かい様子などがよく表現されている。
🦈
「めっちゃ綺麗だな、、」
君のほうが綺麗だよ。
シャケの横顔を見てそう心の中で呟く。
🎤
「シャケ、ありがとね。」
🦈
「え、なにが?w」
🎤
「俺ここ行きたかったんだよね、シャケと来れるなんて最高のクリスマスプレゼントだよ?」
🦈
「あー、、、うん、、///」
館内は暗いけど照れてるのは声色でわかる
それを隠そうとしてるのもバレバレ
どれだけ声を聞いてきてると思ってるんだほんとに。隠せるわけないのに。
🎤
「シャケ、照れてんのバレバレだよ?」
ちょっとからかってみる。
そしたらもっと照れるし。
🦈
「はッ!?!?///」
ほらね
ちょっと微笑みながらシャケの手を取る。
細くて、でもどこかしっかりしている手。
🎤
「ここ段差あるからね」
とか言いながら歩を進める。
普段はこんなに距離近くないけど、今日はシャケに渡すものがあるから。
そのためにムードを作らなきゃ。
🎤
「ここで最後のブースだね」
ランタンが沢山ぶら下がっている部屋。
そのランタンは一定時間ごとに色を変えていく。
下調べをしてみたところ、ここが一番雰囲気が良いらしくてプレゼントはここで渡すことにした。
🎤
「シャケ?」
🦈
「ん?」
🎤
「ほんとにありがと、めっちゃ楽しかった」
🦈
「おお、よかった」
🎤
「俺ここ行きたいとかシャケに言ったっけ?」
シャケからしてみたらただの他愛のない会話。
でも俺からしてみたらプレゼントを渡すまでの大事な道のり。
🦈
「いや、プレゼントどーしよっかなって悩んでなかむに相談して一緒に決めた」
なかむに相談、、、
別に嫉妬とかじゃないし。
シャケは俺のものだし。
いやむしろ、、?
🎤
「他人に相談しちゃうくらい俺に喜んでもらえるプレゼント渡したかったんだね」
🦈
「はッ、、!?////」
予想通りの反応だけど予想以上の赤面、、、
渡すなら今かな
🎤
「シャケ、目瞑って手出して」
🦈
「え、あ、うん」
戸惑いながらも素直に従ってくれる彼。
いつか詐欺にでも引っかかりそうだよ、、、
🎤
「びっくりしても逃げないでね?」
🦈
「、、、いや物によるw」
🎤
「wwww」
シャケの手を取って、
指にプレゼントを通す。
俺とお揃いのプレゼント。
🎤
「目、開けて」
まつ毛が沢山ついた輝きのある目がゆっくりと開いていく
🦈
「えッ、、、」
🎤
「俺はまだ学生だから安物しか買えなかったけど、ちゃんとしたのはいつか渡すから。」
🦈
「ッ、、、」
何も言わない。
何も言わないけど目に涙を溜めて指をじっと見つめている。
そして何も言わずに俺にそっと抱きついた。
🎤
「メリークリスマス、これからのクリスマスもずっとシャケと過ごせるといいな」
シャケが何も言わない代わりに俺は言いたいことをひたすらこぼす。
シャケの耳はみるみる赤くなって、体温もどんどん高くなる
🦈
「、、、ありがと。」
俺の左手には微かに緑色の、彼の左手には微かに青色の輝きがある。
輝く部屋、輝く街、そして輝く2人の指。
人生最高のクリスマスプレゼントだ。