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コメント
4件
うはー!!!めちゃくちゃ良かった!!! アズの守護霊めちゃくちゃええなっ!!! アズが悲しむからって、一応助けてるけど、、、最後微笑ましく見てるなら、やっぱり今のこの関係を結構好ましく思ってたりぃぃ!? 文章神すぎて死にました、、、ありがとうございますぅぅぅ!!🪦✨
祠のお話
オリキャラ注意
いつもの黒美の軽い旅行について行く
すると今回はいつもとは少し違う、少し不気味な森へとノリノリで入っていく
しばらく奥へ奥へと進んでいくと二手に分かれる道が出てきた
怜、黒美チーム、紗知、アズチームの二人一組に分かれ、探索をする
黒美、怜チーム
懐中電灯を片手に奥へと進んでいくと、急に黒美がここで手押し相撲しようと提案をしてきた
渋々怜が承諾し、やり始めた二人だが黒美が少し調子に乗って少し強めに怜を押してしまった
そんな力で押されると思ってなかったのか後ろによろめき、尻もちをつく怜
「お前…強く押しすぎだろ…って、これヤバイやつじゃないか…?」
サッと砂を払い立ち上がり、後ろをチラッと見る
すると後ろでは怜が倒れた衝撃で崩れた古い祠が何とも無様な姿でそこにあった
「これって祠か…?」
そう認識するまでの間に黒いモヤはこちらに襲いかかってくるかのように迫ってくる
黒美は自身の身を守るために咄嗟に軽い術的なのを出しては黒いモヤを浄化する
急な事で何も為す術が無かった怜は黒いモヤに一瞬当てられてしまう
そんなモノを食らった怜はまるで力が抜けたかのように黒美がいる後ろへとゆっくりと倒れる
「怜…?!ぁ~…意識どっかいってるけどこれ黒い瘴気に当てられただけみたい…」
浄化は出来そう…と軽く呟いたあとに地面に怜を座らせるとポケットからスマホを取り出す
「それより…本体がどっかいったのが一番やばいかも…とりあえず二人に連絡入れとかないと」
紗知、アズチーム
なんでコイツと…なんて事を思いながら早く終わらそうと先々進むとフラっとこちらに向かってくる黒い瘴気に咄嗟に
「アズ…!!これ何かヤバイやつですよ…!」
黒美からの電話を受けるアズにそう叫ぶ
ぇ、と小さい声を上げこちらを向くアズに黒い瘴気が目の前まで迫ってくるがその瞬間にバチッっとまるで何かが燃えるような音を立てては黒い瘴気は灰のようの地面へパラパラと散っていった
何かあったか?まるでそう言いたげな表情で紗知は大丈夫だろうと特に心配はせずに黒美との電話を再開する
「う”っ…?!」
そう紗知が声を上げた時には周りには黒いモヤが身体にまとわりついており、スっと身体に入ってくる感覚があった
はァ”?祠を壊した?そんな会話をするアズの後ろから自分の意志とは関係なく進む紗知に気づかない様子で何やってんだよお前らは…と呆れるアズ
「今何処にいるんだよ」
その言葉を言い切る前に後ろへぐっと引かれる
ガンッと激しい音を立て、落としたスマホからは雑音と一緒に必死にアズへと呼びかける黒美の声だけが聞こえていた
「はァ”…全く、困るんだよ」
こういうことされるのは…と黒い瘴気を炎と共に灰にしてはアズをゆっくりと地面へ寝かせ、紗知を乱雑にアズの隣へと置く
「本当に人間ってのは仕方の無い奴だな」
そう言いながらサッと後ろを振り返り帰ろうとするとそこには怜を担いだ黒美が膝をついてこちらを見あげていた
「お前だよな?祠を壊したのは」
次やったら殺すぞ、と荒い口調を使い小さくごめんなさいと謝る黒美を見ては大きくため息をつき、紗知を黒美の方へと投げる
うわっ?!と、驚く紗知を両手でキャッチしては黒美は質問を投げかける
「貴方ってアズの守護霊ですよね…?」
「守護対象以外は守らないって聞きましたけど…どうして紗知は助けてもらえたんですか…?」
まるで太陽のように明るく光るアズの守護霊は大事にアズを抱きかかえ、そっと黒美の足元へと置いてやる
「それはな、親しい人間を失ったらアズが悲しむからに決まってんだろ」
一呼吸おいて喋る守護霊を見てはなるほどな…と勝手に納得をする
「まぁ俺からしたらお前らなんてどうでもいいんだけどな」
チクチクと嫌味のように小さい声で言う彼を本当に良い守護霊だよね…?と少し疑問にもつ
「俺はもう戻るけど次は助けねぇからな」
は~いとだけ返事をすると最初からまるでそこには何も無かったかのように姿を消した
黒美の足元には三人が眠っている状況だが、これどうしたらいいの…?首を傾げる
ゆっくりと目を覚ます怜に対して起きてるなら手伝ってと冗談のように言ってはお互いがお互いを起こしあう
そんな光景を見ては微笑ましそうにフッと笑うアズの守護霊が黒美には見えたとかなんとか
オチが終わってる( ‘-‘ )