テラーノベル
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ギルド昇格から二日後。
朝の光が街を照らしていた。
冒険者ギルドの掲示板の前には多くの冒険者が集まっている。
ミリアが紙を見ながら言った。
「やっぱりこれだよね」
カイルが腕を組む。
「Vランクになったら最初はSランク依頼か」
レイナが小さく頷く。
「当然ね」
そして三人の視線がユウキへ向く。
ユウキは依頼書を読んでいた。
Sランク依頼
依頼書にはこう書かれていた。
【Sランク依頼】
場所:竜の山脈
内容:凶暴化したドラゴンの討伐
危険度:極めて高い
ユウキが言う。
「竜の山脈か」
カイルが笑う。
「名前からしてヤバそうだな」
ミリアが少し心配そうに言う。
「ドラゴンって竜王みたいなの?」
レイナが説明する。
「竜王ほどじゃない」
少し考える。
「でも普通の冒険者なら軍隊レベル」
カイルが笑う。
「つまり」
ユウキを見る。
「俺たち向きだ」
ユウキは頷いた。
「行こう」
竜の山脈
半日後。
四人は山脈の入り口に立っていた。
巨大な岩山が連なっている。
空気は冷たく、風が強い。
ミリアが周りを見る。
「すごい場所」
カイルが言う。
「ドラゴンが住むのもわかる」
レイナは目を閉じた。
魔力を感じ取る。
「……いる」
ユウキが聞く。
「近い?」
レイナが頷く。
「かなり」
その瞬間。
山の奥から咆哮が響いた。
「グォォォォォォ!!」
ミリアがびっくりする。
「出た!」
カイルが笑う。
「歓迎されてるな」
ドラゴン出現
巨大な影が空を飛んできた。
翼を広げた怪物。
赤い鱗。
鋭い牙。
巨大な体。
ミリアが驚く。
「大きい!」
カイルが剣を抜く。
「これがドラゴンか」
レイナが冷静に言う。
「レッドドラゴン」
ユウキも剣を抜いた。
魔剣グラムが光る。
ドラゴンが地面に降り立つ。
ドォン!!
地面が揺れる。
ドラゴンが咆哮する。
「グォォォォ!!」
炎が口から溢れた。
龍魔剣闘士の力
ユウキは静かに言う。
「俺がやる」
ミリアが驚く。
「一人で?」
カイルが笑う。
「新しい力の試しだな」
レイナが頷く。
「見せてもらいましょう」
ユウキは一歩前へ出た。
胸の紋章が光る。
「龍魔剣闘士」
魔力が体に広がる。
「スキル」
剣を構える。
「竜神闘気」
黄金の魔力が爆発した。
ユウキの体を竜のオーラが包む。
ミリアが目を輝かせる。
「すごい!」
カイルが笑う。
「オーラが竜だ」
レイナが呟く。
「これが龍魔剣闘士」
空中戦
ドラゴンが炎を吐いた。
巨大な火炎。
山を焼く威力。
ユウキは翼を出した。
「竜翼飛翔」
黄金の翼が広がる。
ユウキが空へ飛び上がった。
ミリアが叫ぶ。
「飛んだ!」
カイルが笑う。
「便利すぎるだろ」
空中でユウキはドラゴンに接近する。
ドラゴンが爪を振るう。
ユウキは避ける。
そのまま剣を振るった。
「龍魔剣技!」
斬撃が走る。
ドラゴンの鱗が裂けた。
ドラゴンが怒りの咆哮を上げる。
一瞬の決着
ドラゴンが再び炎を吐こうとする。
ユウキは剣を構えた。
魔力を集中する。
「魔導融合斬」
さらに竜神闘気を重ねる。
剣が黄金に輝く。
ユウキが叫ぶ。
「竜牙斬!!」
巨大な斬撃。
ドラゴンを一直線に斬り裂いた。
一瞬の静寂。
そして――
ドォォォン!!
ドラゴンが地面に落ちた。
戦いは終わった。
圧倒的強さ
ミリアが呆然とする。
「……終わった」
カイルが笑う。
「早すぎだろ」
レイナが静かに言う。
「竜王の戦いの後」
ユウキを見る。
「さらに強くなってる」
ユウキは剣を収めた。
「まだ慣れてないけど」
拳を握る。
「かなり強い」
その時だった。
レイナが急に空を見た。
「……?」
ミリアが聞く。
「どうしたの?」
レイナの顔が真剣になる。
「魔力」
ユウキも感じた。
遠くの空。
巨大な闇の気配。
カイルが呟く。
「また敵か」
ユウキは空を見つめた。
胸の紋章が微かに光る。
グラムの声が響く。
『主よ』
『魔神軍だ』
ユウキの目が鋭くなる。
新しい戦いが
静かに近づいていた。
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