テラーノベル
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――新幹線に乗っているだけで【新幹線デート】と言うのか……?
永美のせいだ。
自宅解体日の今日、東京駅から乗ったひかりの中で、私は落ち着きなく座っていた。
「何?どうかしたか?」
バチッ……と音を立てて隣の早川さんと目が合い
「ぅうううん……お疲れ様ですっ!」
ペコリとしておく。
「……」
「ぬ……なに?」
「熱はなさそうだな」
額に手を当てられて固まる私に
「アイツら、来るだろうな」
彼はいつも通りの様子で言う。
「うん。そう思ったから、昨日、永人さんに連絡したの。永人さんもそう考えて、用意はして行く、って言ってくれた」
「用意?」
「工事の邪魔をしない、っていう宣誓書じゃないかな」
「なるほどな。あの豪邸の住人でもないのに、あれをステイタスとしていた奴らが何をするかわからないからな」
「うん。しょうもないステイタスだよね。人の物だよ?信じられない」
「菊は、もういいのか?最後に持ち出す物、ないか?」
「ない」
「即答だな」
「当然。新しく建つ、図書館と公園広場を楽しみにしているの」
今ある家の半分サイズの児童図書館の建設。
あと半分と、元の庭やガレージスペースが、遊具のない公園になる。
「名前も、いいのか?」
「うん。一ノ瀬児童図書館、なんて名付けたら、それこそまた叔父と叔母の思い通りだわ」
「一ノ瀬菊、とついても、自分の血縁だ!と大きい顔だろうな」
「そう。だから【ひかり児童図書館】で申請する」
【ひかりの本箱ネットワーク】で、本の購入などのノウハウを教えてもらうことに決まっていることと、私がここへは【ひかり】で通うことになるから【ひかり児童図書館】とする。
コメント
3件

きーすーけーッ❣️(笑)(*´艸`)💓 らびちゃん、ホントよね。おでこに✋︎💕︎︎ 菊ちゃんに触りたいんだろ〜❓ꉂ🤣𐤔ꉂ🤣𐤔ꉂ🤣𐤔 ちゃんと付き合ったら良いんじゃな~い❓🥰
素敵なネーミング˖*.✧゜ 誰もが自由に気軽に気兼ねなく、思い思いの時間をゆったりと過ごせる空間になるね🍀 フフフ希輔サンったら🤭 お熱確認なら聞けばいいだけなのに、何も言わずにおでこに手当てちゃって〜! (´▽`σ)σ"このぉ〜♡

それで【ひかり】ね(^^♪ 明るい未来が見えそう!(^^)!