三上には、その日一度も会えなかった。神社を壊してでも! そう思っても、俺は手を出せなかった。手を出したら二度と三上には会えない気がしたから。俺は悔しくて、人に見られてるのも気にせず町中を全力で走るしかなかった。
夜中、1時。後二日で三上は贄になると言っていた。それが何なのか良くわからないが、それでもやばいってことは分かる。
「絶対助けてやるからな! 三上!!」
俺はまた全力で走っていた。行き先は、和田日向。手がかりは、もうそこしかない。
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