桃黄
side桃
ぴあアリーナが終わり、マリンメッセ福岡でのライブを週末に控えた水曜日
ライブのお疲れ様会と福岡ライブ頑張るぞの会を兼ねた飲み会が俺の家で開かれた
コーラに3%のお酒、7%のお酒に加え誰が買ってきたのか分からない9%のお酒につまみになりそうなお菓子が所狭しと机に並ぶ
こ「お前らぁぁ!飲むぞぉぉぉ!」
り「うおぉぉぉぉぉ!」
さ「じゃあ乾杯の合図は誰行きますかぁ!」
る「ぴあアリーナライブ、お疲れ様でぇぇぇす!KPーー!!」
な「KPーー!!」
じ「KPー!ライブよかったでぇぇ!」
珍しくるぅとの合図で飲み会がスタート
約1時間後、なかなか全員で集まれなかった俺たちが集まれたのもあってあっという間にお酒の数を減らしていく
机の横には乱雑に口が開かれたゴミ袋
その中には潰れた空き缶が既に何本も捨てられていた
初っ端にコールで潰された莉犬が床で寝ていてなーくんも勢いでほろ酔いを口にして1発KO
2人仲良くすやすやと寝ている
る「さとみく〜ん…..」
さ「んぁ?」
じぇるころん辺りに9%のお酒でも飲まされたのか数分目を離した隙にべろべろに酔ったるぅとに袖をぐいっと引かれる
る「セクシー救急車出動してぇ…..」
さ「ったく…しゃーねぇなぁ…..」
ドサッ
るぅとを押し倒しじっと見つめる
る「ひゃーっ!!」
途端顔を真っ赤にして叫ぶるぅと
頼むからこの場では叫ばんでくれw
寝てるななもりーぬが起きるww
こ「!?」
じ「!?!?」
ころじぇるがこっちを驚いた表情で見つめているのに気づかなかった俺はるぅとのおでこにちゅっとキスを落とした
る「かっこいいいいい…」
じ「なッ…」
こ「はッ…?そーゆー関係だったの?」
さ「!?」
さ「み、みてたのか!?」
な「…….さとみくん?」
さ「はいっ!!」
後ろから低い声で名前を呼ばれ思わず背筋がピシッと伸び、反射的に返事をする
な「別に否定するつもりもないけどね…」
な「みんながいる場でやるのはどうなのかな」
な「現にころんは引いてるよ」
こ「………..(絶句」
さ「やッ…別にそんな関係じゃ…..」
な「るぅちゃん、こっちおいで」
る「んふ…..なぁくんだぁ…..」
な「るぅちゃんはさとみくんのこと好き?」
る「えへ…だいすきだよぉ?」
る「だってぼくりあこだもんニコニコ」
な「さとみくん…..?」
さ「や…これガチで説明させてください」
な「…….いいよ、その訳とやらを聞こうか」
こ「………」
さ「ぴあで…..」
じ「…….おん」
さ「セクシー救急車したじゃないすか」
さ「ころんのノリで」
こ「いやぼくのせい!?」
さ「ちげぇよ最後まで聞けや話を」
じ「さとみ」
さ「…..はい」
さ「るぅとからしたら俺は推しみたいな存在なのは…..わかるやん?」
な「そうだね」
さ「前にるぅとが俺に言ったんよ」
「さとみくんは僕のお兄ちゃん的存在でもあるし僕からしたら推しみたいな存在なんだよね」
さ「って。」
な「うん」
さ「まぁだから俺と距離が近いと落ち着くって前からすげぇ言ってくれてんの」
さ「多分ぴあのセクシー救急車の時に緊張が解けて落ち着いたんだろうな」
さ「あれから毎日頼まれるんよ、セクシー救急車出動してって」
な「るぅちゃん、それ本当?」
る「んぅ…?ふふ…..」
る「らってさとみくんおちつくんらもん…..」
る「ねぇ~さとみくんもういっかいぃ…」
さ「さっきやったろ?もうおしまい」
る「やら…..甘えたいんらもん…..」
る「やってくれないならお酒飲むもん…」
さ「もうだぁめ、飲みすぎ」
る「やぁぁ……いいもん…勝手に飲むもん…」
さ「だめです~ほらもう今日は寝ろ」
さ「泊めてやっから寝ろ」
る「んやぁぁ…..ならぼくからやる…」
さ「やるってなにを」
ドサッ
さ「………るっさん?」
る「んふ…..さとみくんだぁ…..(じーっ」
さ「んで?なにしたいの」
る「んふ…どくどくしてるぅ…..」
こいつ相当酔ってんな…
俺の事押し倒して胸に耳押し当ててきやがった
しかもその前に俺の事じっと見つめるし
さ「当たり前だろ生きてんだから」
さ「ほら、退けってるぅと」
る「………」
さ「るぅと?」
る「すぅ…..すぅ…..」
は?
まじかよこの体制で寝んなって…..
コアラみたいに引っ付かれてるとなんも出来ん
こ「やぁば…….」
さ「やばじゃなくて助けてくれ」
な「らぶらぶじゃん」
さ「見てないで助けて…w」
じ「これわんちゃん莉犬もくっつく説」
さ「やめろwwww」
こ「さとみくん、運んできたよ」
さ「お~まえ…wやめろやまじでw」
り「もぞもぞ…..(ぎゅぅぅ」
マジで来たし…..
なんで俺の上にるぅとが居て莉犬を腕枕してんの?
な「片手空いてるねさとちゃんニコニコ」
さ「いや空いてるとかないww」
な「おじゃましま~す」
さ「なーくん!?ww」
る「んぅぅ………うるしゃい…..(ぺちっ」
り「すやすや…..」
こ「僕ベッドで寝てこよっと…..」
こ「さとみくんおやすみ~」
じ「俺来客用の布団借りるわぁ」
じ「おやすみ~」
さ「お前らなぁ…..ww」
次の日の朝
り「………んぅ」
さ「莉犬さ~ん…起きましたぁ?」
り「おはよぉ…….」
さ「早く退いてくれませんかねぇ」
り「…….は!?」
り「なんで俺腕枕されてんの!?」
り「え、もしかして一晩中この体制?」
さ「そう、だからはよ退いて」
り「ご、ごめんっ!手痺れてない?」
さ「めっちゃ手痺れてる、感覚ない」
り「うわまじか…..ごめんさとちゃん」
さ「いや、俺もお前も被害者」
さ「ころんシバいてきて、頼んだわ」
り「はぁい」
な「おはよ~…..」
さ「なーくんおはよ」
な「いやぁよく寝れたわ…」
さ「そりゃよかった」
な「枕より寝心地いいわ」
さ「いやんな事ねぇだろ」
る「んぅぅ…….」
さ「ほらるぅと、起きて」
さ「もう朝、はよ退いて」
る「おはようさとみくん…..」
る「退いてってここお布団…..」
さ「じゃないです」
さ「俺の体の上です」
る「………!?」
る「な、なんでここいるの僕!?」
さ「とりあえず退いてくんない?」
さ「お前軽いけど流石に1晩はきちぃ」
る「ご、ごめん!」
さ「ってて…….筋肉固まってるし…..」
な「さとみくん動ける〜?」
さ「無理、筋肉動かさなさすぎて固まってる」
な「あらら、湿布どこにある?」
さ「そこの棚ん中」
な「んー?どこだ…..」
こ「いでででででっ!!」
こ「耳引っ張んないで莉犬くん!」
り「あ”?」
さ「ころんお前なぁ…..」
こ「ごめんなさぁいw」
さ「ごめんなさいじゃねぇよ」
さ「さっさと湿布持ってこい」
さ「なーくんが探してくれてんだよ」
こ「湿布ここだよ、なーくん」
な「あ、ここか、ありがとね」
数分後
こ「さとみくん湿布臭い…」
さ「誰のせいだと…..」
こ「………ごめんなさい」
る「ごめんなさぁい…..」
ぴあのレポをついったーでみて思いついた
セクシー救急車(((
ほんと貴すぎてタヒぬんですけどやめてくれませんかね(訳:いいぞもっとやれ)
コメント
6件
こんな、ほのぼのとしたことが現実で起これ((ブク失です。
好きです。
やば〜い…最高だ!?