この作品はいかがでしたか?
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赤桃書くのはじめまして、ですね。
頑張ります。
もちろんですがここにいるのはnmmnわかってる方ですよね????
通報なんてしませんよね???😄😄
「あ”ぁ”〜〜、ただいまマイハウス…」
「おかえりぃ」
「ほんと疲れた…無理…寝る…」
「お風呂は入りなよ〜」
「ん…」
そう言われ風呂に入る準備をする。
お湯を張ってくれてるのはありがたい…
この時期体も冷えるしゆっくり入らせてもらおう。
…あっれれ〜??おっかしぃぞぉ〜???((
え、なんであの人普通に生活してんの??りうらが不法侵入してる事にノータッチすぎない??俺ら初対面ですよね??あ、もしかして前世で…とか?????
え、にんげんこわい…
あの人もしかして危機察知能力が無い…?いや察知も何も既に起きてるんだけど。
と、とりあえずりうらは仕事しなきゃ…
「お風呂ためててくれてありがとね〜」
「あ、うん」
「俺もう寝るけど、君はどこで寝る?」
「あ、じゃあ…じゃなくて何その鬼適応力?!?!?!」
「え?」
「こっちの反応だわ!!お互い初対面じゃん?!?!りうらのこと怖くないの?!?!」
「あ、君りうらって言うんだね、はあく〜。おれはないこ!」
「どーも丁寧に自己紹介ありがとう!!!!あとご飯食べな?????」
「いーよもう夜ご飯は…太るし…」
「なんだろう、ないこさんと話してると疲れる」
「何それ不思議〜。あ、あとさん付けじゃなくていいよ」
「あ、うん…」
「んで寝るところなんだけど…俺のベッドでいい?」
「ゑ」
「客人用ないからさ。俺はソファで寝るつもりだし。」
「いやいや流石にそれは…」
「大丈夫だよ〜、ソファ結構寝心地いいし」
「経験談怖い。」
「俺別に寝なくても大丈夫だからないくんはベッドで寝て!!」
「え〜、そう?じゃあおやすみ〜」
「おやすみ」
え?人間ってこんなに不規則な生活してんの?こわ。
でもまぁりうら仕事しないといけないし…
「お邪魔しまぁす…」
「スゥ-…スゥー…」
「ないくんイケメンだから嫌悪感なく仕事出来るや」
ブツブツと独り言を言いながら寝ているないくんの上に跨る。皆もわかったと思うが、俺の仕事とは「精力を貰うこと」、つまりサキュバスだ。まぁりうら男だからインキュバスなんだけどね。
「んー、どうやって精力貰おうかなぁ。1番軽いのはキスだけど、軽い分貰える量も少なくなるし…」
「んー…あれぇ…きたの…?んふふ、ぎゅーっ…スゥ-…スゥ-…」
「あぇ、え、ちょ、りうら抱き枕じゃないんだけど?!?!」
「うわ、ないくん意外と力強い…し…体温高い…スゥ-…」
寝るつもりはなかったのに、ないくんの心臓の音や呼吸音、温もりを感じていたら瞼が落ちてきた。サキュバスたちは寝なくても生きれるのに…こんなに温もりを感じたのはいつぶりだろ…
「…ん…ぅ…あれ、もう8時…?結局精力貰えなかったんだけど…」
「ないくん、起きて〜、8時だよ」
「ん”〜…しごと…ない…ねる…」
「めっちゃカタコトじゃん。やば。」
「んー、とりあえずキスだけしとこっかな」
チュッ
「ごちそーさまー、これで何日かはもつでしょ。流石りうら!燃費いー!!」
「さてと、一応ないくんには住まわせて貰ってるんだしなんか手伝うこと…」
「んー…あ、ご飯。よし作ろう。」
暖かくて魅惑的な布団から抜け出し、台所へと向かう。今までパートナーが出来ず、1人で色々な物に手を出してたのが幸をなした。
1度人間とパートナーを組んだサキュバス達が魔界へ戻ってくることは滅多にない。そのため人間界のものは少ないが、それでも魔界にある人間界のものはほとんど全て体験済み。人間って面白い物編み出すから憧れる。りうらも人間として産まれたかったなぁ…って!
そーいえばないくんはパン派なのか、ご飯派なのか分からない…!
んー…
顔的にご飯派だよね!!!うん!!!それにないくん適当そうだし!!!気にしない!気にしない!(失礼)
「おはよぉ…ねむ…」
「おはようないくん!朝ごはん作ったけど食べれそう?」
「食べる!!!」
「お、おぉ…いいお返事…」
「えー、だって食べるの楽しいじゃん?夜ご飯は…うん、太るけど…」
「あー、なるほど?」
「そうそう!わ!めっちゃ美味しそー!!りうら料理上手いんだね!頂きます!モグモグ」
「おー凄い、口を挟む隙がなかった((」
「あ、」
「?」
「…ごめんりうら、今日友達来るからさ、その間俺の部屋に居てもらってもいい…?」
「?りょーかい」
「パソコン以外の部屋にあるものは何でも触っていいからね〜」
「りりり」
「ご馳走様、美味しかったよ!」
「oh……3人前…美味しかったんならいいけど…」
洗い物も終わり、家の掃除などを手伝っていたらあっという間に昼が来た。
言われてた通り2階へと向かう。
「よし、それじゃあ俺ないくんの部屋にいるねー」
「ごめんねー、ありがとう」
変なの、突然来たりうらに謝るなんて。
“おじゃましまーす”
“ないちゃん久しぶりー!!”
この声の人達がないくんの友達なのかな?
なんというか…特徴的な声の人が多いような…((
まぁいいや、ないくんの部屋探索しよ〜
それこそ変な本とか??出てきちゃったり??www
…ん?ベッドの下なんかあるくね?
..?!こ、これは…!
「は?ふんどしマスカレード?」
「これはいいやポイッ」(おい by桃)
他になんか、それこそクローゼットとか!
「失礼しますっ、!!バァァァン」
「ん?ギター?それに、キーボード…ないくん音楽関係の仕事なのかな?」
「まぁいいや!りうらエレキした事ないし少し触らせてもーらお」
「えーと、コード進行…」
「ねぇないちゃん、なんか音聞こえない?」
「音?」
「あー確かに。他に誰かおるん?」
「あー…うん、色々あって…」
「これエレキギター弾いてる音やな」
「そーいやまろちゃん元軽音部やったね」
「ないちゃんが人を連れ込んでる?!?!ガタッ」
「ほとけっち落ち着こうか」
「だってさ!僕たちがないこハウス行きたいって言っても嫌な顔されるじゃん!」
「いむくん、」
「流石にほとけそれは…」
「…ほとけっち…過去の自分を思い出してごらん?」
「え…?」
「叫ぶ」
「暴れる」
「アホ」
「そして何より…」
「「「「行動も声も顔もうるさい」」」」
「酷すぎない?!?!」
「でもまぁ僕もその人見てみたいかも」
「え?初兎さん僕のこと無視??((」
「なら呼んでこようか?」
「コンコン、りうら入るよー?」
「〜♪」
「ガチャ、ってそのエレキ…!」
「ん?あ、どうしたのないくん?」
「い、嫌なんでも…いやほかのメンバーというか、みんながりうらと話したいって…」
「メンバー?やっぱりないくん音楽活動してるの?!」
「う、」
「てことは今来てる人たちも音楽出来るってこと??え、りうら会いたい!」
(りうら音楽好きなのかな?)
「って!もういないじゃん!行動早いな…」
「りうら〜?4人とも個性的だけど言葉通じて…る…?え、なに4人ともその目」
「ないこ…お前年下男子好きやったんか…」
「ま、まぁタイプは人によって違うしな…」
「ないちゃん…やっぱり連れ込んでるじゃん!」
「ひwwwひぃwwwな、ないちゃんwww」
「…ケテ…タスケテ…」
「3人の目がとても痛いし、初兎ちゃんはなんで笑ってんのかわかんないし、りうらはなんで死にかけてんの?」
「かくかくしかじかカモシカ美味い」
「ほうほう。つまり3人はりうらのビジュを見て本当に連れ込んでると思い?初兎ちゃんはその状況にツボり?りうらはいむにホールドされてて死にかけてると…」
「違うから!りうらは突然家に来たの!」
「は?何ゆうとんないこ。不法侵入やん。」
「あ、そうじゃん。」
「いやりうら言ったよね?!?!なにその鬼適応力って!!」
「え、りうちゃん不法侵入したの…?」
「仕事なんだもん!それと初対面であだ名できてて草。」
「ヒィwwwアッ⤴︎ハァ⤵︎⤴︎︎www」
「おいこら兎!!!!!いつまでツボってんだよ!!!!!」
「仕事ってどーゆーことなん?」
「えーとね、かくかくしかじか鹿肉美味い」
「「「「「へー、サキュバスなんだ」」」」」
「いやなんでないこ知らんねん。」
「え、なんか家事してくれるしまぁいっか…って…」
「おいこらO型」
「同じO型やけど一緒にせんといて欲しい」
「あにきー?!?!裏切りはよくないと思うな!!」
「てかさ、りうちゃんはいつまでこっちにいるの?」
「んー、パートナーが出来るまで、かな?」
「サキュバスって催眠使えばパートナーすぐできるしあんま期限とかないんだよね〜」
「へー、」
「パートナーできても人間界に留まるサキュバスが殆どだし」
「だからさ!これからみんなの所行ってもいい?」
「?別にええけど」
「りうら楽器とかあんま触ったことないし、作詞作曲とかも気になる!」
「ちゃんとアポ取ってから行くんだよー?」
「わかってるよー」
(親子やん)
(ないこママ)
(りうちゃんかわい)
「ばぶじゃん」
はぁい!りうらでぇす!
かれこれ1週間経ちまして、未だにパートナーはいません☆
いや、そりゃさ、ないくんになってもらいたいよ?貰いたいけど…
顔が良すぎるんだよあの人…っ、!!!!
普通に過ごしてるだけなのにこっちが緊張するわ!!ほんとまろの気持ちよくわかる…
という感じで恋煩いです、はい。パートナー作るのに締切とかはないから全然大丈夫なんだけど…
『なんかお前といても楽しくねぇんだよな』
『ごめん、りうらくんより素敵な人と出会ったから…』
「…そっちから寄ってきたくせに」
前人間界に降りてきたトラウマからか、パートナーを作ることが少し怖い。
サキュバスは人を誑かして行為をする生き物だから、都合よく使われることがある。それでもその被害に遭う割合が少ないのは、みんな人を見極めているからだ。
サキュバスだってプライドがあるため、無作為に人を選んで体を委ねたりしない。やはり初めてするなら大切にしてくれそうな人がいいし、初めての人とパートナーになりたがる。
りうらはそれが下手なんだ。
他人からの愛に飢えていて、上辺だけの優しさに釣られてしまう。ないくんだってそうかもしれない。
そんな思いが前へ進もうとするりうらを引き止める。いいんだこれで。もう傷つきたくはないけれども、まだ人の温もりを感じていたい。その面で言えばいれいすは泣きたくなる程暖かくて離れたくない。
ガチャ
ああそういえば今日ほとけっちをここに呼んでたっけ。
こんな辛気臭い顔はやめて笑顔笑顔。ほとけっちと一緒にいると笑顔になれるからいいよね。
トントントンッ
あれ?階段登ってきてる?いつもならリビングで…
あれ。そういえばほとけっちの声聞いてないや。
いつもは着いた瞬間大声で話始め、
「ガチャ…ぁ、あぁ、由香…」
「…は、」
「ごめん、ごめんな、こんな不甲斐ない父親で」
「ちょ、お前、」
「せめて来世では…らいせでは…愛してるぞ、」
「ゆか、あいしてる…もう俺の前からいなくならないでくれ…ずっと、ずっと」
グサッ
「ハッ、ゲホッ」ポタポタ
「て、めぇ、っ、ガリッ」
「ひぃ、ぁ、あぁ………」
「ぷはぁ、これでなんとか傷は治ったかな…おぇ、この人の血クソまずいんだけど…」
「やっぱ血から直で精力貰うの苦手だわ…おぇ、」
「てかこの人どうしよ…魔界の人に丸投げするか、うん。そうしよう。」
ガチャ
“お邪魔しまーす!!!”
“あれー?りうちゃーん?”
「りうら今2階ー」
トントントン
ガチャ「りうちゃ…え、」
「…えへ☆」
「え、!かーわーいーいー!じゃなくてどうしたのこの人?!?!」
「泥棒が刺してきたから精力吸った。そしたらチーン…って」
「わぁ☺️☺️☺️びっくりするほどユートピアだね☺️☺️☺️」
「多分今の人には伝わんないよそれ」
「(´・ω・`)」
「えっ…とぉ…とりあえず家主のないちゃんに知らせた方がいいよね…?」
「だねぇ、」
─数分後─
ガッタンバッタンドンガラガッシャンドシャァァガタガタガタパリーン!!
「りうら大丈夫?!?!?!?!」
「ないくんなんか割らなかった??」
「ないちゃんも大概だよね」
「まぁでも平気だよ。若干違和感あるのは血液型違うからだと思うし…」
「俺の吸う?!?!」
「ごめんりうら吸血鬼じゃない…」
「とりあえずないちゃん落ち着こ??」
「いむに言われるとか屈辱的すぎる」
「ないちゃん??」
ゴホッボタボタボタ
「は、」
「ヒュー、ヒュー」
「っ、り、りうちゃん!大丈夫?息して!」
なんだろう…沢山人が見える…ぽわぽわ…する…
「カハッ」
「…ぁ、りうら!!りうら、下向いて、血詰まらせないように」
「くすり…」
「え?」
「あのひと…多分くすりやってた…」
もしあの人が薬かODをしていたならこの現象にも説明がつく。
ほんとうにそろそろ限界かもしれない。
「ないく…あいして…る…」
「ほとけっちも…みんなも…すき…」
来世では真っ先に出会いたいな。
「って話よくない?」
「赤組解散だね。」
「ないちゃん今何徹目か数えてみよっか(*^^*)」
「えーと…3、?」
「俺が知ってるかぎりでも5やな。寝ろ。」
「いふくんなんで知ってんの?気持ち悪」
「お前に言われたくないわ、あほとけ。」
「りうら推しにはヤバいやつしかおらんのか?」
「俺はまとm」
「ペシッ」
「カハッ、スヤァ…」
「とうとう手刀極め始めたよこの相棒さん。」
「ほんまないこと一緒におると予想を裏切ることばっかりで暇せんなー!!!!はは!!!!」
「まろ怒ってんじゃん。こわ。」
「てかこの話書き込まれてんの怖いんやけど」
「本気でやるつもりやったんかな」
「んねー、」
(どうせ恋が叶うのは赤組なんでしょ)
「…なーんて、」
コメント
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ご参加ありがとうございます✨ ギャグセンス高いですね(笑)ビーカー終始 爆笑しすぎて表情筋おかしくなりました😁そして普通に騙されました😇まさかの台本オチには思わず度肝を抜かれてしまいます♪そしてラストのセリフが、台本だろうが現実だろうが赤組は結ばれる運命にある…という暗示になっていて良いですね😊とてもおもしろかったです(^^)参加謝礼のほうはしばらくお待ちくださいませ😌✨
サムネはコニカルビーカーさんのイラストに私が加工したものです。