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「悠馬くん!いらっしゃい!」
「お邪魔してます。」
「はーい。ごめんね、待たせちゃったかな?」
「全然大丈夫だよ。」懐かしい光景。この3人で狭い部屋で、楽しく遊ぶ。
「お邪魔します。わーなんも変わってない。」
「嫌味ですかー?」そっか雅さん、忙しくてなかなか来れてなかったか、
「冗談だよ笑それよりすごいねこの本の量。」
「うん!達也さんから借りてるんだ〜工芸の資料見るのにね。」
「達也さんって、龍馬くんが働いてるとの、」
「そう!優しいんだよ〜!」
「そっか〜いい人だね!」
「うん!」あっそうだみんなに会いてるか聞いてみようかな。
「ね〜2人とも!今度、一緒に海に行かない?」
「「え?」」ハモった。ウケるな。
「俺は、いいけど、雅さん。大丈夫?」よし悠馬くんは、OK。
「うん。いつか分かったら教えて〜休日だったら俺も大丈夫!」よし雅さんもOK。
「じゃあ!一緒に行こー!」
「うん。」
「うん!」
「ね、ねぇなんか俺ちっちゃくない?」前まで同じくらいだったのに!
「そうかな?」
「そうだよ!」
「大丈夫。これからだ。龍馬くんは、」
「すっごく嫌味に聞こえるんですが?」
あはは笑
楽しいな、昔に戻ったみたいだ。
「悠馬くん!海行く日なんだけど、この日って大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ。」
「雅さん!海行く日なんだけど、この日って大丈夫?」
「うん。大丈夫!」
よしこれで2人ともOK。楽しみだな。海。あの日以来だな。2人に聞いてたらもうこんな時間!今日は仕事も無いし家帰って寝よ。
「おやすみなさい。」
ザザッ
「お母さん!お父さん!早く〜」どこだ?ここ。う、み、。あれって、俺?それに父さん。ってことはこれは、あの日の。
「待って〜龍馬!」
「ははは笑待てー龍馬ー」あぁぁ父さん!父さん!が居る!初めて俺が海に行った日の帰りに父さんは、死んだ。通り魔に刺されそうになった俺を守ってそのまま……それがずっとトラウマで、約12年間1度も行けなかった。でも今は、みんなが居る。ずっと閉じ込めていた記憶に、そろそろ慣れないといけない。と、思った。
ザザッザザザッ
今度は、何処だ?真っ暗で何も見えない。
「龍馬。」え?振り返るとそこには、父さんが居た。
「え?父さん?なんでここに……」
「ごめんな、2人のこと置いていって、」そんなこと、
「そんな事言わないで!俺があの時、飛び出さなければ!こんな事には!あの時俺が、、俺が刺されてたら、母さんも、もっと幸せだった!」
パシッ
「え?」
「そんなこと言うな!悪いのは、あの通り魔だ!お前じゃない。もしも、あの時龍馬が、刺されてても、母さんは、悲しんでた!たった1人の子供が!大切に育ててた子供が!あんなところで死んじゃ、悲しみは、相当なものになる。だから!そんなこと思うな!俺は、龍馬を助けたかったから、飛び出した!助けた!全部自分がやった事だ!決っして、龍馬のせいじゃない!だから自分を責めるな。」
「父さんポロポロあんな事言って、ヒックごめんなさいポロポロ。」
「父さんも、叩いてごめんな。ギュほら、我慢した分沢山泣けな、」
「あぁーーー」父さんに隠し事なんて、出来ないな。俺は、父さんが居なくなってから、女手一つで育ててくれた母さんに迷惑をかけないようにと、幼いながらも、頑張ってきたつもりだった。久しぶりに抱きしめた、父さんの体は、冷たかったけど、何故か暖かく感じた。
「ヒック、、、」
「落ち着いたか?」
「うん、」
「酷い顔だな笑」
「うー酷いよ!父さん!」
「そろそろ行かなきゃだな。ボソ龍馬!お前は、ひとりじゃない!母さんに雅、悠馬が居る。だから安心しろ、泣きたい時は、泣け!甘ろ!1人で抱え込むな!」少しずつ少しずつ、消えていく父さんの体。
「待って父さん!」
「聞け!」ビクッ
「父さんは、しっかり、龍馬も、母さんのことも見てるからな!大好きだ。ポンッ」俺の頭をポンッと撫でた後1歩後ろに下がった父さん。もう首から上しか見えていない。
「父さん!」俺の手が届く前に父さんは、光の粒となり、消えてしまった。でも、父さんの温かさは、まだ残っていた。
「父さん!俺、頑張るから!だからしっかり見てろよ!ポロ」俺は、父さんが居たであろう暗闇に腕を伸ばした。俺の父さんは、優しくて、かっこよくて、俺ら家族のことが大好きな、
うん。初めて感動系書いてみたんだけど、どうでしたかね。
皆さんの意見を、聞かせて欲しいです。これからも、こんな感じのシーンを入れる予定なので。
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回も是非見てください!