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🇺🇸「俺と付き合って欲しい」
顔を真っ赤にして恥ずかしそうに、だけど堂々と薔薇の花束をくれた。
「俺でいいなら」
「〜🎶」
あと一ヶ月で二年記念日だという事と、今日はアメリカと出掛ける予定があって、朝から気分良く彼が一年前に贈ってくれた薔薇を今日も手入れしていた。
なんてったって今日のデートの服装は尊敬する先輩…ナチスさんに選んでもらったものだから。センスのある先輩だから、服装に悩む必要が無いのが凄く有難い。
薔薇の手入れを終えて早速着替え、少し時間が早いけど、待ち合わせ場所に行くことにした。
最近はアメリカとの約束はドタキャンされていたからなのも相まってか時間より三十分も早く着いてしまった。
たまたま近くにあった本屋さんで時間を潰していた。
そろそろ待ち合わせの時間になるな、と思い待ち合わせ場所に行き待っていたが、アメリカは一向に来なかった。待ち合わせ時間をすぎて一時間経っても来る気配がなかった。
何か事故でもあって来れないのか、と心配になり携帯を取り出し電話帳の一番上のボタンを押した。
🇺🇸『もしもし、何?どうしたの?』
『事故にでもあったのか?大丈夫か?』
🇺🇸『事故?何の話してんの?』
『待ち合わせ場所に来ないから心配してたんだが…』
🇺🇸『待ち合わせ? ああ、そういえば今日出掛ける約束してたっけ?』
もしかして忘れてたのか…?
🇺🇸『ごめん、今日無理だわ。フランスとカナダと出かけるから』
『えっ』
🇺🇸『そーいうわけだから。じゃーね』
ツー、ツー、という無機質な音が耳に響く
カナダとフランスと…?先に約束してたよな?
俺はアメリカに嫌われたのか…?
帰り道も、家に入ってソファに座ってからもずっと放心していた。気が付けば外は真っ暗になっていて、このまま寝てしまおうかと思ったが、ちょっと酒に溺れたくなったから居酒屋に行った。
「はー…」
周りのガヤガヤした雰囲気に一人、ヤケ酒をしていた。手元にはもう三本の日本酒の瓶がある。だけどとことん酔って今日の事を忘れたかったから、また店主に頼んで酒を貰い、身体に流し込んだ。
??「日帝…?」
「…ん、?」
酒を存分に流し込んでウトウトしていたら、聞き覚えのある心地よい声が聞こえた。
卐「こんな所にいたのか」
「先輩…」
卐「アメリカは?今日一緒に出掛けてたんだろ?」
「いないれす…また、…」
卐「…またドタキャンされたのか?」
図星を突かれて泣きそうになりながら頷いた
卐「最悪だな、あいつ」
「だけど嫌いになれなくて…」
卐「…」
卐「…家に来るか?」
「いいんですか…」
卐「この状態で一人にするのは心配だからな」
「…ありがとうございます」
「ところで、何故先輩がここに…?」
卐「渡さなければいけない書類があったから家に行ったんだが居なくてな。アメリカと居ると思ってたし、飲みたい気分だったからここに飲みに来たんだ」
「そうですか…すいません…」
卐「別に構わない」
眠たい…
卐「寝てていいぞ」
「先輩の家までどうするんですか…」
卐「抱いてやるから」
「すみません…」
先輩の匂いに包まれて、俺は眠りについた