今日は彼女との付き合って3か月記念。
彼女のために、ぬいぐるみをプレゼントしたいと思う。
成人した女性が喜ぶものと言われたら…違うかもしれないが、”特別な仕掛け”を用意しておいた。
多分、彼女も喜んでくれるだろう。
「これ、3か月記念のプレゼント」
「うわぁ!可愛い!ありがとう」
ニコッと微笑む彼女から、目を離せなくなる。
本当に彼女と付き合ってよかったな。
「あれ?今日は彼氏いないの?」
「うん、勇斗に会いたかったから」
「こんなことして、彼氏に怒られない?俺、怖いんだけど」
「いいって、あいつ鈍感だからさ。バレるわけないじゃん!」
そうか…あいつ浮気しやがって…
仕掛けて置いた盗聴器から聞こえる声は、俺を現実へと引き戻してくる。
「一生、後悔させてやるからな」
もう、愛情は途絶えてしまった。
俺は、ナイフを持って玄関を開けた。
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