※死ネタ要素あります
※吐血要素もあります
※青sibeしか無いです
青sibe
これは、僕が20歳の頃だった
その頃は、第二次世界大戦中だった········
その時に、僕は生まれた
僕は、普通に育った
高校も自分の金で行った
そして、僕が20歳になった時、お見合いの連絡が来た
戦前中は、20歳になるとお見合いをする
僕は、何回も断っていたが
親が「もう20歳なんだから、お見合いに行きなさい」と言われ
仕方なく、そのお見合い場所に行く事にした
青ちゃん「·······ここか」
そこは、御三家の家だった
手紙では、黄山家次期当主の子らしい
正直、どんな子か楽しみだ
僕は、大っきい門を開けた
僕はトコトコと歩き、辺りを見回した
すると、母親だと思う人がこっちに来てと案内された
部屋は、とても豪華で言葉も出なかった
黄くんの母親「こちらです」
僕は、息を飲み襖を開けた
するとそこには
寝巻きを着て、本を読んでいる黄色の髪をした青年が居た
よーく見ると、僕と同い年ぐらいに見える
黄くんの母親「それでは、ごゆっくり」
そう言い、襖を閉めた
黄くん「こんにちは」
青ちゃん「あっ、こんにちは」
体はやせ細っていて、女のような顔をしていた
青ちゃん「綺麗ですね」
黄くん「えっ?そうですか?」
青ちゃん「はい、女の子みたいで可愛いです」
黄くん「あはは、よく女の子と間違われやすいんですよね」
青ちゃん「名前は?」
黄くん「僕は、黄山るぅとです」
黄くん「あなたは、青木ころんさんですよね?」
青ちゃん「えっ、あっはい!」
黄くん「話は全て聞かせました」
さすが御三家次期当主、僕の情報まで分かってる
僕が、そう褒めていたら········
黄くん「うっ!(スッ」
突然、黄さんが口に手を抑えた
黄くん「ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…」
ペチャ!
えっ?今、血を吐いた········?
黄さんは、いきなり血を吐いた
黄くん「ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…」
ペチャペチャ!
どんどん机に血が付く
すると、僕の裾に血が付いた
そして、誰かが襖を開け
桃くん「兄さん!」
今度は、桃髪の青年がやってきた
桃くん「はい、これに吐いて」
タオルで口を覆い
黄さんは苦しそうに咳をしながら血を吐いた
どんどんタオルが血に染まっていく
僕はその時、動揺していた
どうして?どうして黄さんの口から血が········?
そして、だんだん咳が収まった
黄くん「はぁはぁはぁはぁ」
桃くん「兄さん、もう大丈夫?」
黄くん「はい、もう平気です」
桃くん「薬を飲んだら、少し寝た方がいいよ」
黄くん「ありがとう、桃くんは優しいですね」
桃くん「に、兄さんの為だもん(/// ^///)」
青ちゃん「あの、君?」
桃くん「あっ·······」
桃くん「申し遅れました、黄山家次期当主の弟」
桃くん「黄山さとみです」
青ちゃん「あっ、黄さんのお見合いに来ました」
青ちゃん「青木ころんです」
桃くん「一旦、外で話をしましょう」
青ちゃん「??はい」
そして僕は、黄さんの部屋を出て行った
桃くん「はい、お菓子とお茶です」
青ちゃん「ありがとうございます」
僕は、お団子を1口食べた
桃くん「僕の手作りなんですけど、お味の方は········」
青ちゃん「めっちゃ美味しい!」
桃くん「本当ですか!?」
青ちゃん「今まで食べたお団子より美味しい!」
桃くん「そ、そんなに言われると照れるな//」
青ちゃん「何か目指してるの?」
桃くん「はい、僕和菓子屋さんを務める事が夢なんです」
桃くん「元々僕、お菓子を作るのが大好きで」
桃くん「毎日、兄さんに手作りお菓子をあげてるんです」
桃くん「でも、親や親戚はそれを反対していて」
青ちゃん「えっ?」
桃くん「お前は、兵隊になって日本を救うんだって」
桃くん「僕、本当は兵隊になりたくないんです········」
桃くん「でも、もう少ししたら僕も無理やり兵隊に入れられるので」
青ちゃん「何それ!酷い!」
桃くん「そう思ってくれるのは、あなただけです」
桃くん「誰もその事に反対してくれない」
桃くん「嫌だ、まだ〇にたくないポロポロポロポロ」
僕は、泣いている桃くんを見て怒りが混み上がった
桃くん「あっ、すみません。こんな話をして」
青ちゃん「ううん、全然大丈夫だよ」
桃くん「それじゃ、本題に入りますね」
桃くん「実は、兄さん白血病を患ってるんです」
青ちゃん「えっ!?白血病!?」
白血病って、一生治らない病気じゃ········
それを、黄さんが患ってる·······!?
青ちゃん「だから、あんなにやせ細ってたの?」
桃くん「はい········」
青ちゃん「どうして········?」
桃くん「僕には、分かりません」
桃くん「だけど、母から聞いた話だと」
桃くん「兄さんは生まれた時から体の調子が悪く」
桃くん「ある日、1才になった兄さんは」
桃くん「突然、母の前で血を吐いたんです」
桃くん「病院に行ったら、診断結果は白血病で」
桃くん「30歳までは生きられないって」
桃くん「髪も薄くなって、体もやせ細って」
青ちゃん「じゃあ、いつ〇んでもおかしくないって事?」
桃くん「はい」
桃くん「外にも、出たことがなくて」
桃くん「ここずっと、寝たきり生活なんです」
青ちゃん「っ·········」
僕はしばらく、言葉が出なかった
僕は、毎日黄さんに会いに行った
黄くん「ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…」
青ちゃん「大丈夫ですか?」
時々、血を吐き、体がやせ細っていった
それでも、僕は黄さんの元へ行った
手紙での、やり取りも毎日している
だけど、次第に僕は黄さんの事が好きになった
青ちゃん「それで、友達が~~~~」
黄くん「うふふwwwwwwww」
楽しそうに話していると
ウーーーー!
空襲警報が鳴った
黄くん「!?空襲!?」
桃くん「兄さん!青さん!空襲です!」
青ちゃん「ったく、こんな時に········!」
桃くん「兄さんは俺が運びます」
桃くん「その間に、青さんは防空壕に·······」
(ノ´ω`)ノヒョイ
黄くん「へっ·······?//」
青ちゃん「大丈夫、僕が運ぶから」
黄くん「お、重いですよね?今降りますから」
青ちゃん「ダメです、こんな状態で歩ける訳ない」
青ちゃん「それに、黄さん全然軽いですよ」
黄くん「そ、それならいいです//」
っと言いながら、黄さんは顔を赤らめた
可愛いなー········
僕達は、防空壕に避難した
すると、外から
ドドドドッ!!
黄くん「きゃっ!!」
銃声の音がした
きっと、あの飛行機だ
黄くん「怖い········」
黄さんは、体が震えていた
青ちゃん「大丈夫です、僕が着いてます」
僕は黄さんを優しく抱きしめた
しばらくして、空襲警報は終わった
桃くん「いつ爆弾が落ちてくるか、分かりませんね」
青ちゃん「そうだね」
爆弾が落ちれば、僕と黄さんは〇んでしまう
そんな〇に方は嫌だ!
そして僕達は、家に戻った
青ちゃん「大変だったね、黄さん」
黄くん「その、抱き締めてくれてありがとうございます//」
青ちゃん「あぁいや、お礼なんて要らないですよ」
青ちゃん「ただ、無意識にやっちゃっただけです//」
黄くん「あの、”青ちゃん”」
青ちゃん「えっ?青ちゃん?」
黄くん「”最後”だから、そう言わせてください」
青ちゃん「何?最後ってどういう·········」
黄くん「チュッ…//」
すると、僕の口に何か当たった
へっ?黄さんが僕に接吻(キス)········!?
青ちゃん「る、黄さん········?//」
黄くん「もう僕は、そう長くは生きられません」
黄くん「もう死が近付いているんです」
黄くん「ですので、最後ぐらいは愛を伝えます」
黄くん「青ちゃん、僕はあなたが好きです(◍ ´꒳` ◍)」
その笑顔は、今までの笑顔とは違った
何かを悲しむような笑顔をしていたけど
何故か、黄さんの笑顔は幸せそうに笑っていた
そして、その笑顔や会話は·······
僕の胸に刻んだ
あれから、10年が経った
僕は、30歳になった
あれ以降、黄さんとは会っていない
黄さんから、手紙も来ていない
だから、手紙での連絡もしていない
あれから、戦争は終わった
僕は、大学の先生として働いている
正直、黄さんの事が忘れられない
そんな時、ある手紙が届いた
それは黄さんの弟、桃くんからだった
『青さん、お元気ですか?僕は元気です。僕はあれから、父からの猛反対
を受けながらも、駄菓子屋さんを経営しています。ここから、本題に
入ります。兄さんについてなんですが、あれからずっと体調は落ち着かず、
体は痩せてしまい、髪も薄くなって、次第にはご飯もまともに食べられません
でした。でも兄さんは、無理をしてても僕のお菓子を食べてくれました。
「美味しい」と言いながら、笑ってくれました。でもそれが、最後の姿
でした······。兄さんは、家族に恵まれながら天国に旅立ちました。
僕はずっと、兄さんの部屋で泣き崩れてます。でも僕の心の中には、
兄さんが居るってそう胸に誓っています。僕は、青さんの事も心配でした。
なので、この手紙を送りました。元気で居てくれると嬉しいです。
そして、これは兄さんが青さんに送ろうとした最後の手紙です。
いつか読んでください。桃より』
僕は、黄さんが僕に送ろうとした最後の手紙を読んだ
ペラッ
『青ちゃんへ、手紙届いていますか?僕は、ずっと体調が落ち着きません。
髪も薄くなって、食欲もあまりありません。そして、医者からは
このままだと27歳まで生きられないと言われました。僕は、辛くて
この世から消えようとしました。ですが、桃くんが僕の心の支えに
なっていました。食欲がなければ、桃くんの作ったお菓子食べて
元気にしていました。もう僕は、そう長くは生きられません。
なので、これで手紙を書くのは辞めます。でも、最後に伝えさせてください。
僕はずっと、青ちゃんが大好きでした。あの時、僕を運んでくれましたよね?
その時、僕は青ちゃんの事が好きになりました。だからあの時、青ちゃんに
接吻をしました。付き合う事は出来ませんが、どうか青ちゃんの心の彼女に
なりたいんです。返事、待ってます。そして、返事がくれたら
桃くんから、伝えますね。黄より』
青ちゃん「········ポロポロポロポロポロポロ」
僕は、目から涙が溢れた
どうして、どうして僕はあの時思いを伝えれなかったんだ·······?
青ちゃん「ごめんポロポロポロポロなさいグスポロポロポロポロ」
ごめんなさい、僕も一緒に居れば良かった········
青ちゃん「う”わ”ぁ”ぁ”ぁ”!!ポロポロポロポログスポロポロポロポロ」
僕はその場で泣き崩れた
🕊 𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸 💗
※主からの一言
これ、青黄だよね········?
青黄要素なかったら、ごめん
いやー、こういう系の小説好きなんですよ
次はどんな、物語かな?
んじゃ!おつぷち!!
コメント
1件
黄ちゃぁ〜ん…(´;ω;`) 青ちゃんめちゃくそイケメンや…✨