ドアの方を見ると、いかにも美形の人が立っていてびっくりした
鼻が高く、目は鋭く、口は薄くもなく厚くもなく
何より、入ってきた瞬間に息が詰まるほど、オーラというものを感じた
明らかに2人とはオーラの次元が違う…。圧でねじ伏せれるんじゃないかと思うほど…。
話しかけるなみたいな…。
そんなに組長らしくはない。もっと、おじいちゃんみたいな感じかなと思ったら、若くて、芸能人にこんな方がいてもおかしくはないほど、美形で身長も高く、顔が良いモデルみたいな感じだった
目が合い「お前か、俺に嘘を着いたのは…。」と言われた
えっ?あっ…。バレてる…。
「まぁあいい、座れ」と言われたのでソファーに腰をかける
そして、組長?も僕の正面に座った
沈黙が少しあった後、組長?が口を開いた「んで、どういう目的で来た?ここは遊び場じゃないんだぞ」
遊び場じゃない…。それを聞いた瞬間に背筋が凍った。嘘を見抜かれていたら殺されたかもしれない
そう考えると、早くここから抜け出したくなった
早く言わないと!と思うけど口が上手く開かない…。
答えない僕に痺れを切らしたのか「早くしろ!時間はない!」と怒鳴られてしまった
それでも、頑張って口を開け、ようやく喋ることができた
「た、単刀直入に言います!ぼ、僕のお店をか、返してください!」
言った瞬間、僕は何を言っているんだろうと言う気持ちになった
それは組長さんも同じだったみたいで「返せ?意味わからんことを言うな」
「ええっと、僕の親がパン屋さんをしていて、東条組?ここの組に1500万支払わないと、潰すって脅されたみたいなことです」
「それで?」
そ、それでって?
「ええっと、1500万を無しにして欲しいんです。それと今までお客さんも返してください!」と全力で言ったが
組長さんは「…。」と口を開かなかった
「それは、できない」
「えっ?」
「1500万は俺らの分だきっちり払ってもらう」
「親に迷惑かけたくなくてここに来たんだろ?」
と図星をつかれた
「はい…。なら、1500万どうやって返済するか決めろ」
どうやってって…。
「言っとくが、パン屋じゃ無理だぞ。利益分が無さすぎる」
そして、組長さんは「そうだな」と考え
「体で返済するのはどうだ?」と持ち込んできた
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