テラーノベル
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イカしたクールな蜂の絵
カップリングではない。でも捏造たっぷり!!!!!小容量!!!!!!!1キロ六億円!!!!!!
ケアテイカーとパーサーの過去編的な?
「なあ、あんた。」
背後からかけられた低い声を聞いて振り返る。
「リボルバーさん…こんにちは。私に何かご用ですか?」
「少しな。まあ、座れよ。」
リボルバーはそばにあるベンチに座って手招きする。促されるまま私は彼の隣に腰を下ろした。
「…それで、ご用は?」
「さっきのラウンドの途中から、あんた何か沈んでたろ。悲しそうっていうか、寂しそうっていうか。」
「…」
私は何も言わずにリボルバーを見つめた。首を振るでも口を開くでもなく。
「…俺でよかったら話聞くぜ。」
しばらくは口を閉ざしていた。
ぎこちなく笑い、リボルバーから顔を逸らした。
「…心配してくださって、ありがとうございます。でも大丈夫ですよ。少し疲れていただけです。」
「…本当に?」
「本当に大丈夫ですよ。では失礼します。」
これ以上詮索されるのを避けるために、私は立ち上がると、リボルバーを残して足早にその場を去った。
人気のないところまで逃げてきた。無意識に走っていたのか、止まった時には息が上がっていた。
呼吸が整うと、先ほどの話が思い出される。
ついさっきのラウンドはダブルトラブル。キラーはアートフルとパーサー。
そこで私にとってのちょっとした個人的な問題があった。
昔、パーサーを保護していたことがある。まだそれが小さかった時だ。
私はそれを我が子のように可愛がっていた。
パーサーはあまり笑わない子だった。おもちゃをあげても、テレビを見ても、ほとんど笑わなかった。唯一ドラマなどで血が出るシーンがあった時はかすかに口角を上げてテレビに顔を近づけていた。
奇妙な子だったが、私はそれとの暮らしを楽しんでいた。
ある日、パーサーから食事のリクエストをもらった時があった。聞いて驚いた。それは人肉を欲していた。
私は断った。そしてそれに人に優しくできる大人になりなさいと説いた。その時のパーサーの嫌そうな顔を時々思い出す。
それからも何度かパーサーから人肉を食べたいとせがまれたことがあった。挙げ句の果てに私や普通の人すらを食べようとした。それから叱ることが多くなった。
私はパーサーに道徳を叩き込まなければいけないと薄々感じていた。今のあの子は凶暴すぎて周りの人を襲う。私はあの子を愛していた。あの子の道は私が正してやらなければいけないと思った。
しかし、決意してから数日と経たないうちに、 パーサーはいなくなってしまった。家中探しても街を駆け回っても見つからなかった。
不安で仕方なかった。寂しくて仕方なかった。心配で仕方なかった。
うまく寝付けない日や食事も喉を通らない日が続いた。
心配だった。
パーサーがキラーとして現れた時は頭が真っ白になった。信じ難かった。かつて愛情を込めて育てた小さかったそれが大きく成長した姿は私には歪に見えた。剣を片手に人々を襲い、切り捨てては食べる。そんなの、私が知っているパーサーではなかった。
私は結局子離れできなかった。その時でさえ、私があの子の道を正してやらねばという念に駆られた。
ラウンドが終了した直後にパーサーが仲間に襲いかかった時、私は咄嗟に口を開いた。
「「こらいけませんパーサー!」」
別の声で発せられた同じ言葉に私は立ち止まった。
パーサーの動きは止まり、私と背後にいるアートフルを交互に見ながら私の仲間を放した。
気まずそうに震えていたアートフルのもとにパーサーは戻って行った。二人は撤退して行った。
最後に一度だけパーサーが私の方を向いた。が、すぐに顔は逸らされた。
このラウンドで私は感じた。
もうあの子に私は必要ないのだと。
寂しかった。寂しかったが、どこか清々しくも誇らしくもあった。なぜだろう。あの子はあんな怪物になってしまったのに。
そうして私は子離れした。
心配してくれたリボルバーには悪いが、彼にこの話をするのは気が引けた。
私がかつて幼かったキラーを保護していたと知られたら、何をされるかわからない。心の奥底では、仲間達がそれも含めて私を受け入れてくれることを期待していた。それを願っていた。
しかし現実はそう簡単にはいかないだろう。
私はあの思い出もこの思いも、すべて墓場まで持っていこうと決めた。
ロビーの方から次のラウンドを知らせるアナウンスが聞こえる。私は伸びをしてロビーへと戻って行った。
コメント
4件
あの、なんか…その…バットエンドが一番好きなんですけど…ロブロのとある鬱ゲーの分岐エンドみたいでいいですね。
えっっっっRo!!(興奮のあまり死亡)