テラーノベル
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「No.⬛︎聞こえていますか?今、クリフォトらがこちらへ向かってきているようです。出動準備をお願いします。」
ザザザ………ブツッ……
「No.⬛︎…?No.⬛︎!?応答せよ!!No._____
「早く起きろ!」
そんな声で私は目が覚める、またこの夢か…………。
「ご、ごめんコイニー…すぐ着替えるわ。」
「最近起きるのが遅いぞ?まさか…夜更かししているんじゃないんだろうな?」
「そ、そんなわけないじゃん!ただ…眠りが浅いだけよ…。」
「ふ〜ん、まあ、お前はまだ何も“されてない”からな?寝にくいんだろ?」
「………そうだね。」
私はそう言って肩をすくめた、本当は私は“されたくない”のに……。青い空に浮かぶ灰色の煙を見つめながら、今日も1日が始まった。
ここはドリームアイランド、夢の島。BFDIが終わり、ファイアリーが勝った。そして彼が全員ドリームアイランドに入れる事を許可してくれたの。ああ、デイビットを除いてね……。
それは間違っていた、ドリームアイランドの中でも争いが起きた。そこから…どうなったんだろう…、私はその場に居なかったからあまり知らない。無理やりその争いに巻き込まれた。
その争いはどんどん激しくなってゆき、止めることが難しい戦争へと発展して行った。そして彼女が勝った……ああ、それは“マッチ”だ。ソイツが今このドリームアイランドを管理している。
どうしてそこからここまでドリームアイランドが変わってしまったのだろう。言わば、今は高度経済成長している。
空を精一杯見上げると必ず高い建物が目に入る、そしてその建物達の屋上もあまり見えないほどだ。
空には飛行機……いや政府の軍事飛行船が飛んでいる。
私たちは毎日訓練を強いられる、ケガをしても病気でも訓練は絶対だ。今日の内容は銃関連だと…。
部屋に入ると銃の音が無数に響いている。渋々部屋に入り、アサルトライフルやサブマシンガンを手に取り、的がある部屋に移動した。
その時だった。
「いや!ご、ごめんなさいぃ!やめて!やめてぇぇ!」
その声はリーフィーだった。的を外しすぎてしまったのだろう。彼女は大きな機械で運ばれ、謎のドアに引き摺り込まれて行ってしまった。
殺されることはない、ただ……“改造”されて帰ってくる。弱いものは改造され、強いものはもっと強くなるように改造される。私は“強い”分類に入っているのだが、改造されたことがない。
ああ、辺りを見回すと銀色ばかりだ、どうしてこのようなことになってしまったのだろう。早くこの“ごっこ遊び”が終わるといいんだけど……。
そう願いながら私は最後の弾を撃ち放った。
銃を片付け、髪をくくり直していた最中だった。
「ニードル!なあ、ちょっといいか?」
「な、なに?どうしたのコイニー……?」
「ああ、ファイアリーがどこに行ったか知ってるか?さっきからいなくてさ。」
「ファイアリーなら……また連れて行かれていたわ……機械に。」
「またかよ!!いつかあいつロボットになっちまうんじゃないのか!?俺だってやばいのに……。」
彼は腕に埋め込まれた機械を見せてきた。改造を何回も繰り返しているらところどころで銅線が出ていたり黒くなっていたり血が出ていたりしている。
ファイアリーは最近何度も改造されている、彼は笑うことも少なくなっていた。どうか無事だといいんだけど。
なーんて彼と話しただけ、彼とはあまり仲が良くない。
夜になると私は都会から遠く離れた芝生が多い場所へ行く。そこは風がそよそよと吹き、気持ちが良い。そして都会の光が遠くから見え、綺麗な景色が見ることができる。
都会の建物はほとんど白く、戦争で壊れた建物も少なくはない。彼女らはそれを治そうとしない、だからそこは皆んなの隠れ家となる。まあ、私はそこには行かないけれど。
すると肩に温かい手触りを感じた。何だと後ろを振り返るとそこにはティアドロップがいた。
「ああティアドロップ!何でこんなところに?」
「じゃーん!どう?すごいでしょ?」
「え!?しゃ、喋れるの!?」
ニードルは目を丸くさせ問いかけた。
「意思疎通が難しいからって、無理やり喉ら辺を改造されたんだよね…ああ、あれは痛かったなぁ……。」
「本当にマッチどうかしてるわ!昔も意地悪だったけど、今の方が酷いわよ!」
「まあ、これはまだいい方の改造だけどね……話せるから便利だよ。」
「って……そういえば、リーフィーさっき連れて行かれたけど、それ以来見てないわ……?TDは見た?」
「え、ああ、彼女なら………さっき殺されたよ。」
「え……?なんで……。」
私は驚きで手に持っていたエナジードリンクを落としてしまった。私の声と手は震えていただろう。
「多分………規則を破ったのかもね。ここにいるのが嫌になったんだろうね。殺されちゃうのに……。」
そう、ここを意図的に脱出しようとすると、外の警備らに捕まって確実に殺されてしまう。生き延びることができても生きづらくなるだろう。
脱出しようとした者……あるいは規則を破った者は“クリフォト”と呼ばれるようになり、死ぬまで命を狙われる存在となる。
「き、きっと彼女は逃げたんだよ!殺されてなんかない……殺されてなんか……。」
「彼女の死体を見たんだ。最初は肉の塊に見えたけど、よく見たら彼女だった。緑じゃなくて赤色だったけどね……。」
「………。」
しばらく沈黙が続いた、なにを発言すればいいのかわからなかったから。だけど、頭の中には一つ強い意志が生まれた。
「ねえTD、ここ……**TECHNOPOLIS《テクノポリス》**から脱出しよう。」
コメント
4件
うわぁぁぁぁぁぁぁぁTDが喋ってる?!可愛い!!! 絵も好き!!AU考えるのうますぎ!!✨設定すこ! マッチ…マッチが…
絵の透明感が半端ない!!!!え!!!なんかもう近未来的な感じ超絶好きです!!!!!😳😳😳😳 空や葉の自然+近代兵器みたいなシチュエーション死ぬほど好きなので嬉しいです😇😇 ティアドロップの喋れるようになったときの無邪気さ半端なさすぎてもうまじ好きです🥹🥹そしてマッチが管理する政府となるとこの先更に不安でしかない…🫣こっちのペンシルは協力的なのかなってずっと思ってます👀