テラーノベル
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「ねえTD、ここ……TECHNOPOLISから脱出しよう。」
そういうとティアドロップは目を丸くし、私の口元に人差し指を当て、シーーッと言った。
「ちょっと!そんなこと誰かに聞かれたら、もうこの世には居られないかもしれないんだよ?」
私はそれを聞いて「ああ、そうだった……。」と左手で頭を抱えた。
「ふふ、まあ、いいんじゃない?いつか、ドリームアイランド以外の所出たいと思ってたんだよね。」
「本当?やった〜〜〜!」
私は嬉しさで勢いよく立ち上がり、背の低い彼女の両手をギュッと握りしめた。
「じゃあ早速準備しないとね、ニードル?」
「そうだね!頑張ろう〜!」
TDはゆっくりと立ち上がり、ニードルと都会へ戻って行った。
「ていうかニードルって……あんなに力強かったっけ?」
「え?痛かった?そんなに握りしめたつもりじゃなかったんだけどね……。」
それから私達は毎晩2人で集まり、荷造りをし、作戦を立てた。
「どこから出るのが1番最善かしら?」
「んー……前ニードルがいた芝生のところを進んだら出られないの?」
「芝生のところはあんまり警備はいないんだけど……その先がとっても警備がいるって聞いたわ!」
この成長したドリームアイランドは海沿いに大きな壁があり、意図的に出ることはできない。もし出ようとしているところが見つかったら……その後はわかるでしょう?
「でも、どこも警備が厳しいんだよね。途中の芝生のところはゆっくりと行って、警備が強いところは素早く行くってのはどう?」
「そんなの私にできるかしら………。」
「大丈夫!ニードルってBFDIの時に足が速いって聞いたし……力も強いんだから!私も運動神経には自信あるし!」
「ふふっ、じゃあそうしよう!」
2人でハイタッチをし、笑顔を2人で見せ合った。
次の日、私達は訓練用の銃を盗んだ。食料や救急箱……その場にあるものを必要な分だけ盗った。特に仲間たちに見られないように細心の注意を払った。もし誰かに見つかれば……告げ口されるだろう。
「これで十分かしら?アサルトライフル二個!」
「いいね、食料もあるし手当もある……。」
「じゃあ……行こうか。」
そう言って彼らの部屋の鍵をガチャンと閉め、歩き出した。
「ゴルフボール!聞こえるかい?」
「ああ!何?何かあった?」
テニスボールとゴルフボールの研究室にはあらゆるロボットや実験物が置いてあり、かなり荒れていた。
「これなんだけど……これじゃあ上手くスコープを覗き込むことができないと思うんだ。」
「えぇ?そんなことあるか?ほら、アタシに貸してみな!」
と、言いテニスボールの金属の手にある最新スナイパーを奪い取った。
「あ〜慎重に扱ってよゴルフボール〜」
「しっかし……腕がついてだいぶ研究できるようになったな……。」
と、テニスボールが作ったスナイパーを鋭い目で観察し始めた。
「聞いてる……?まぁいいや……。まあ、それはそうだよね……足だけで研究してた頃がバカみたいだよ!」
「勝手に改造されてなんだと思ったけれど、これはこれでいいんだよなぁ……すっごく痛かったが。」
「そんなことより……このスナイパーどう思う?スコープで狙った敵を自動的に追いかけてくれるんだよ。しかも射程距離も伸ばしてみたんだよ!」
「へえ、すっごくいいと思うなアタシは。だけど……覗き込みにくいのはアタシも思ったぞ。」
「はあ……もう少し試してみるよゴルフィー。」
「そっちは頼んだぞTB!これで彼女は監視出来やすくなると思うな。」
「まさかあの子が Monitor になるとは思わなかったなぁ!」
「マッチに信頼されてるんだろう……改造されてるし強くなってるのもあるな。」
「ずっと外にいて彼女も大変だろうねぇ……。」
「ま、そのことはアイツに任せよう!TBも改変を早くやるんだ!」
「はぁ〜い」
私達が住んでいた所からだいぶ離れたところは少し荒地になっていた。私達は仲良くお話をしながらゆっくりと歩いてここまで来た。
「うわあ、ここら辺管理されてないなぁ……。」
「だね、破壊した建物の破片が落ちてて少し歩きにくいわね……。」
私達が目にしたのは破壊された建物、ひび割れた道路、光らない信号機、割れたガラスの破片だった。少し煙が立っていて、かなり空気が悪い。そして、目の前には雪のような真っ白い霧が私達の前に立ちはだかっていた。晴れているのに……。私達は建物の破片を足で跨ぎながら進んでいった。
その時だった。
ドガンッッ!
「あぶなッ!」
何かが私の真横を通った気がした。だって、私の服の袖に穴が空いていたから。ふと後ろを振り返ると湯気が出ている銃の弾がコロコロと転がっていた。
「誰だ!そこにいるんだろ!?」
ティアドロップは撃たれた方向にアサルトライフルの銃口を向け、警戒した。向けた方向は目の前に立ちはだかったとても高いビルの上だった。
遠くからコツコツという音が聞こえた。人影が見えたが、霧でよく見えない。
「………あーあ。外しちゃった。」
「……貴方は誰?」
「声で……わかるでしょぉ?」
機械音が混じり、元の声が判別しにくい。だけど所々の訛りがある中性的な声が聞こえてきた。
「じゃあ、早く言ってよ。霧でよくわかんないのよ私達は。」
ティアドロップがそう言った途端、不思議なことに霧がだんだんと晴れてゆくのがわかった。段々と日が私達を照らしてゆき、上から見下ろす姿が見えた。
その姿は光をテカテカと光らせ、姿を虹色に見せる。右目が機械で改造されて、赤く光っていた。周りは銀色の鉄で覆われ、彼女の右目を守っているようだった。左腕にはスナイパー………腕から下がスナイパーに改造されていた。
「バブル…………なんで……?」
私達を見下ろす彼女の目は、寂しげな目で何かを語っているようだった……。
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2話です!!!ありがとうございます!!!!
アーセナルもかいてます!ご安心ください!!!
そして今年は受験生です!!
投稿頻度はもっと下がるかもしれませんが、よろしくお願いします!
-かんづめ
コメント
2件
いやぁぁぁぁぉ!!ばぶる!!皆!バブルが登場したぞ!おい!皆挨拶しろ! さらにTDが可愛く見えてきた!あと受験頑張ってね!
うわあああああぱぶる!!!!🥹🥹左腕スナイパー改造とか刺さりまくるんですけど死亡🫣🫣 もともとはリカセンで一発蘇生だったのに今ではこの世にはいられなくなるっていう皮肉がもうホント好きです😳 ゴルフボールの一人称がアタシなの死ぬほどかわいすぎます😭😭