遂に激突するガイ•パクンと,ネハク.両者それぞれが超武闘派だ。
早速ガイが,チャカを数発撃つ,その弾丸は正確さを通り越すほどに鋭利だ.
しかし一呼吸でその弾丸を全てネハクは,避ける.
「この程度の豆鉄砲,お前は俺に及ばないことを自白しているに等しい」
そうして一呼吸のままネハクの一閃!
奴はギリギリで躱そうとするが,かなり深く胸を斬られた.
神速の剣速を常に出し続けることのできるそれがネハクの強みだ.
それを攻略できた人間は,この俺以外に居ないと言ってもいいだろう.
そうして奴は日本刀で勝負を仕掛ける.
「君,タコライスみたいになってよ!!」
そこから繰り出される超絶な斬撃の数々,ネハクもそれに呼応するかのように
斬撃をガイにぶつける.
お互いが相手を殺し合う殺陣の刃,しかし
「ウッヒョー!これはやばいねぇ君!!」
「この程度躱しながら繰り出すなど余裕のことだ、貴様は経験が足りん.」
血飛沫が出るのはガイだけだ,たまらずガイは距離を取るが,
そこを見逃すネハクではない.
「そこだ!!」
一瞬で奴の懐へと侵入するとそこから凄まじい速度の速刀を浴びせる.
しかし奴は食らうこと承知で後ろへと下がったのだ.暗器を投げた
それは正確に顔元へと突き出された攻撃,頬を掠ってしまった.
そしてガイが何と,煙幕をその時出す.煙幕は奴の十八番だった.
その煙幕が広がり,やがてあたりは見えなくなる.
しかしネハクは全くと言っていいほど動じない.
そうしてそこからは暗闇を見透かすガイの一撃が繰り出される,しかしネハクには当たらない
ネハクは,日本刀だけでのし上がると決めた男故に相手がどんな状況下でどんな攻撃を取るかなど常に研究していたのだ.
それに対してガイは,暗夜視界を生まれつき持っていた才能型のエリート,日本刀をも磨いたが努力の差は歴戦だった.
天才だったことに怠けその武器しか使わないものとして,ひとつだけ絞りそこから極限レベルの鍛錬を積んだ者.この対比がガイとネハクだった.
ネハクの突きは全く当たらず,代わりにネハクのカウンターが飛ぶ.
そしてネハクは受けた途端にその違和感に気づく、何と奴の刃が非常に重くなっていたのだ.
そうネハクは速刀と,豪剣に型を分けながら使用していた.
その攻撃は,奴のガードをも貫く,その突きはとてつもない威力だった.
肩をも貫いた一刀,もはや勝敗は誰の目から見ても明らかだった.
しかし奴は隠し持った日本刀を持っていた.
「こんなところで死んだらエリートの恥晒しだ.」
その日本刀には接着型爆薬が入っていた.
奴はそれを一瞬にして振り落とすと,一気に爆薬から火がつく.
「俺はねぇ,手数が無限なんだよ!」
ネハクも流石にこれは予想外であった.
「ちぃー!貴様何という暴挙だ.」
そしてそのままあたり一帯が爆発音とともに爆発する.
そうしてより煙幕が濃くなったんだ.奴は斬られた腕を強引に懐へ入れ煙幕を取り出した.
その煙幕だったのだ.
肩を刺しもう使えないと思っていたガイの腕,奴も精神力はそれなりにあるようだ.
「いいだろう,ここは貴様の領域だ,領域内でも完璧に対応してみせる!」
その時ネハクのオーラが変わったんだ,一気に青白くなるネハクのオーラ,
ガイが瞬間即速刀で突きにかかる.
その一撃を対処したネハクだが本命はそれでなかった.
「透明暗器,これ便利なのよねぇ」
そうして対処した瞬間ネハクに激痛が疾る.
ネハクの腹筋目掛けてやつが透明暗器を突き刺したんだ.
その一撃から奴がさらなる追い討ちをかける!しかし
「もう貴様の負けだ.」
次の瞬間のそれは,もう見えなかった.
気づけばガイの腕が切られていたんだ.
その腕が無情にも落ちる,その攻撃はネハクの速刀.
実はカウンターを受けた時からすでにその速刀の準備をしていたんだ.
奴はもう戦えない.
「許してくれー,俺は脅されたんだそれに組織のエリートがこんなところで死んだら割に合わないよねぇ.」奴が命乞いをし始める.
しかしねネハクはこう言ったんだ.
「したことはしたこと,全て貴様の責任だ.責任転嫁俺の嫌いな四字熟語だ.」
そう言い無情にも奴は命運を絶つ一撃をガイへと当てたんだ。
その一撃を受け,ガイ•パクンは,倒れやがて永遠に目を醒さなかった.
ガイ•パクンは死んだのだ.
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