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nmmn
ktkiという言葉に見覚えがない、分からない方はブラウザバックを推奨します。
ご本人様とは一切関係がございません。
地雷にお気をつけて閲覧してください。
酒に酔ったktmがkisiを抱いてしまう話です。エロシーンはほんの少ししかありませんが一応センシティブにさせていただきます。受けの♡喘ぎがあります。
きっと続きます。
side.ktm
いま、俺は同期とセックスをしている。 夢、なのかもしれないが、感覚は全く本物と同じで。視界の端がやけに滲むのも、耳鳴りがするのも、全部現実みたいだ。
目の前にいる、俺に組み敷かれているこいつが、どうしようもなくかわいく見えて仕方がない。
「ん、ぅ…あっ♡ ゔ、ぁ、だめ、だめ、そこ♡ いっちゃうから……!♡」
「だめ? 気持ちいいだろ。な、気持ちいいって言って?」
「きもちぃ!♡ きもちええから!!♡ もうむり…♡ ぅ゛あ!?♡♡」
頭がぼーっとして、思考がまとまらない。
止めなきゃ、と思うのに、腰は勝手に動くし、口から出る言葉はやけに甘ったるい。
「やべ、ッ……でそう……」
「ん、ぁ♡……中に出してっ!♡♡」
言われるがままに、魁の中に全部吐き出した。
――はっと、目が覚める。
心臓が早鐘みたいに鳴っていて、息が浅い。
なんだ、夢だったのか。
そう思って安堵した、その次の瞬間だった。
見知らぬ天井。
知らない匂い。
やけにすっきりしている自分の体。
「……は?」
起き上がると、部屋の机の上に、ぽつんと紙が置いてあるのが目に入る。
嫌な予感がして、ゆっくりと手を伸ばした。
――遊征へ
もし昨日のことを覚えとるんやったら忘れてください。
お金置いとくけど足りんかったらまた連絡してな。
横に、一万円札。
くしゃり、と紙を握りつぶす音が、妙に大きく響いた。
「……夢じゃ、ねぇじゃん」
喉がひりつく。
頭がずきりと痛む。完全に飲みすぎた後の痛みだ。
……そうだ。
俺、魁と飲んでた。
ネスも一緒で、三人で。
それで、俺が潰れて、魁に送ってもらって――。
その先を、思い出したくないのに、ちゃんと思い出せてしまうのが最悪だった。
「……俺、何してんだよ」
抱いた。
同期を。
しかも、そのままにした。
最低だ。
本当に、最低だ。
アラームが鳴る。
今日は3SKMでの仕事だ、そうだうだうだと悩んでいる場合ではないと体が勝手に動く。
まずは魁星に謝ろう。
なんて声をかけるか悩みながらまずはホテルから出る準備をした。
***
「3SKM様」と書かれた控室の前で、足が止まる。
いつもなら何も考えず開ける扉なのに、今日はやけに重い。
今さら気まずくなるとか、ほんと今さらすぎるだろ。
「きたみん? どした、入らんの?」
「……ッうわ!?」
肩を叩かれて思いっきり声が出る。
振り返るとネスがいた。
よかった、ネスか。
その安堵も一瞬で、控室の扉が開く。
「おはよ。君らそんなところでなにしとるん?」
「はよー。きたみんがさぁ、ずっと突っ立ってたから」
「そろそろスタッフさん呼びにくるんちゃう?ほら、早よ入り」
「……おう」
魁星は、いつも通りだった。
声も、態度も、距離感も。
昨日のことなんて、最初からなかったみたいに。
(……なんでだよ)
俺の下で、あんな顔してたくせに。
あんな声、出してたくせに。
何も思ってないのか?
俺だけが、勝手に引きずってんのか?
気づいたら、魁星の手首を掴んでいた。
「……なに? 遊征。痛いんやけど」
「今、ちょい話いい?」
空気を察したのか、ネスが「行ってきなよ」と背中を押す。
そのまま魁の手を引いて、人気のない個室に入った。
「昨日のことなんだけどさ。その魁、ごめん。俺、酔ってて……多分、いや、絶対お前のこと抱いた。なのに一人にして、ほんとごめん」
言いながら、自分の声が震えてるのがわかる。
「ッ……もうええよ。僕ら子供ちゃうし。お互い忘れよ。もう手、離して」
忘れられる言い方じゃない。
俯いたままの魁星の手が、微かに震えている。
顔が見たくて、顎に手をかけて無理やり向かせた。
潤んだ目。
逃げ場を探す視線。
かわいい、なんて思う。自分がこいつのことをどう思ってるかなんてとっくのとうに分かってしまっていた。
気付けば顔を近づけていた、が触れたのは唇じゃなく、手。
「だ、め……」
その声で、はっと我にかえる。
うるうると揺れる目とがっちりと目が合う。魁星は今にも消えてしまいそうな声で悲しそうな顔で顔を逸らす。
違う。
俺がしたいのは、こんなんじゃない。
「…俺魁のことが、魁星のこと好きだ」
気づいたら、口が先に動いてた。
「責任とるとかじゃねぇ。気持ちよかったからでもねぇ。……俺と付き合ってください。 」
「……え」
言ってから、心臓がうるさくなる。
逃げたくなるけど、目を逸らさない。
そっと、手を握る。
さっきみたいに乱暴じゃなく、ちゃんと。
「魁星。俺じゃダメ?」
耳元で囁いた、するとさっきとは違って戸惑ってるように見える魁星が目に映る。
俺の告白で悩んでくれてんだと嬉しくなる。こんな可愛い顔している魁が俺のことを好きじゃないはずがないと、勝手な確信をする。その瞬間。
肩を強く押されて、距離ができた。すると俺の腕からするりとぬけていった。
「ちょ、魁……!」
何も言わずに、魁星は出ていく。
誰もいない部屋に、俺の声だけが残った。