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miComet二次創作
「おはよー!」
クラスの人気者の君の声がクラス中に響き渡る。
「おは…」
『おはよぉ!』
〈人気者だもんな、〉
周りの声に私の声が掻き消される。
「すいちゃん、おはよ」
「…ん」
話しかけに行っては何時も、素っ気ない返事が返ってくる。
ガララッ
「すまん、先生緊急会議入ったから自習しててくれ!」
「えーせんせーなにそれ〜wもしかしてズル休み?w」
「ちげーよ!まあとにかく自習しとけ!」
私は1人、教室の隅で絵を描いていた。
ふと、君の笑い声が聞こえ、そちらに目を向ける。
「あははっww」
「えなにそれおもしろ!!ww」
〈…私にはあんな顔、見せてくれないのにな、〉
「…何書いてんの?」
「…へ!?」
急に君が近くに来た。
「これ、もしかしてすいちゃん?」
「え、えーっと…」
君を描いていたことが本人にバレて顔が熱くなった気がする。
「ね、みこち」
「ふぁっ!?」
君の小声にびっくりして顔がもっと熱くなる。
「な、なにぃ?」
「ふふっかわいい、」
可愛いと言われて、もっともっと顔が熱くなった気がした。
「ねぇ、他の教室行かね?」
「えっいーけど、」
「じゃ、決まりね!来て!」
「えっちょっ!」
「あいた…」
君に手を引っ張られて足を捻ってしまう。
「あっごめん、大丈夫…?」
「だ、大丈夫…」
「…」
「はっ!?」
これは何をされているんだ、数秒たってやっとわかった。お姫様抱っこだ。心臓がバクバクして頭がぼーっとする…。
「着いたよ」
「うん…」
「えっここって…」
「4階の無人教室。」
「ここでナニする…」
「…!?」
「にひっ」
私の唇に君の唇が触れた。
「な、なにしてんの!?」
「いや、みこちが可愛すぎて?ノリで来ちゃった…」
「なにそれ…//」
「ねぇ、もっかいしてもいい?」
「え、えぇっ」
「嫌そうな顔ではないねっ」
もう一度、君の唇が私の唇に触れる。
「…短いよ、もっとして?」
私はもう君に釘付けになっていた。
でも、これで君も、私に釘付けになったでしょ!
〜𝗲𝗻𝗱〜
コメント
2件
やばいありがとうございます