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【あてんしょーん】
・nmmn
・BL、R表現を含む二次創作
・地雷さん回れ右
rtwn
学パロ
まじで短い
予定とは違いますが書きたくなってしまったので…
ここから伏字なし
いってらっしゃい👋
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🍱🦖side
🍱🦖 : やっっっば……
やらかした。体育がだるくなる肌寒いこの季節にジャージを家に忘れてきてしまった。
🥷🔫 : どしたん?
🍱🦖 : ジャージ家に忘れちゃったよぉ…泣
🐝🤣 : え!?めっちゃ寒いやん…
💡: 貸してあげたいけどオレ2着持ってないんだよね
🍱🦖 : 持ってないんかい!
🍱🦖 : 3年の教室行ってくる…
🐝🤣 : 頼れるのそこしかないもんな
マナの言う通り、一年生には知り合いが居ないし先輩として迷惑はかけられない。
なので今回は後輩という立場を利用し、先輩にめいっぱい甘えに行く。
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🍱🦖 : リト〜…?
来たのは恋人である宇佐美リトが居るクラス。来る途中に彼ジャージを思い付いてしまって今ここ。
🌩️🦒 : 俺ならここだけど…ウェンどした?
🍱🦖 : あのさ!ジャージ貸してくんない…?洗って返すから!
🌩️🦒 : 全然いいけど…別に洗わなくてもいいぞ?面倒臭いだろうし
🍱🦖 : いいの?んじゃ、どっちもお言葉に甘えてー♪
そう言ってジャージを受け取る。
🍱🦖 : リトありがと〜!!ほんと助かった!
🌩️🦒 : おー、助けになったんならよかったわ。
その言葉を最後に僕はマナたちが待っているところへ急いだ。
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🌩️🦒side
🤝 : ウェンくんがなんだってー?
🌩️🦒 : ジャージ忘れたから貸してほしかったんだと。
🐙🌟 : え、いいじゃないですかそれ
🐙🌟 : 所謂”彼ジャージ”ってやつじゃないですか?
🌩️🦒 : なんそれ?
🐙🌟 : 恋人のジャージとかを借りることですよ。彼シャツとか知りません?
🌩️🦒 : 聞いたことはある。
言った通り聞いたことはあるだけでジャージにまで文化があるとは知らなかった。
そこからチャイムがなって授業開始。ここはもう予習しているから聞かなくてもいい(と、個人的に思っている)ので考えごとや落書きをして過ごす。
たしか俺とウェンには10cmほど差があったはず。
ふとそう思い窓の外を見てみると、案の定友達と笑い合いながら整列しているウェンの姿。
もちろん俺のぶかぶかジャージを着ている。
あいつには口元に手をやって笑う癖があるけどあれを着てその仕草をすると指だけがちょこんと出ている感じでとても可愛い。だらん、と垂らしている片方の手なんて隠れているし。
🌩️🦒 : 可愛すぎだろ…(小声)
センセイ : さみ…宇佐美!
🌩️🦒 : !?
センセイ : ここの問題!出席番号でお前当ててるんだけど!
🌩️🦒 : あ、すんません。
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🍱🦖 side
身長が近いテツ先輩とかロウきゅん先輩とかから借りてもよかったところを、わざわざ恋人にまで借りに行って好奇心から始めた彼ジャージ。
思ったより恥ずかしい。
僕は笑う時に口元に手を当てる癖があるのだけれど、今だけはその癖を恨む。
ジャージの袖口が顔に近づくことでリトが近くに居るんじゃないか、というような錯覚に陥る。
その度に空き教室でキスをしたことや一緒に帰った帰り道を思い出してしまって顔が熱くなる。
🍱🦖: 借りなきゃよかった…
そう僕が反省をしているとどこからか視線が。ぼくは視力がいいからすぐ見つかるだろう、と思っていると恋人のクラスからだということが分かり、そのまま窓際の席に座っている恋人と目が合う。
恥ずかしさを誤魔化すように手を小さく振って授業に戻る。
今日はマラソンだからマナたちと一緒に走ろっと。
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🌩️🦒 side
放課後。ウェンに呼び出された教室で一人スマホをいじる。
🍱🦖 : あ、リト!
🍱🦖 : 遅くなってごめんね、
🌩️🦒 : いや、俺も今来たとこだから。
これほんと。HRが長引いてしまい、教室からなかなか出られなかった。
🍱🦖 : これ、ジャージありがと!
🌩️🦒 : 全然いいよ。これからもまた頼って。
🍱🦖 : あ…うん!
🌩️🦒 : …?
なんか間があった気が。
🌩️🦒 : お前なんかあった?
🍱🦖 : いやー?なにもないけど
🌩️🦒 : じゃあなんで間があったんだよ
🍱🦖 : えぇ!?えっと……
🍱🦖 : …リトのこと考えちゃってなかなか授業に集中出来なかったからジャージとか借りるのはやめようかなぁって…
そう言ってちら、とこちらの様子を伺うウェン。可愛すぎる。
本当は手を出してしまいたいが俺の中で決めたことがあるので手を出せない。
🍱🦖 : …ん、んぅ、
Yesの返事の代わりに軽い方のキスを返す。
🍱🦖 : ん……なんでキスで返すの、!?
🌩️🦒 : え〜?気分。
🍱🦖 : 深い方がよかった!!
🌩️🦒 : あのなぁ…俺言ったよな。お前が成人するまでは手ェ出さないって。
🌩️🦒 : 今深い方のキスするのは誕生日とかそういう記念日だけ。あとはお前が高校卒業したあとな。
🍱🦖 : そういうリトだって卒業してないくせに…
🌩️🦒 : 俺はあと1ヶ月ちょいで卒業なんだって
🍱🦖 : うわぁ…年上ムーブだ
🌩️🦒 : なにがだよ
そんな馬鹿な会話をしながら幸せだな、と思う。
あと1ヶ月ちょいで卒業ということは、ウェンと毎日会えるのもその期間だけってこと。
そう思うと少し寂しく感じられる。
それを埋めるようにウェンに抱きつく。
🌩️🦒 : …大丈夫。最後の一年なんてあっという間だって。
🍱🦖 : 毎日会えなくなるのは辛いよ…
🌩️🦒 : それは俺もだって 笑
🍱🦖 : 毎日連絡してよ?
🌩️🦒 : 分かってる
🍱🦖 : 好きって連絡も週一でちょうだいね?
🌩️🦒 : 何回言うんだよそれ
🍱🦖 : それで…僕が18になったら絶対抱いてね
🌩️🦒 : 分かっ……はぁ!?
🍱🦖 : んふ、混ぜちゃった♪
🍱🦖 : …で、どうなの?
🌩️🦒 : …考えとく、
🍱🦖 : 前向きな答えへの熟考、よろしくお願いしまーす♡
🌩️🦒 : はいはい、
🍱🦖 : んじゃ、帰ろ!
そう言って天使のような笑顔を見せる彼には一生敵わないのだろうな、と思いつつ、答えは決まっているのに「考えとく」という曖昧な返事を返したことを少し後悔しながら、2人で手を繋いで帰る。
お前が18になったら嫌って言っても止まらないぐらい抱いてやるからな。
𝑭𝒊𝒏.
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深夜投稿失礼致します🙇♀️
少し学校のことが忙しくなりまして、部活等の制作、定期テストが近づいているということで残りの6作品はまた日を改めて一週間毎日投稿として皆様に見て頂こうと思っております。(今週中に開始予定)
残りはもう暫く待ってくださると幸いです。
ではまた次の作品で会いましょう!
ここまで読んで頂きありがとうございました🙏