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ランランランッ♪ランランランッ♪てんてれててんてててんてん♪ランランランッ♪ランランランッ♪
ネロ「おじいさぁん!」
おじいさん「牛乳運びに行くぞ」
金物屋「はよ行け!パトラッシュ」
パトラッシュ「痛いよぉ!ご主人…」
金物屋「犬が喋んな気持ち悪い」
ネロと目が合う
パトラッシュ「そこの少年!俺を助けておくれぇ」
ネロ「犬が喋っとる怖っ」
パトラッシュ「そんな事いわんといてや…」
金物屋「はよ行け!パトラッシュ」
パトラッシュ「何でもするから助けてぇ」
ネロ「今なんでもって?」
ネロ「金物屋!パトラッシュ欲しい」
金物屋「※3フランで売ってやるよ」
※3000円くらいかな?(ネロの一日の給料35円くらい)
ネロ「やっぱいらない」
パトラッシュ「そんなぁ…」
金物屋「分割払いも可能だぞ?」
ネロ「そりゃ良い!買うよ!」
金物屋「毎度あり!(利息を倍にしてやる…)」
おじいさん「何だ?この犬は」
ネロ「パトラッシュだよ!」
おじいさん「そうか…」
ネロ「こいつに牛乳運びをさせるんだ!」
パトラッシュ「え?」
おじいさん「そりゃ良いな」
パトラッシュ「聞いてないんですけど…」
ネロ「ん?何でもするって言ってたじゃん」
パトラッシュ「あ…はい。」
ネロ「今は牛乳4缶だけど、後に1缶になるから大丈夫だって!」コソコソ
パトラッシュ「マジっすか」
おじいさん「何か言ったかい?」
ネロ「ううん。そんな事よりご飯食べよう!」
ネロ「おじいさぁん!」
おじいさん「ワシはもう駄目じゃ…」
ネロ「そんなこと言わないで!」
おじいさん「おぉ、パトラッシュ。また薬を持ってきてくれたのかい?」
ネロ「薬?」
おじいさん「そうじゃ。最近パトラッシュが持ってきてくれるんじゃ」
パトラッシュ「おじいさんに治ってもらいたいからね」
ネロ「いつから体調が悪化したの?」
おじいさん「パトラッシュの持ってきた薬を飲んでからじゃなぁ」
ネロ「!?」
ネロ「パトラッシュ!その薬を見せるんだ!」
パトラッシュ「何だい?ご主人!疑ってるの?」
ネロ「それがホントに薬か確認したいんだ!」
パトラッシュ「これを確認するという事は友情を失うぞ!」
ネロ「見せられないのか?」
おじいさん「う…、う、あ。」バタリ!
ネロ「おじいさぁぁん!」
ネロ「う…、…う……」
パトラッシュ「(計画通り)」
ネロ「パトラッシュ〜」
数日後
ネロ「隣に誰か引っ越してきたなぁ」
隣人「お前の仕事取っちゃったゴメン!」
ネロ「は?」
隣人「これお詫びの野菜です!」
ネロ「ちょ…」
パトラッシュ「これで運ぶ缶が一つになりましたねぇ」
ネロ「生活費が…」
その日の夜
カンカンカンカンッ!火事だぁ!風車燃えとる〜!
ネロ「え?火事!見に行こう!」
ネロ「うわぁ燃えてる〜」
日を消したあと
旦那「誰が私の風車を燃やしたんだぁ」
ハンス「ネロですよきっと」
旦那「ネロ!お前が犯人か!」
ネロ「は?」
ネロ「え?違っ…ちょ…」
旦那「どういうつもりだ?」
ネロ「知らないですよぉ」
ハンス「では風車の監視カメラ見てみましょ」
パトラッシュが松明を持って風車に行く様子
ネロ「………」
旦那「………」
ハンス「……」
パトラッシュ「くぅぅぅん?」
ネロ「お前…まじ、ふざけんな」
旦那「この犬は誰の犬だ?」
ネロ「そこらへんの犬じゃないですかね?」
パトラッシュ「ネロの犬です」
ネロ「お…おまぇ(# ゚Д゚)」
旦那「きさまぁネロ〜」
ネロ「え…………まじ?」
旦那「賠償額※60フランだ!」
※60000円くらい
ネロ「…人生おわった…」
現在のネロの借金。63フラン(63000円)
帰り道
パトラッシュ「いやぁ、災難でしたねぇ」
ネロ「………」
ドンッ!ドンッ!ドンッ!(3回蹴る音)
パトラッシュ「ちょ…痛っ…やめ…」
ネロ「………」
ネロ「…売却するわお前」
パトラッシュ「え?…何故!?」
ネロ「何故ってお前…」
パトラッシュ「くううぅん?」
ネロ「はぁ…だって金ねぇよ」
パトラッシュ「街で絵のコンクールあるらしいよ」「賞金100フラン(100000円)」
ネロ「ちょ…お前!ナイス!」
「絵描くの得意なのよ」
パトラッシュ「本当ですか?」
ネロ「100フランあれば、支払い終わっても37フランくらい余るなぁ!」
パトラッシュ「締切りは明日なんで、今から描きましょう!」
ネロ「そうだな!ん?」
ネロ「明日?」
パトラッシュ「うん」
ネロ「………、」
「はよ言えやッ!」
パトラッシュ「くううぅん」
ネロ「くううぅん止めろ!気持ち悪い」
絵を描いた。
優勝した。
ネロ「やったぜ!」
パトラッシュ「やったなぁ!」