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月森神社__
『はぁ、嫌な予感はしてたけど、真逆あいつとはね…』
少女は記憶を思い出すように、二冊の日記帳を取り出した
一頁目をめくる
6月4日
よく解らない”もの”に誘拐?された
そいつは獣の耳が生えていた
頁は飛び飛びになっている
10月7日
”百鬼夜行”があるらしい
こいつ等は妖怪だ
ここから逃げ出すのは難しい
1月23日
私に異能力が出現した
これを使って逃げようと思う
兄へ
私はもう、”太宰”ではありません。
”月守”として生きます。いや生きなければなりません。
もし、万が一にでもこの手紙が届いたのならば、
”__”神社へ来てください。
きっとそこにいます。
それでは生きていたらまた会いましょう。
頁はそこで終わっている
神社の名前は破れていて判らない
『結局、お兄もこの日記見てないみたいだし。』
そう云い、二冊目をめくった