テラーノベル
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夏の日差しが降り注ぐ、まぶしい海辺。
「うわ、めっちゃ人いるじゃん」
葛葉が、サングラス越しに目を細めながらつぶやく。
葛葉は日差しが苦手なようで、パラソルの下で私と二人、砂浜に座っていた。
「葛葉海入らないの?」
私が聞くと、葛葉は「んー、いいや。日差しやべぇし。〇〇もここにいろよ」と言って、私の隣で、波の音を聞きながらぼんやりと海を眺めていた。
すると、私たちとは少し離れた場所で、水遊びをしていたローレンに、数人の派手な女子グループが話しかけているのが見えた。しばらくすると、ローレンは少し不機嫌そうに、私たちの元へ戻ってきた。
「なんかめっちゃ話しかけられたんだけど!?日本語通じなかったんだケド!?」
ローレンはそう言って、私が飲んでいたペットボトルのジュースをぐいっと一口飲む。
「ちょっとそれ私のなんですケド…」
私が言うと、ローレンは「いいじゃん別に」と笑って、残りのジュースを飲み干した。ローレンの口元から滴るジュースを見て、私は「あー!全部飲んだ!!」と怒った。
その時、不破湊とイブラヒムが、焼きそばを買いに行ったまま、なかなか戻ってこないことに気づいた。
不破くんは「俺お腹空いたからちょっと買いに行ってくるわ!」と、張り切ってくれたのに。
心配になってあたりを見渡すと、少し離れたところで、ナンパしている女性グループに囲まれている二人を見つけた。
女性はイブラヒムに話しかけているようだが、イブラヒムはスマホをいじりながらガン無視している。一方、不破湊は愛想よく相手はしているものの、明らかに興味がなさそうな様子だった。
不破くんとイブラヒムは私に気づくと、パッと顔を輝かせる。特に不破湊は、女性たちを押し退けるようにして、私の元へ駆け寄ってきた。
「〇〇ちゃん!探してたで!」
不破湊は私の肩を抱き寄せると、女性たちに向かって笑顔で言った。
「ごめんな、この子俺の彼女。探してたんよ〜」
その一言に、女性たちは気まずそうに去っていった。不破くんは「やっと解放された」と安堵の息を漏らす。
「〇〇ごめんなー!」
そう言って不破くんは「焼きそば!」と元気よく焼きそばをだしてきた。
そこでイブラヒムが「みんなで食お」と葛葉とローレンがいる所に向かった。
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まじで結末とか考えてない。
だれとくっつけよ。なんならくっつけないのもありだよな。
あ!最近よくフォローとかいいねとかホントにありがとうございます‼️
だいちゅきです♡♡
コメント
2件
もう、ただ単に好きです💕