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オークス「もう出てきていいぞー!」
ドゥーランとルティは馬を置いたまま、片手に狼を持ったオークスに近寄る。
ドゥーラン「その狼がリーダーだからルティに狩らせよう」
オークス「はいよ。じゃあいくぞ」
ルティ「ん?」
ドゥーラン「あの狼がルティの相手だ」
ルティ「はい!」
オークスは狼をルティの近くに投げ、ルティはナイフを構える。
ルティ(狼が立ち上がる前にナイフで)
狼はすぐにルティの方を見て立ち上がる。
ルティ(いや、行ってたら噛まれたかもしれない)
ルティ(どう動いて来るの?ナイフは本当に通るの?)
ルティは目を見開いて狼の次の動きを慎重に見る。
ルティ(下がっちゃダメだ、予測とずれる)
狼は1度オークスの方を見て、次にルティを見て襲おうと突進してくる。
そのまま飛び込んで来たところを下から蹴り上げる。
ルティ「あっ、え?」
ルティは咄嗟に蹴り上げたことに驚き、すぐに蹲りながら着地した狼の首をナイフで刺す。
オークスは小走りでルティに近寄り、ドゥーランは歩いて近寄る。
オークス「凄いな!ルティ」
ドゥーラン「良かった、狼は初めてだったもんな?ルティ」
ルティ「あ、ありがとうございます」
オークス「ナイフだったんなら先に剣を渡したら良かったな」
オークス「あの蹴り上げ余裕があったように見えたんだが意識してなかったろ」
ドゥーラン「あぁ、技術が身に付いてる」
ドゥーランはルティの頭を撫で、ルティはドゥーランの体から高い魔力から徐々に収まるのを感じる。
ルティ(助けようとしてくれてた。私が失敗した時のために魔法を構えてた)
ルティ(凄いな…私はそんなに速く対応できない)
オークス「ルティは動物を解体できるのか?」
ルティ「あー、はい。できますよ」
オークス「じゃあ教えなくても大丈夫か」
オークス「その、ルティの兄は凄い育て方をするんだな」
オークス「ティスだよな?兄の名前は」
ルティ「はい」
ドゥーラン「そうだ。ティスさんはルティに家事や技術を教えていたが、ちょっと荒かったな」
ドゥーラン「次は魔法を教えたいんだ」
ドゥーラン「いいかな?」
オークス「おお。それだったら今度俺が教えてやるよ」
コメント
1件
第3話読んだよ〜!🐺✨ ルティが狼と初対峙するシーン、めっちゃドキドキした!自分でも驚くくらい咄嗟に蹴り上げちゃうところとか、まだ戦いに慣れてない感じがリアルで良きでした👏💕 それとドゥーランが魔法を構えてルティを守ろうとしてたシーン、胸熱すぎん??「私のために力抑えてくれてたんだ」って気づくところ、エモすぎて泣く😭✨ オークスもいいキャラしてるし、3人の関係性がじわじわ見えてきて次の話が待ち遠しい!海さんの筆致、めっちゃ好きです🌸