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るりちと合作~.ᐟ .ᐟ
青桃.ᐟ .ᐟ
ぼくは前編.ᐟ .ᐟ
後編はるりちのとこへ.ᐟ .ᐟ
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朝の教室。
桃が席に着くより先に、青がいつものように隣へやってくる。
青「桃くん、おはよ」
桃「……ん。おはよ」
青は桃の机に手をついて、顔を覗き込む。
青「今日、ちゃんと寝た?」
桃「寝た」
青「何時?」
桃「……知らん」
青「また遅かった?」
桃「うるせぇな」
青「だって心配なんだもん」
桃「はいはい」
桃は面倒そうに返しながらも、青の制服の袖を軽く掴んだ。
桃「……今日も帰るだろ?」
青「もちろん」
桃「絶対?」
青「絶対」
桃「ならいい」
それだけで、桃の表情が少し緩む。
青も嬉しそうに笑った。
この二人は、いつも一緒だった。
休み時間も。
昼休みも。
放課後も。
どちらかが別の誰かと話していると、もう片方が必ず近くにいる。
周りからは、
「また一緒にいる」
「ほんと仲良いよな」
なんて言われる。
二人とも、その言葉を否定したことはない。
むしろ――
それが当たり前だった。
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モブ「桃ー! 昼飯食おうぜ」
桃「ん?」
青「……」
桃「青も行くだろ?」
青「うん」
桃「じゃ、行こ」
青「……桃くん」
桃「ん?」
青「僕の隣」
桃「分かってるって」
桃が青の隣に座る。
それだけで、青は満足そうに笑った。
モブ「お前らほんと仲良いな」
桃「まあな」
青「うん」
モブ「付き合ってんのかと思うわ」
「……」
一瞬。
二人とも黙った。
桃「……は?」
青「ふふっ」
桃「笑うなよ」
青「だって桃くん、顔赤い」
桃「赤くねぇよ」
そう言いながら、桃は青の肩を軽く叩く。
そのやり取りを見て、周りが笑った。
いつものこと。
いつもの光景。
けれど――
青は笑いながら、桃の手首をそっと掴んだ。
誰にも見えないように。
桃も振りほどかなかった。
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放課後。
クラスメイト「じゃあな、桃!」
桃「おう、また明日」
友達と別れた桃が振り返る。
そこには、青がいた。
桃「待った?」
青「別に」
青「帰ろ」
桃「ん」
二人で歩き出す。
しばらくして、桃が口を開いた。
桃「なあ」
青「ん?」
桃「明日さ」
青「うん」
桃「俺、ちょっと用事ある」
青の足が止まった。
青「……誰と?」
桃「友達」
青「僕じゃない?」
桃「違う」
青「そっか」
青は笑った。
でも、桃はすぐに気づいた。
桃「……お前、またそれ?」
青「何が?」
桃「その顔」
青「どんな顔?」
桃「寂しそうな顔」
青は黙った。
桃も立ち止まる。
桃「……明日だけだから」
青「……」
桃「明後日は一緒に帰る」
青「ほんと?」
桃「ああ」
青「約束?」
桃「約束」
青はようやく笑った。
青「じゃあ、いい」
桃「……ほんと面倒くさいな、お前」
青「桃くんがいなくなるほうが嫌だもん」
桃「大げさ」
青「大げさじゃないよ」
青は笑っていた。
けれど、その目は笑っていなかった。
青「桃くんがいないと、僕、何していいか分かんない」
桃「……青」
青「朝起きても、学校行っても、帰っても」
青「桃くんがいないと、全部つまんない」
桃は黙った。
そして。
青の袖を掴む。
桃「……俺も」
青「え?」
桃「俺も、お前いないと落ち着かない」
青の目が見開かれる。
青「……ほんと?」
桃「嘘ついてどうすんだよ」
青「そっか」
青は嬉しそうに笑った。
桃も笑った。
二人とも、自分たちの関係がおかしいことなんて考えなかった。
考える必要すらなかった。
だって。
青には桃が必要で。
桃にも青が必要だったから。
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その夜。
桃のスマホが震える。
青『起きてる?』
桃『起きてる』
青『よかった』
桃『なんだよ』
青『声聞きたい』
桃『電話する?』
青『する』
すぐに着信が来る。
桃「もしもし」
青「桃くん?」
桃「ん」
青「……いる」
桃「いるよ」
青「よかった」
桃「何だよ、それ」
青「今日、帰ってからずっと寂しかった」
桃「数時間しか経ってねぇだろ」
青「それでも」
桃「……俺も」
青「え?」
桃「なんでもない」
少しの沈黙。
それでも、二人は電話を切らない。
話すことがなくなっても。
ただ繋がっているだけで安心できる。
青「桃くん」
桃「ん?」
青「明日、絶対帰ったら連絡してね」
桃「分かった」
青「約束」
桃「約束」
青「……大好き」
桃「……俺も」
電話が切れる。
桃はスマホを胸元に置いた。
青がいないと落ち着かない。
青の声が聞こえないと、不安になる。
自分でも少し変だと思う。
でも。
それ以上に――
青に必要とされることが、嬉しかった。
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翌日。
桃は友達との用事を終えて、帰宅した。
スマホを見る。
通知が十件。
全部、青からだった。
青『まだ?』
青『終わった?』
青『桃くん』
青『今どこ?』
青『帰った?』
青『お願い、連絡して』
桃「……」
少しだけ困った顔をする。
そして、返信した。
桃『今帰った』
既読はすぐについた。
青『よかった』
青『ずっと待ってた』
桃『ごめん』
青『ううん』
青『桃くんが帰ってきてくれたからいい』
桃は画面を見つめる。
そして、ゆっくり文字を打った。
桃『明日はずっと一緒にいるから』
青『ほんと?』
桃『ほんと』
青『じゃあ大丈夫』
その瞬間。
桃の胸に、妙な安心感が広がった。
――自分が青を安心させられる。
そのことが、嬉しかった。
そして青もまた。
桃が自分を必要としてくれることを、何より嬉しいと思っていた。
だから二人は知らなかった。
「好き」だけでは足りなくなっていることを。
「一緒にいたい」だけではなく、
「相手がいないと何もできない」になり始めていることを。
そして――
その関係が崩れ始めたとき。
二人のどちらが先に壊れるのか。
まだ、誰も知らない。
コメント
2件
お 〜 っ .ᐟ .ᐟ が ち で こ の 後 出 す の 自 信 な い け ど が ん ば る
うわあ、めちゃくちゃ刺さりました……。青の「桃くんがいないと、何していいか分かんない」って台詞、依存と愛情の境界線が曖昧でゾクゾクしたし、桃も素直に「俺も」って認めるところがもう、完全に二人でひとつになってる。最後の「好きでは足りなくなっている」って一文が不穏で、続きが気になりすぎます。二人の息遣いまで聞こえるような会話、すごく好みです。
ぅゆ@桃受け以外大地雷
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白羽瑠璃 @らいぱれ 💕🧁✨️
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