テラーノベル
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675
#オリジナルキャラ
彩
34
#『西阿より。〜王権の終焉。』
#グロテスク表現あり
6話 辿り着く先が地獄でも赦して挙げる
蒼side
「…ツバサ?もう…寝た?」
ぎこちなく布団に入ったツバサの背中に話しかける。
が、反応はない。
今布団に入ったばかりで起きている事は明らかだ。
「僕、ツバサが好き。」
ぴくりと反応する背中を見て言葉を続ける
「幼稚園の頃のこと、覚えてる?僕がいつもからかわれてて、それをいつもツバサが守ってくれてた。」
このままツバサを失いたくない。
いつまでも友達の関係を続けるわけにもいかない。
そのためには、少しの強引さが必要かも知れない。
「その頃から、ツバサが好きなんだ。だから…その…さっきは、ごめん。」
※
ツバサが起き上がりこちらを見る。目には涙を浮かべてる。
「蒼、ありがとう。でも、その…悪いのは僕で、だから謝らないでくれ」
豆電球の薄明かりの中、暗い声でツバサはそう言った。
「なんで?ツバサは悪くないよ。僕がツバサが嫌がることしちゃったから…」
それでもツバサは僕が悪いと言わんばかりに首を横に振る
「ツバサ…ツバサは僕のことどう思ってるの?」
ツバサの顔を覗き込む
「…どうって?」
「友達?親友?それとも恋愛としてみてくれてる?」
「……」
視線を逸らしていたツバサとようやく視線が合う
ツバサが僕の髪に触れ、少し驚いたほんの数秒後、唇に温もりを感じた。
ワンテンポ遅れてそれがキスだと気づいた。
なんだ。ツバサ、ちゃんと僕のこと好きじゃん。
気付けば涙が溢れていた。
ツバサside(※)
(今好きって言った!?)
思わず起き上がり蒼を見る。嬉しくて泣きそうだった。
「蒼、ありがとう。でも、その…悪いのは僕で、だから謝らないでくれ」
いつも蒼を汚すことばかり考えてしまい、現実の蒼を直視出来なかったのは、僕が悪い。
でも、それを上手く説明できない。
「なんで?ツバサは悪くないよ。僕がツバサが嫌がることしちゃったから…」
それだけは違う。
首を横に振るのが精一杯だった。
「ツバサ…ツバサは僕のことどう思ってるの?」
豆電球の薄明かりの中
視線が会うように蒼が僕のことを覗き見つめる
僕は怖くて直ぐに視線を逸らした
「…どうって?」
内心正気じゃ居られなくなりそうだった
「友達?親友?それとも恋愛としてみてくれてる?」
(みてくれてる?)
確かにそう言った。
さっき蒼が言う好きは友達や親友としての好きではなかったと確信するには十分だった。
覚悟を決め、蒼の顔を見ると真っ直ぐに心配そうにこちらを見ていた。
僕が伸ばした方が似合うと言った髪ももう肩より下になっているんだな。
可愛い。愛おしい。もう蒼以外何も要らない。
喩え蒼が僕のことを狂わせて居たとしても。
そう心に誓い
静かに唇にキスを堕とした。
コメント
1件
超エモかった…!!😭💕 ツバサ視点で「蒼以外何も要らない」って決意するところ、もう最高すぎて心臓ギュッてなったよ…! しかもキスまで持ってくとかズルすぎるでしょ蒼くん…!! この2人、ほんとにお互い想い合ってるんだなって感じられて泣けた✨ 続きが気になりすぎる〜!!次の話も楽しみにしてるね🌸