私がバレーをやらなくなったのは中学3年生の頃。
元々、宮城産まれじゃなかった私は、高校になって宮城に引っ越してきた。
因みに中学までは大阪に住んでいた為、関西弁はまぁまぁ喋れる。
私は完璧な関西弁じゃなくて三重弁だったから…。(完全に作者の住んでる県持ってきてる)
部活は勿論女子バレー部だった。
〜回想シーン〜
モブ花「慧、今日の練習、5時からやで!」
『うん!なるべく早く着くようにせんとな!』
モブ花「なんやそれᴡᴡᴡ」
あの頃は凄く楽しくて、毎日が幸せだった。
…いつからだろう。
大好きなモブ花たちとの関係がギクシャクしてきたのは。
『(相手の得点に入った…、私のミスのせいだ…。)』
『みんな、ごめん!』
モブ美「なんやそれ、謝る気あんの?」
『え…?』
モブ花「ちょっと待ちぃ!こんなとこで喧嘩したらあかんで!それに今は試合中や!尚更あかんわ!」
モブ美「はぁ!?そんなんこのど阿呆に言ってや!」
『ごめんね…。』
モブ美「!!やから!そんなんじゃ謝っとるって言わんねん!もっと頭下げんかい!」
相手チーム「なんやあれ…、内輪揉めやん…」
相手チーム「ていうかさ、今謝っとる子、普通に上手いしさ、今キレとる子の嫉妬ちゃうん?」
相手チーム「そうにしか見えんわ。あの子もちゃんと謝っとるもんな」
モブ美「ッッ〜!!!」
パシンッ!
『いっ…!』
モブ花「なっ!?モブ美!いくら腹立ったからって慧のこと叩かんでもええやん!」
『モブ花、もうええよ。』
『モブ美、ホントにすみませんでした。』
モブ花「慧!?アンタも一々モブ美に頭下げんでええやん!」
───アンタはホンマにそれでええんか?
『うん…。元々私が悪いんや…。』
モブ花「ッッ…。あっそ…。」
『(ごめんね…。)』
もし、またあんなミスをしてしまったら。
もし、トスを上げても誰も居なかったら。
もし、仲間に拒絶されたら。
もし、自分のせいでチームが崩れたら。
考えれば考える程恐ろしいそれは、私の心を傷めつけた。
あぁ…、それからだ。
それから私はバレーが出来なくなった。
いや、ただしなかっただけかも知れない。
なら、宮城に引っ越したのも、ただ、重い空気から。
裏切ってしまったから、怖気づいて逃げたんじゃないか。
なんだ。私って最低じゃん。
第二章
過去から逃げる。
コメント
2件
ひぇー理不尽っ! やけど主人公ちゃんもきっと無意識に罪悪感を抱いとるんやねぇ(´・ω・`)