注意書き
・二次創作です。迷惑がかかる行為は❌
・同棲してる潔凛
・相変わらず短い
唇が切れちゃった話。
「⋯⋯っ」
「凛?」
お互いのオフが重なった日。特に何をするでもなく、一緒に朝ごはんを食べて、サッカーの試合を見て。そんな当たり前で幸せな時間。
凛が、小さく声をあげた。
「どしたの」
そう凛の顔を覗き込む。形の良い唇が、真紅に染まっている。ああ、切れちゃったのか。寒くて乾燥してるもんな。
痛かったのか、薄らと目に涙の膜が張ってあった。少し庇護欲が芽生えたが、凛は年下扱いされると怒るので、なにも言わずリップを持ってこようと立ち上がろうとしたとき。
襟元を掴まれて、引き寄せられる。柔らかな唇の感触がして、軽いリップ音。
「⋯⋯へっ」
俺にキスを落とした凛は、何事も無かったかのようにペロリと唇を舐めた。どうしようもない色気が充満していて、上目遣いで見せつけるように凛は舌を出す。
「えっろ⋯⋯」
そんな言葉が漏れるのは、仕方がないと言って欲しい。それほどまでに、凛は妖艶で魅惑的だった。
先程まで見ていたサッカー試合や、リップのことなど全てが飛んで、艶めかしい彼を自分のものにしたくて。今度は自分から唇を食む。
キスは、甘くて苦い血の味がした。
コメント
6件
潔凛~!!!潔の気持ちもわかるぜ…これだからりんりんはエッ((
わぁ!やっぱり主様の書く凛ちゃん右は最高だぁ!投稿ありがとうございます!