⚠︎選択肢ー③[2] 〜番外編〜
アメリカ視点
ロシアの呼吸が落ち着いていく音を聞きながら、 俺はその横顔をじっと見つめていた。
今は俺の腕の中にいて、
俺が触れれば震えて、
俺が声をかければ安心する。
たったそれだけのことで、 胸の奥に得体の知れない満足がじわりと広がる。
(……他の誰にも、こんな顔させたくない)
その考えが浮かんで、 消えなかった。
ロシアが弱いところを見せるのは、俺の前だけでいい。
頼るのも、縋るのも、呼ぶのも、全部俺でいい。
いや──俺じゃなきゃ嫌だ。
ロシアが手で俺の服を掴んだ瞬間、 その衝動はもっと濃くなる。
離したくない。
奪われたくない。
ロシアは目を閉じたまま、小さく呟く。
🇷🇺「……いなくなるなよ」
その一言で、決心みたいなものが固まった。
🇺🇸「俺はどこにも行かない。 お前が手を伸ばす限り……俺が全部受け止める」
ロシアの目が少しだけ開いて、俺を見た。
弱くて、壊れそうで、守りたくて、
……そして、ひどく欲しくなる。
(こんな顔、他の誰にも見せんな)
心の中でそう呟きながら、 俺はロシアの手を軽く握る。
🇺🇸「なぁ、ロシア。俺は、お前に頼られたい……だから、俺以外頼るな 」
返事はなかったけど、
ロシアは俺の胸の中に身体を寄せた。
これでいい。
この距離、この温度。
全部、俺のものにしたい。
もう誰にも渡す気はなかった。
捻くれアメさんの続きです
次回で最終回です!
ではまたー!
コメント
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くぁwせdrftgyふじこlp 訳:さてはお主神様かッッッ☆